愛猫が『寝転がりたがる場所』5選 のびのびゴローンとしたくなるのはどんなところ?
猫が寝転ぶ場所は日々移り変わっていきますが、のびのびゴローンとしたくなるのには、共通点があるようです。今回は、その共通点を紐解きつつ、猫が選ぶ快適な場所を5つ解説していきます。愛猫のくつろぎ方を思い浮かべながら、ぜひチェックしてみてください。
体温調節に適した場所2選

1.ヒンヤリを求めて「床の上」
猫は、体温調節が苦手な生き物です。野生時代の猫は、暑い砂漠で生活をしてきた歴史があります。
しかし、家猫として暮らすようになってからは、暑さも苦手となってきているとされています。また、日本の気候的にも、夏場は湿度が高く蒸し暑いため、過ごしにくさがあるのでしょう。
グーンと伸ばして寝そべっている姿は、体の熱を逃がそうとしているサインですので、猫の体調にも気を配ってあげましょう。
2.いい匂いの秘訣にも「日当たりのよい場所」
日当たりのよい場所で寝転ぶことは、さまざまなメリットをもたらします。
体温調整するのが苦手な猫ですが、日光浴は、体温の上昇を助けてくれる心強い存在です。体温を保つ際に必要なエネルギーを消費せずに済む分、体力の温存にもつながります。
さらに、猫はもともと体臭が少ないことで知られていますが、日光浴もそれに一躍買っているのは明らかでしょう。
ほんのり香ばしい匂いがする、ふわふわの被毛。つい衝動に駆られて、顔をうずめる「猫吸い」をしたくなるのも納得です。
安心できる場所3選

3.箱入り猫現る?「ダンボール箱」
贈り物や通販の梱包としても使われるダンボール箱は、猫の人気スポットになりがちです。
少し暗がりで、体がすっぽりと埋まる空間が、猫にとって安心感を高めるのでしょう。
最近では、爪とぎ器と兼用で使えるタイプのダンボールベッド製品も、多数登場しています。
筆者の2匹の愛猫も、このタイプのベッドを愛用していますが、人には窮屈そうに思えるサイズ感でも、彼らはご満悦の表情を浮かべながら転がっています。
4.本能が求める「高い場所」
周囲が見渡せるような高いところも、猫が安心できる場所です。
猫用のキャットタワーはもちろん、棚やソファの上、冷蔵庫の上なども、ターゲットにされやすいでしょう。
特に寝転がっても影響がないようであれば、ブランケットなどを敷いて、さらに快適な環境を整えてあげるのもオススメです。
また、飼い主さんの目につきにくい場所にいるときは、1人だけの時間を過ごしたいサインの場合もあるため、そっと見守ってあげましょう。
5.大好きな匂い!「飼い主さんの匂いがする場所」
飼い主さんの匂いに包まれたい気分のときは、飼い主さんの布団や洋服の上で寝転ぶこともあります。
洗濯をたたむ前や、脱ぎたてでまだ温もりがある洋服は、特に狙われやすいかもしれません。
柔らかい素材でできていることも、猫に好まれる大きな理由となり、安心感も一層増すのでしょう。
なかには、ふみふみをしてリラックスする仕草を見せる猫もいますが、子猫のような甘えた様子に思わずほっこりしますね。
まとめ

猫は、体温調節や安心感を求めて、快適と感じられる場所でくつろぎます。
体を冷やしたいときには「床の上」、温もりを感じたいときは「日当たりのよい場所」と移り変わっていきます。
体をすっぽりと収めることができたり、周囲を見渡せたりできるのも、猫には魅力的な場所です。
またあるときは、飼い主さんの匂いのする布団や洋服の上でリラックスしている姿を目撃することもあるでしょう。
そんな猫たちの、快適な場所を見抜くセンスにも、今後はぜひ目を向けてみてはいかがでしょうか?
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