「ダイヤマーク」の先には横断歩道 “魔の7歳”子どもの交通事故に注意【ひるおび】

4月6日から春の交通安全運動が始まりました。
多くの小学校で入学式や始業式を迎える中、子どもの交通事故に注意が必要です。
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死傷者数最多 “魔の7歳”
警視庁が発表している「年齢別歩行中の交通事故の死傷者数」(2020年~5年間)を見ると、「7歳」が最も多く3436人となっています。
「7歳」が最多であることから“魔の7歳”とも呼ばれています。
さらに歩行者児童の月別交通事故死亡重傷者も、新学期である4月から6月にかけ増加傾向が見られます。
JAF交通環境部の西野真太さんはー
「小学校になると、集団登校であったり、場所によって1人で歩いて帰ったり(通学方法が)変わってくるので多いのでは」
と話しています。
コメンテーター 渡辺満里奈:
幼稚園までは親御さんと一緒に手を繋いだり注意されたりして過ごしていたのが、急に1人で親の手を離れて登校しなきゃいけないという時なので、やっぱり多くなってしまうのかなって。1年生の年齢ですもんね。
また、子どもの視野は大人よりも狭く、大人には見えている信号や車などが、子どもには見えていない可能性があります。
大人の視野は左右150度あるのに対し、子どもの視野は90度程度であるとされています。
コメンテーター 山之内すず:
こんなに違うんですね。自分が小学生の頃を思い返しても、行きも帰りもずっと鬼ごっこしながら登下校をしてました。盛り上がってるときは特に視野が狭くなったりすると思うので、注意はもちろん必要ですし、ちょっと怖いですね。
「ダイヤマーク」どういう意味?
ドライバーの皆さんに今一度頭に入れていただきたいのが、「ダイヤマーク」です。
「この先信号機のない横断歩道または自転車横断帯あり」を示す道路標示です。
横断歩道は歩行者がいる場合、車両は一時停止しなくてはなりません。
ところが、JAFの調査によると、信号機がない横断歩道にて一時停止しない車は47%に上っています。
(「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査(2024年調査結果)」より)
信号のない横断歩道での子どもの飛び出し事故の過失割合は、加害者が100:被害者が0です。(※事故の状況などにより修正されることも※自転車なども自動車と同じ過失割合)
高山弁護士は、「子どもがどう飛び出したとしても、車両側の過失が問われる」と話しています。
恵俊彰:
たまたまこの前子どもに言われたんですよ。車でサッカーの練習に行く途中で、「道路にあるダイヤマークは何なの?」って。僕も確認したんですけれども、結構多いんですよ。
弁護士 八代英輝:
最近カーナビで「ゾーン30に入りました」と注意喚起してくれるものもありますけども、学校が多いところではスピード制限の区域もありますので、それもあわせて確認していただきたいなと思いますね。
(ひるおび 2025年4月7日放送より)