犬と暮らせば【第491話】「コーヒー散歩の悲劇」
【…★木曜更新★…】ある日、不思議な地球生物「イヌ」と出会い、それまでの暮らしも価値観も何もかも変わった私。エマと一緒に外でコーヒーを飲むのが大好き。とは言え、何その値段。未だに自分にツッコミを入れています。

すぐに救出したので流れたのは全体の20%です。しかし300円くらい地面に飲ませてしまったわけで…。いや、もう考えないようにしましょう。
味わいは究極的なまでにフルーティ。香りはパパイヤやパッションフルーツのような南国のフルーツと聞いていましたが、私はストロベリーのようだとも思いました。
そして味わいは爽やかな酸味。苦味は一切ないライトボディです。酸のあるコーヒーは冷めてもおいしく、香りを楽しみながらじっくりゆっくりと飲めます。
私にはコーヒーを日々の糧として飲む時と、こうしてエンタメとして飲むときがあって、このコーヒーは完全に後者の役割。
最初はいつも飲むような苦いコーヒーを飲もうと思っていたんだけど、たまたま寄ったコーヒーショップではハンドドリップがどれも軒並み良いお値段!
ビビりつつも、せっかくならと少し珍しいものをお願いしてみたのでした。
エマに突然引っ張られてジ・エンドにならないように、リードは腰の一本だけにして運びました。
こうしておくと手に持っているものの安定性は保たれるので。
そして香りを嗅ぎつつ、味はどうだろうかと想像しながら運ぶこと10分と少し。
こうして文章を書いている今も不思議なほどこの時のコーヒーの香りが思い出されます。
地面にも感想を聞きたいね。
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