標高1900メートルで活躍する「天文台の猫」は、職員の心を癒しネズミも捕る働き者 米国

2025-04-23 06:00

米国の山頂にある天文台では、長年猫を飼い続けています。猫は職員の心を癒すとともに、施設にやってくるネズミを駆除してくれる大事な存在なのです。

標高1900メートルで暮らす猫

山をバックにたたずむメインクーン猫

画像はイメージです

米国にある「ワシントン山天文台」では、1932年からずっと猫を代々飼い続けています。海抜約6228 フィート(約1900メートル)という、米国北東部でもっとも標高の高い山頂にあって、ときどき建物に侵入してくるネズミを退治してくれる猫は貴重な存在なのです。

メインクーンのMartyは、その中でもとくに有名でした。2008年1月からこの天文台で12年間勤務し、SNSには写真入りでたびたび登場しました。2015年に出版された本「Cats on the Job: 50 Fabulous Felines who Purr, Mouse, and Even Sing For Their Supper(原題)」の中でも大きく紹介され、ネット上のファンも多かったのです。

「若いころはバケツなどに入って水をはね散らかし、自分の足でできる水面の波紋を見るのが大好きでした。本当に猫らしい猫で、ご機嫌で甘えていると思うと、突然人間を無視して知らん顔をするのです」と話すのは、この天文台で働く気象学者Ryan Knappさんです。

優秀なネズミハンター

ネズミをくわえる猫

画像はイメージです

「天気予報を書いていると、私の足に体をこすりつけてきます。膝の上に跳び乗るのも好きです。だから猫を膝に乗せたままキーボードを打たなければなりませんでした。たまにそのキーボードのすぐ前で眠りこむこともありましたね」

Martyは施設内を自由に歩き回ることができました。6日間の交代勤務をするスタッフの宿舎でも気象観測所でも、好きな場所に入り込みそのまま眠ったりしていたのです。

ワシントン山は複数の嵐の通り道として有名で、長年、国内最高風速記録を出し続けています。にもかかわらずMartyは野外で過ごすのが好きで、凍てつく冬の日でも毛を凍り付かせながら外にたたずんでいました。

「ネズミ捕りのハンターとしては優秀で、夜間によく活動していました。遠く離れた湖や別の山まで遠征することもありましたね。でも遠くに出かけて疲れすぎてしまうこともあって、ときどき人間が迎えに行ってバックパックに入れたり腕に抱いて天文台まで連れ帰りました。Martyは本当にアウトドア派の猫です」とRyanさん。

伝統はこれからも続く

天文台の敷地にたたずむ猫

画像はイメージです

残念ながらMartyは2020年11月9日に突然亡くなってしまいました。おそらく14歳か15歳だったということです。その翌年には引退することになっていました。

「前の週はいつも通り元気そうだったので、信じられませんでした」と話すRyanさん。

Marty死去のニュースは、当時さまざまなメディアで報道され、逝去を悼むコメントが数多く寄せられました。この猫は、これまで天文台で働いていた数々の猫たちとともに、天国で楽しく遊んでいることでしょう。

その後2021年になって、天文台にはNimbusという新しい猫がやってきました。この子は「Conway Humane Society」で保護されていた猫で、Martyの後任を立派に勤めています。

運営管理責任者のRebecca Scholandさんは「天文台の猫は、この施設の一部といってもいい存在です。職員が1週間のシフト勤務中に自宅にいるようにくつろげるのは、猫のおかげなのです」と語ってくれました。

出典:
Cat of the Clouds
Meet Nimbus, The New Summit Cat At The Mount Washington Observatory

