千賀滉大 7回無失点で2連勝、序盤は毎回走者を許すも2つの併殺 粘りの投球で得点許さず防御率は1.06

■MLB アスレチックス 0ー8 メッツ(日本時間14日、カリフォルニア州、サター・ヘルス・パーク)
メッツの千賀滉大(32)が14日、敵地でのアスレチックス戦に3度目の登板、7回、79球を投げて、被安打4、奪三振4、四死球2、失点0。序盤は走者を許す展開だったが、2つの併殺打でピンチを脱し、粘りのピッチングで2勝目を飾った。
前回8日のマーリンズ戦、5回無失点で255日ぶりの勝利、今季初白星を手にした。今回はアスレチックスの暫定本拠地・サター・ヘルス・パークで初めてのマウンド、アスレチックス戦は2023年4月以来、約2年ぶり2度目の対戦。
1回、1番・L.バトラー(24)にストレートをレフト線に運ばれてツーベース。いきなり得点圏に走者を許したが、2番・B.ルッカー(30)をフォークボールで空振り三振。現在6本塁打でア・リーグトップタイの3番・T.ソダーソトロム(23)にはカットボールでレフトフライと後続をしっかり押さえて無失点で切り抜けた。
2回、先頭のM.アンドゥハー(30)を完全に打ち取ったが、ショートのF.リンドーア(31)がエラー、それでも、続く6番・J.ウィルソン(23)をシンカーで詰まらせてサードゴロ併殺打、味方のミスを千賀がカバーした。
3回には先頭のM.マンシー(22)にヒットを許し、3イニング連続で先頭打者の出塁を許すと無死一、二塁のピンチを背負った。ここで2番・ルッカーをシンカーでサードゴロ併殺打、シンカーを上手く使って、2イニング連続の併殺打でピンチを凌いだ。
5回は1死から9番・マンシーをフォークボールでこの日2つ目の三振を奪うなど、この試合初めて3者凡退。それでも早めに手を出してくるアスレチックス打線に助けられて球数は5回で51球となった。
メッツ打線は6回、2死三塁で6番・L.トーレンス(28)がタイムリー、千賀とバッテリーを組む女房役が貴重な先制点を叩きだした。その裏、今季最長イニングに入った千賀は1死から四球を与えたが、2つの外野フライで無失点。6回で65球と最高のペースで試合を作っていった。
メッツは7回に1死一塁から1番・リンドーアが左中間へタイムリーツーベース、メッツが2対0とリード、さらに2死満塁から押し出しで3対0と追加点、千賀に大きなプレゼントとなった。7回、千賀は1死から7番・ブラウンをフォークボールで空振り三振、続く8番・G.アーシェラ(33)をストレートで見逃し三振と2者連続三振と終盤でギアをあげてきた。
千賀は7回、79球を投げて、被安打4、奪三振4、四死球2、失点0。序盤は走者を許す展開だったが、2つの併殺打でピンチを脱し、粘りのピッチングで2勝目を飾った。