「最後は気持ちで勝った」最重量級は太田彪雅が3連覇【全日本選抜柔道体重別選手権】

■柔道 全日本選抜体重別選手権 第2日(6日、福岡国際センター)
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柔道の日本一決定戦、全日本選抜柔道体重別選手権の第2日が6日、福岡国際センターで行われた。男子の最重量級である100㎏超級では太田彪雅(27、旭化成)が優勝し、3連覇を果たした。今大会は6月にハンガリーのブダペストで行われる世界選手権の代表選考を兼ねており、男女各7階級8人ずつの選手で争われる。
ゴールデンスコア(延長戦)にもつれた1回戦で太田は、影浦心(29、日本中央競馬会)を背負投で技ありを奪い勝利。続く準決勝では同じ所属の先輩の王子谷剛志(32・旭化成)を横四方固で抑え込み一本で勝利をおさめた。
迎えた決勝も同じ所属の中村雄大(22、旭化成)と対戦。ゴールデンスコアに及ぶ10分の熱戦だったが、相手の中村が指導3つの反則で太田が試合を制し、この大会3連覇を果たした。
試合後には「今大会は次につながる大事な試合だったので何が何でも優勝するという気持ちで挑んだ」と話し、「中村と東海大学でいつも稽古をしていて、お互い技で投げあうこともなくよく組手で終わる。最後は気持ちで勝った」と振り返った。
世界選手権については「世界選手権に選ばれるかわからないが、選ばれたら全力で稽古に取り組んで準備していきたい」と述べた。
【優勝選手 一覧】
60kg級 近藤隼斗(パーク24)
66kg級 顕徳海利(天理大学3年)
73kg級 田中裕大(パーク24)
81kg級 老野祐平(旭化成)
90kg級 田嶋剛希(パーク24)
100kg級 新井道大(東海大学)
100kg超級 太田彪雅(旭化成)
48kg級 古賀若菜(JR東日本)
52kg級 阿部詩(パーク24)
57kg級 玉置桃(三井住友海上火災保険)
63kg級 谷岡成美(日本エースサポート)
70kg級 両者反則負けで優勝者なし(田中志歩、寺田宇多菜)
78kg級 泉真生(コマツ)
78kg超級 髙橋瑠璃(SBC湘南美容クリニック)