関連記事

学校から帰ってきた小学生の女の子に、猫が…『想像以上のお出迎え』に感動が止まらないと38万再生「幸せが詰まってる」「驚くほど癒された」
車にひかれてショック状態だった猫を保護した結果…『現在の姿』に感動する人が続出「ステキすぎて泣けちゃった」「本当に嬉しい」
『ごはんくださーい』とやって来たデカ猫を保護した結果…あまりにも『キャラが濃すぎる姿』がたまらないと反響「魅惑のボディ」「たまらんw」
『保護直後なのに…』カゴの中にいる子猫を見てみたら→思わず吹き出す『笑撃の光景』が27万表示「本当に暇そうw」「疲れ切ったのかな?」
偶然通った道端で『捨て猫』と出会い、保護した結果…4か月間の軌跡と『涙の結末』に「泣いてしまった」「ありがとう本当に」と感動する人続出

  1. 山口・上関町議選 使用済み核燃料「中間貯蔵庫」が争点、計画賛成が反対の議席数上回る
  2. ミラノ・コルティナ五輪 まもなく閉幕式、日本メダル過去最多の24個
  3. 天皇陛下66歳に 被災地に心寄せる 記者会見で歴代天皇の歩みに思い馳せ 誕生日写真では“五輪マスコット”を手に
  4. 【速報】東京スカイツリーのエレベーター1台が緊急停止 地上30メートル付近で子ども含む20人が取り残される 現時点でけが人や体調不良者はなし 警視庁など
  5. パキスタンが隣国アフガニスタンに一斉攻撃 “越境テロ”への「報復措置」 タリバン暫定政権“女性や子ども含む数十人死傷”
  6. 島根「竹島の日」式典 14年連続で閣僚は出席せず、今年も出席したのは領土問題担当の政務官
  7. 【 宇野昌磨 】 eスポーツイベントで〝無双〟エピソード披露 「ゲームがあったからこそフィギュアスケートもストレスなく出来ていた」 海外選手との絆も明かす
  8. 猫が『人をバカにしている』ように思える瞬間5選 行動の意味や考えられる心理を解説
  9. 『長生きすると言われている犬種』5選 愛犬の健康寿命を延ばすためにできることまで
  10. 猫と暮らすのに『かかる費用』はいくら?5つの主な項目別に目安をご紹介
  1. 【速報】東京スカイツリーのエレベーター1台が緊急停止 地上30メートル付近で子ども含む20人が取り残される 現時点でけが人や体調不良者はなし 警視庁など
  2. 島根「竹島の日」式典 14年連続で閣僚は出席せず、今年も出席したのは領土問題担当の政務官
  3. 東名で乗用車・バイク3台絡む事故 バイク運転の男子大学生(20)死亡 バイクが前の乗用車に追突・転倒 後続の乗用車にはねられる 静岡・沼津市
  4. パキスタンが隣国アフガニスタンに一斉攻撃 “越境テロ”への「報復措置」 タリバン暫定政権“女性や子ども含む数十人死傷”
  5. 猫が『人をバカにしている』ように思える瞬間5選 行動の意味や考えられる心理を解説
  6. 【 宇野昌磨 】 eスポーツイベントで〝無双〟エピソード披露 「ゲームがあったからこそフィギュアスケートもストレスなく出来ていた」 海外選手との絆も明かす
  7. 天皇陛下66歳に 被災地に心寄せる 記者会見で歴代天皇の歩みに思い馳せ 誕生日写真では“五輪マスコット”を手に
  8. 妻が飼っていた犬に『細すぎて気持ち悪い』と言った夫→共に暮らし始めると…嘘のような『まさかの光景』が27万再生「素敵な関係」「ほっこり」
  9. 『長生きすると言われている犬種』5選 愛犬の健康寿命を延ばすためにできることまで
  10. これが自然の摂理・・!?カニを襲うタコによる海底の戦いはまさかの結末に【アメリカ・動画】
  11. 猫と暮らすのに『かかる費用』はいくら?5つの主な項目別に目安をご紹介
  12. 「人が倒れている」裸祭り「西大寺会陽」宝木の争奪戦で40代から50代の男性3人が意識不明の重体 岡山