大谷翔平の三冠王に太鼓判!サンデーモーニングスペシャル御意見番・張本勲さんの素顔とは…

サンデーモーニングにスペシャル御意見番の張本勲さん(84)が生出演し、ドジャース・大谷翔平(30)のノーステップ打法を大絶賛した。「ボールを探して打つのと、探しながら打つでは大違い」「止まりの中に動きがあって、動きの中に止まりがある」と、張本節炸裂のバッティング理論を語り「今シーズンは三冠王を狙える」と太鼓判を押した。
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繊細で気遣いの人、張本勲さん
テレビ画面を通して見ると、なんとも豪快な張本さんだが、実は繊細で気遣いの人。現役時代、試合で打てなかった日は球場から家までの45分間、車の中で泣きながら叫んだりした。
それでも気持ちは晴れず、寝床に入っても翌日対戦する投手が気になって、夜中に突然素振りを始めた。そんな夜が幾度も繰り返された。葛藤する自身の姿を見せまいと、奥様と幼い娘さんたちとは寝室を別にした。真夜中にバットを振る姿を見た娘さんが驚かないように、別の部屋で素振りを続けたのだ。
現役を引退し、サンデーモーニングの御意見番になってからも、その気遣いは変わらない。番組が始まる前の控室では、いつもゲストを楽しませ和ませている。
この日も、ゲストの元ロッテ監督・井口資仁さん(50)に「私も一応ロッテにいたんだよ、2年だけ」とおどけて見せたり、「ホークスのことは井口にたくさん話してもらおう。私は聞いているからね」と緊張をほぐしたりしている。
それでも本番直前、スタジオセットの裏、登場する入口に立った瞬間、張本さんの表情が一変する。生放送へ向け“ゾーン”に入るのだ。ゲストや唐橋ユミさん(50)と和気あいあいトークを続けていた張本さんが、誰の声にも耳を傾けず、入場口を見つめ集中する。まるで打席に入るかのような目をして。
番組キャスター・膳場貴子さん(50)の「続いてはスポーツです」の声で気合を入れ、入場する張本さん。そこからスイッチが入り、「喝」「あっぱれ」がスタジオに響き渡る。プロ野球通算3085安打と23年間のレギュラー出演、どちらの偉業も張本さんの繊細さと気遣い、そして何よりも、その集中力で成し遂げられたのだろう。