犬の『膀胱炎』で現れる症状4つ 発症する原因や予防法、注意すべきことまで解説

2025-04-30 17:00

『犬の膀胱炎で現れる症状』についてまとめました。犬の膀胱炎による症状、犬が膀胱炎を発症する原因、犬の膀胱炎の予防法を解説します。

犬の膀胱炎で現れる症状

おしっこ中のレトリバー子犬

1.おしっこが出づらい

膀胱炎の犬に見られる代表的な症状のひとつが、「おしっこが出づらい」ことです。

トイレにしゃがんでいる時間がいつもより長かったり、トイレに行く回数が増えたりしますが、実際に出るおしっこの量はごくわずかということも。

「長くトイレにいたのに、少ししか出ていないな…」と感じたら、膀胱炎のサインかもしれません。

2.頻繁にトイレに行く

「さっき行ったばかりなのに、またトイレ?」と驚くほど、トイレに行く回数が増えることも膀胱炎の特徴です。

お散歩やお水のあとなら問題ない場合もありますが、数回目以降のおしっこの量が明らかに少ないときは注意が必要です。

中には一滴だけ、あるいはまったく出ない状態でもトイレに向かう子もいます。

3.排尿時に鳴く

排尿時に「キャンッ!」と短く鳴いたり、うずくまったような姿勢でおしっこをするのも、膀胱炎の可能性があります。

これは排尿時に痛みを感じているサインです。普段は無言で排泄する子が声をあげるときは、すぐに気づいてあげてください。

4.おしっこの色が濃くなる・赤っぽい

いつものおしっこより色が濃い、赤みがあると感じたら、血尿の可能性があります。

とくに何度もトイレに行って、最後に出るのが一滴だけの赤い尿だった場合は、早急に動物病院での診察をおすすめします。

「なんだかオレンジっぽく見える」と感じた時点で、すでに異常のサインです。

犬が膀胱炎を発症する原因

尿検査によるストルバイト結晶、顕微鏡

細菌感染

犬の膀胱炎の多くは、尿道から細菌が侵入して感染することが原因です。特にメス犬は、陰部と肛門の距離が近いため、大腸菌などの細菌に感染しやすいといわれています。

尿道が短い

オス犬に比べ、メス犬の尿道は太くて短いため、細菌が膀胱に届きやすい構造になっています。そのため、メス犬の方が膀胱炎になりやすい傾向があります。

ストルバイト結晶

「ストルバイト結晶」とは、尿の中にできる小さな結晶で、これが膀胱に炎症を引き起こすことがあります。ストルバイト結晶は、細菌感染が原因である場合もありますが、体質や遺伝が関係していることも。

結晶の存在は顕微鏡での尿検査で確認できます。

犬の膀胱炎の予防法

トイレトレーとチワワ

日々のおしっこの回数と量を把握しておくこと

普段の排尿回数や量を把握しておくことで、ちょっとした変化にも気づきやすくなります。

「最近トイレが増えたかも」「少ししか出ていないような…」と感じたら、無理に様子を見ずに、早めに動物病院で尿検査を受けましょう。

おしっこの色に敏感になること

膀胱炎では、おしっこの色が濃くなる・変化することがよくあります。異常を見逃さないためには、白いトイレシートの使用がとてもおすすめです。色の変化にすぐ気づけます。

毎回、排泄物をしっかり拭き取る

排泄物がお尻や陰部周辺に残っていると、細菌が繁殖する原因になります。ティッシュや犬用のボディシートなどで、毎回しっかり拭き取ることを習慣にしましょう。

陰部と肛門周りの被毛を短くカットしておく

長毛の犬種では、排泄物が被毛に付着しやすくなります。陰部や肛門周りの毛はこまめにカットして、清潔を保ちやすくすることも膀胱炎の予防に効果的です。

まとめ

トイレシート、子犬

膀胱炎の症状は、日常の中で「ちょっと変かも?」と感じられることが多いです。改めて、次のような変化が見られたら注意しましょう。

  • おしっこが出づらい
  • 頻繁にトイレに行く
  • 排尿時に鳴く
  • おしっこの色が濃くなる赤くなる

実際に、筆者の愛犬もある日突然「血尿」が出て、慌てて動物病院を受診したことがありました。検査の結果はストルバイト結晶による膀胱炎で、今は療養食で体質改善を目指しています。

大切な愛犬の健康を守るために、症状が出ていなくても、定期的に尿検査を受けることをぜひおすすめします。

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