トランプ大統領とエルサルバドル大統領の立ち話が物議 “アメリカ人犯罪者”のエルサルバドル追放を示唆か
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-04-15 06:42
アメリカのトランプ大統領とエルサルバドルのブケレ大統領との首脳会談前の立ち話が物議を醸しています。
14日、ホワイトハウスを訪問したエルサルバドルのブケレ大統領。エルサルバドル政府はそのもようをインターネット中継していました。
大統領執務室に入ってきた両首脳は、ホワイトハウス担当の記者たちが入って来る前に立ち話をしています。すると、トランプ大統領は…
アメリカ トランプ大統領
「次はホームグロウン(国産)だ。でも、あなたは場所をあと5つ作らなくてはいけない。…大きさが十分じゃないでしょう」
と話しかけ、周囲から笑いがあがりました。
トランプ政権はアメリカに不法入国した犯罪組織のメンバーらを国外追放し、エルサルバドルが受け入れて巨大刑務所に収容しています。トランプ氏が言及した「ホームグロウン」はアメリカ人の犯罪者のことを意味するとみられ、アメリカ人をエルサルバドルに追放する考えを示唆したと受け取れます。
この発言の真意は定かではありませんが、トランプ氏は直後の首脳会談で「アメリカ人の犯罪者を国外追放のグループに含めたいが、そのためには法律を見なければならないだろう」と話しました。