犬に『触ってはいけない瞬間』5選 愛犬が触れてほしくないときに見せるサインとは?

2025-04-11 20:20

愛犬とのふれあいは、飼い主さんにとって至福の時間ですよね。しかし、犬に触ってはいけない瞬間があり、そのタイミングで触ってしまうと、信頼関係を損ねてしまう可能性もあるため注意が必要です。この記事では、犬に触ってはいけない瞬間と、愛犬が触れてほしくないときに見せるサインについてご紹介します。

犬に触ってはいけない瞬間5選

眠るビーグルの子犬と撫でようとする手

飼い主さんに触られるのが好きな犬は多いですが、触ってはいけないタイミングがあります。無意識にそのタイミングで触ってしまうと、愛犬にストレスを与えたり、信頼関係を損ねたりする可能性があります。

そうならないために、どのようなタイミングで愛犬に触れてはいけないのかを理解しておきましょう。以下では、犬に触ってはいけない瞬間を5つご紹介します。

1.ごはんを食べているとき

犬にとって食事は、一日の楽しみであり、大切な時間です。ごはんを食べているときに触ると、犬は自分のごはんを守ろうとして唸ったり、噛みついたりする恐れがあります。また、ごはんを奪われまいと、早食いをしてしまうことも。

早食いは、消化不良や胃拡張胃捻転症候群の原因になることがあるため注意が必要です。胃拡張胃捻転症候群とは、大量のガスなどで胃が膨らみ、ねじれる疾患で、命に関わります。

愛犬が落ち着いてごはんを食べられるように、食事中に触ったり、近くでじっと見たりするのは避けましょう。

2.眠っているとき

眠っているときに触られると、犬は多くの場合、目を覚ましてしまいます。睡眠を妨げられるのは犬にとって不快であり、ストレスを感じることがあります。また、突然触られたことに驚いて、反射的に噛みつくこともあるため、眠っている愛犬を触るのはやめましょう。

犬の睡眠の約8割は眠りの浅いレム睡眠であり、眠りが浅い分、多くの睡眠時間を必要とします。1日の平均睡眠時間は、成犬で12〜15時間、子犬や老犬では18〜19時間とされています。愛犬が睡眠不足にならないよう、安心して眠れる環境を整えてあげることが大切です。

3.要求吠えをしているとき

犬は要求を通そうとして吠えることがあり、これを要求吠えと言います。例えば、「ごはんがほしい」「散歩へ行きたい」といった場面で要求吠えをします。

要求吠えには無視で対応し、「吠えても要求は通らない」と教えることが大切です。要求吠えをしているときに触ったり、目を合わせたり、声をかけたりすると、犬は「吠えると反応してもらえる」と学習し、吠える行動が強化されてしまいます。

要求吠えをしている間は、触ったりせずに無視を徹底しましょう。吠えるのをやめて落ち着いたら『オスワリ』などの簡単な指示を出し、それに従えたら、応えられる要求には応えてOKです。

4.興奮しているとき

飼い主さんの帰宅時や来客時に、犬が興奮して吠えたり飛びついたりすることがあります。興奮している犬に触ると、さらに興奮して吠えや飛びつきが激しくなり、ご近所迷惑やケガにつながる可能性があります。

犬が興奮しているときは、落ち着くまで待つことが大事です。完全に落ち着いてから、触ったり声をかけたりするようにしましょう。

5.怖がったり嫌がったりしているとき

愛犬が怖がったり、嫌がったりしているときは、無理に触らないようにしましょう。そのようなときに無理に触ると、恐怖心を煽ったり、ストレスを与えたりする可能性があります。場合によっては、噛みつくこともあります。

無理に触ることを繰り返すと、信頼関係を損ねることがあるため要注意です。愛犬の怖がっているサインや嫌がっているサインを見逃したり、無視したりしないようにしましょう。これらのサインについては、このあと詳しくご紹介します。

愛犬が触れてほしくないときに見せるサインは?

威嚇する犬

愛犬が怖がっているときや嫌がっているときは、さまざまなサインを出しています。これはいわば『触れてほしくないサイン』です。ここでは、愛犬が触れてほしくないときに見せるサインを5つご紹介します。

1.顔や体をそむけたり、逃げようとしたりする

犬は触られたくないときに、顔や体をそむけたり、逃げようとしたりすることがあります。これは、触られることへの不安や嫌悪を示しており、無理に触るとストレスを感じたり、攻撃的な行動を取ったりする可能性があります。

2.尻尾を下げたり、股に挟んだりする

犬は尻尾の位置や動きで感情を表現します。不安や恐怖を感じているとき、犬は尻尾を下げます。尻尾を股に挟み込んでいるときは、不安や恐怖が非常に強いサインです。尻尾を下げたり、股に挟んだりしているときに無理に触ると、さらに不安や恐怖を感じ、失禁してしまうこともあります。

3.耳を後ろに倒す

愛犬が耳を後ろに倒しているときも、触れてほしくないサインである可能性があります。犬は不安や恐怖を感じると、耳を後ろに倒すことがあります。この場合、表情がこわばり、尻尾は下がっているか、股に挟んでいることが多いです。

一方で、犬は嬉しいときにも耳を後ろに倒すことがあり、この場合は表情が穏やかで、尻尾を軽快に振っていることが多いです。愛犬が耳を後ろに倒しているときは、表情や尻尾もよく観察し、気持ちを正しく読み取ることが大切です。

4.自分の鼻を舐めたり、あくびをしたりする

犬はストレスを感じると、自分の鼻を舐めたり、あくびをしたりします。これは『カーミングシグナル』と呼ばれるもので、自分や相手の気持ちを落ち着かせるための行動です。

飼い主さんが触ろうとした際に、愛犬が自分の鼻を舐めたり、あくびをしたりする場合は、触られることが嫌で、ストレスを感じている可能性があります。

5.唸る

犬は触れてほしくないとき、唸ることもあります。犬が唸るのは、嫌悪感や恐怖心、警戒心などを示すサインです。唸って「触らないで」と訴えているにもかかわらず、これを無視して触ると、噛みつかれる可能性があります。

愛犬が急に唸るようになった場合は、体のどこかに痛みがあったり、体調が悪かったりして、触られるのを嫌がっているのかもしれません。元気がない、食欲がないといった様子も見られるようであれば、動物病院を受診しましょう。

まとめ

顎を撫でられるノーフォークテリア

信頼関係や絆を深めるうえで、愛犬とのふれあいは欠かせません。しかし、触ってはいけない瞬間に触ってしまうと、かえって信頼関係を損ねることもあります。ご紹介した5つのタイミングでは、愛犬に触れないように注意しましょう。

さらに、愛犬が触れてほしくないときに見せるサインを見逃したり、無視したりしないようにすることも大切です。

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