愛犬を『洋服好き』にするための3つのステップ 犬にとって洋服をポジティブなものにしよう!
犬にとって冬の寒さ対策や春の抜け毛対策など、さまざまなシーンで洋服が有効ですが、いきなり着せるとストレスを感じちゃう子もいますよね。飼い主さんとしては、愛犬が快適に過ごしてほしい気持ちが大きいと思います。そこで、洋服を着てもらうためのおすすめしたいステップをここで紹介します。焦らず少しずつ取り組むことで、洋服にポジティブなイメージを持ってもらえますよ。
1.洋服を見せることから始めて安全を約束

まずはいきなり洋服を着せるのではなく、洋服をそばに置いて、愛犬が自然に慣れるところからスタートします。近づいてにおいをかいだりすれば、それだけで大成功です。ぜひ、その瞬間を褒めておやつを提供しましょう。
もしなかなか近づいて来ない場合は、おやつやおもちゃを近くに置いてあげると、「洋服があると楽しいことが起きる!」と感じてくれやすいです。
決して「ほら!おいで!洋服だよ!」といったように、犬のペースを無視した行動はしないように注意してくださいね。
大前提として、愛犬が自分から近づいてくるのを待ちます。リラックスした雰囲気を作ってあげて、少しずつ触らせてみて、様子を見るようにしましょう。
2.短時間の着用で違和感よりもポジティブなイメージをつける

洋服に慣れてきたかなと思ったら、数秒だけ着せてみます。着せた瞬間に大好きなおやつをあげたり、おやつを提供して褒めてあげると、洋服が嬉しいものに変わってくるはずです。
また、最初は軽くて動きやすい服を選んで、着用時の違和感を最小限にする工夫もしましょう。おやつを使うのも大切ですが、まずは違和感を最小限にしてあげることも、大切なステップのひとつです。
さらに、洋服を腕を通す、体に触れるなど、洋服を着用する以前の段階で嫌がる素振りが見られたら、決してその先を実行していはいけません。嫌がったらやめるを徹底するのはもちろん、嫌がる前にやめることも意識しましょう。
嫌がる前にやめて褒めることを意識しておくと、嫌ではなく「いいことがある」が先行していくので、洋服を受け入れやすくなりますよ。
3.着たままの状態をポジティブなものにする

だいぶ慣れてきたら、洋服を着たままの状態の時間を、徐々に伸ばしていきます。
いきなり長時間着せっぱなしにするのはNGです。慣れてきたように見えても、ボディランゲージをよく観察すると、足で身体をかいていたり、床に身体をこすりつけるなどして、脱ぎたいとアピールする瞬間があるかもしれません。
もしそのようなネガティブなアピールがあれば、面白がらず、すぐに脱がしてあげてください。
着用時間を伸ばすなら、嫌がっていない状態をどんどん強化していきましょう。洋服を着用している状態のときに、大好きな散歩やおもちゃ遊びをすると、洋服が楽しい時間とリンクしてきます。
とにかく忘れないでほしいのは、スモールステップで進めるということ。「これくらい大丈夫」とつい考えがちですが、犬にとっては全然大丈夫のレベルではないことがほとんどです。
焦らずゆっくりポジティブな時間を積み重ねて、洋服を大好きになってもらいましょう。
まとめ

洋服を着せるときは、スモールステップでゆっくり段階を踏んであげてください。
見せる、着せる、遊ぶといった流れで、常に洋服に対して楽しい気持ちをプラスしてあげます。
愛犬がストレスなく受け入れてくれたら、寒い日や抜け毛対策などさまざまなシーンで活用できるため、飼い主さんも助かりますよね。
利便性や焦りに目が行き過ぎてしまい、犬の気持ちを無視してしまわないよう、ぜひ楽しみながらチャレンジしましょう。
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