【義母への感謝】私の異変に最初に気づいたのは少し苦手な義母だった!あの日の言葉が忘れられない

2025-05-21 10:00

※本記事はFUNDO編集部に寄せられた体験談をもとに構成しております。
個人の特定を避けるため、登場人物や状況には一部フィクション・編集を加えております。

本記事は、 “ 家事も育児もこなす理想の嫁 ” として頑張り続けていた女性が、

義母の何気ないひとことに “ 心の異変 ” を見抜かれたという感動体験を綴ったものです。

投稿者は、関東在住の30代女性・Yさん。

日々の忙しさに追われながらも、「大丈夫」と言い聞かせて笑顔を保ってきた彼女。

しかしある日、義母の何気ない言葉が、その仮面をそっとはがしてくれたのです。

★1話完結で描かれる、“見てくれていた”ことに救われる感動ストーリー。
心に沁みる義母のひとことを、ぜひあなたにも届けたい★

「大丈夫よね?」と自分に言い聞かせる日々

kanndou-watasidake

私には「悩みなんてなさそう」と言われることが多かったんです。

確かに、周りから見れば、私は “ きちんとした主婦 ” だったかもしれません。

フルタイムで働きながら、子どもの送り迎え、夕飯の支度、週末の習い事──。

笑顔でこなして、弱音を吐かず、黙って家事をこなすのが  “ 当たり前 ” だと思っていました。

でも、心の中ではずっと張りつめた糸がピンと張っていて、些細なことがあれば、ぷつんと切れてしまいそうな毎日だったのです。

「ちゃんとしてるね」に隠された孤独

夫はどちらかといえば “ 他人事タイプ ” 。

「俺、そういうの苦手でさ」

「お前がやってくれるから助かるよ」

そんな言葉で何年も “ 当たり前 ” のように私に全部を任せてきました。

文句を言えば角が立つし、言わなければモヤモヤが募る──まさに “ 感情の置き場がない ” 状態。

けれど私は、笑顔でやりきるのが「正解」だと信じていたんです。

……あの日までは。

義母の突然のひとこと

kanndou-watasidake

ある日、義実家に子どもを連れて遊びに行ったときのこと。

お茶を入れようと立ち上がった私に、義母がぽつりと言ったのです。

「……あんた、最近、笑ってないわね」

一瞬、時間が止まったようでした。

誰にも気づかれなかった “ 心の疲れ ” を、義母が言い当てた瞬間でした。

「私、大丈夫ですよ〜」と笑ってごまかしたものの、

義母の目は真っ直ぐ私を見ていて──そのまなざしの優しさに、涙が出そうになったのを今でも覚えています。

義母の“敵じゃない”という存在

私は正直、義母との距離感が苦手でした。

おせっかいというか、ちょっと踏み込んでくる感じがある人で、

「この人とは一生、壁がある」と思っていたのです。

でも、あの日から義母は変わりました。

いや、私の見方が変わったのかもしれません。

「私ね、昔あんたと同じ顔してたの。全部ひとりで背負って、疲れてるのに  “ 笑ってるフリ ” してたのよ」

そう言ってくれた義母の言葉が、スーッと心に染みました。

はじめて、「あ、この人は“敵”じゃないんだ」と思えた瞬間でした。

初めて見せた涙と“私の味方”

kanndou-watasidake
それから数日後、義母から突然LINEが来ました。

「今日の夜、こっち来られる? おかず、たくさん作りすぎちゃったのよ」

仕事帰りに義実家へ立ち寄ると、そこには温かいごはんと、

「たまには甘えなさいよ」と言いながら、子どもを寝かしつけてくれる義母がいました。

その夜、私は義母の前で泣いてしまいました。

「もう、無理かもしれません」
ぽつりとこぼした言葉に、義母は静かにうなずいてくれて──

「無理しなくていいのよ。誰もあなたに “ 完璧” なんて求めてないわよ」

その言葉が、私を救ってくれたのです。

まとめ:気づいてくれる人がいるだけで、救われる

★ 一番つらいのは、 “ 誰にも気づかれない孤独 ”
★ 優しい言葉よりも、鋭くもあたたかい “ 気づき ” が心に届く
★ 義母との関係は、 “ 敵か味方か ” ではなく “ 共感できるか ” が鍵

今では、私は無理せず「疲れた」と言えるようになりました。

そして、義母とも少しずつ “ 本音で話せる関係 ” になっています。

あの日、義母がくれたひとこと。

「最近、笑ってないわね」──

その言葉が、私の心を変えてくれました。

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