猫の『興奮スイッチ』がONになったサイン3選 どんなときになりやすいかも解説

2025-04-28 11:00

普段はもの静かでかわいい猫も、いったん興奮モードになれば、突如として、ちっちゃな暴れん坊に豹変します。無用なケガを避けるためにも、どんなタイミングで愛猫のスイッチが入るのか、飼い主さんは事前に知っておきましょう。今回は、3つのサインをもとに解説します。ぜひ最後まで読んでみてください。

1.瞳孔が目いっぱい開く

瞳孔を見開いて何かに注目する黒猫

すぼまったり、大きくなったり、猫の目は、状況によってさまざまに変化します。興奮時のサインとしてわかりやすいのは、瞳孔が目いっぱい開いた状態です。まるでこぼれ落ちそうな黒い満月のようで、妖しい光を放っています。

この状況の猫の心理は、ハンターモードに切り替わっていて、とても興奮しています。瞳孔を目いっぱい開くのは、獲物(おもちゃ)をじっくり観察し、襲いかかるタイミングを見極めようとしているからです。

愛猫の目が満月状態になりやすいのは、おもちゃ遊びの途中です。さっきまでのかわいらしさはどこかへ消え、愛猫はすでに狩人と化して、狩猟本能むき出し。おうちにいるはずなのに、アフリカ・サバンナの雰囲気が濃厚に立ち込めます。

愛猫の興奮時に、不用意に手を出せば、たとえ飼い主さんであっても、「シャッ!」と引っ掻かれて、ケガしてしまう恐れがあります。特に、おもちゃ遊びの際は、十分に気をつけてください。

2.突然わけもなく走り出す

走り出す黒白猫

猫と暮らしていると、愛猫が突然、おうちのなかを走り回ることがあります。飼い主さんとしては、これといった理由も見当たらず、ただひたすら謎が深まるばかりかもしれません。

猫の予告なしダッシュは、専門的には「真空行動」と言われ、一種のストレス解消に近い行動と考えられています。興奮して走り回ることで、日頃、溜め込んだエネルギーを一気に爆発させている、と言ったところでしょうか。特に、若い猫に多いのが特徴です。

この「真空行動」が起こりやすいのは、夜中や早朝時です。いわゆる「猫の大運動会」と呼ばれるもので、安眠中の飼い主さんなどいっさい構わず、おうちのなかをドタバタと駆け回ります。多頭飼いのおうちになると、まるで祭りのような騒ぎです。

「真空行動」の背景には、運動不足などのストレスが関係していることもあります。飼い主さんは、ご自身の良質な睡眠のためにも、普段からいっしょに遊んで、愛猫の気分転換に努めてみてください。

3.しっぽがぼわっと逆立つ

激怒するメイン・クーン

猫のしっぽは、非常に表情豊かです。ピーンと立ったり、先っぽだけクネクネさせたり、不機嫌そうにパタパタ振ったり、そのときの自分の気持ちをストレートに表現します。

実は、「興奮スイッチ」が入ると、猫のしっぽは、まるで膨らんだかのように、毛がぼわっと逆立ちます。見た目の類似点から、「たぬきしっぽ」と呼ばれる状態です。

「たぬきしっぽ」のプロセスを簡単に説明すると、アドレナリンの分泌によって、猫の毛穴近くにある「立毛筋」が収縮した結果、しっぽの毛が逆立ちます。アドレナリンは、強いストレス下など、興奮状態のときに分泌される、ホルモンの一種です。

猫の「たぬきしっぽ」がよく見られる場面は、トイレ直後、俗に言う「トイレハイ」です。排泄時の猫は、非常に無防備になりやすく、野生時代には最も身の危険を感じる瞬間。天敵の攻撃を避けるため、排泄後は即座に立ち去ります。「トイレハイ」もその名残りです。

「トイレハイ」以外にも、同居猫との揉め事でも、怒りのあまり、「たぬきしっぽ」になることがあります。

興奮状態に陥った愛猫に対しては、ほどよい距離を保って、落ち着いてくれるのを待つことが肝心です。ウザ絡みすると、おそらく、生傷が絶えません。寂しがり屋の飼い主さんは特に注意しましょう。

まとめ

まんまるとした瞳の猫

今回は、猫が興奮モードに切り替わるタイミングを3つ紹介しました。簡潔に説明すると、「瞳孔がまんまると見開く」「突然、ダッシュする」「しっぽがボワボワになる」の3つです。

興奮状態に陥った猫は、まさに野生児そのものです。安易に手を出してしまうと、ケガを負いかねません。もしスイッチが入ったと判断できたら、愛猫の気持ちが落ち着いてくるまで待ってみてください。そのうち、いつものかわいらしい我が子に戻ります。

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