今が見頃の『紫陽花』は猫には危険!近づけないほうがいい理由や誤飲した場合の症状を解説

2025-06-20 11:00

紫陽花は青や紫が雨に映える美しい花で、人間にとっては癒しを与えてくれますが、猫にとっては危険な植物です。本記事では、紫陽花が猫に与える影響や中毒症状、万が一誤飲した場合の対処法、飼い主が気をつけるべきポイントを詳しく解説します。

1.紫陽花が猫にとって危険な理由

紫陽花

紫陽花(アジサイ)は梅雨の時期の風物詩として親しまれており、観賞用植物として人気がありますが、猫にとっては命を脅かす可能性がある危険な植物のひとつです。

紫陽花には「グリコシド(青酸配糖体)」と呼ばれる毒性成分が花や葉、茎に含まれており、猫が口にすると中毒症状を引き起こす恐れがあります。摂取したのが少量だとしても、体に悪影響を及ぼす恐れがあるのです。

紫陽花は日本全国で初夏から梅雨時期にかけて咲き、多くの家庭や公園に植えられているため、散歩中や庭先での接触リスクが高い植物でもあります。

一部の品種では甘い匂いを放つものもあり、見た目や香りに惹かれて近づいてしまう猫も多いため、飼い主は十分な注意が必要です。

2.紫陽花によって起こる中毒症状

食欲不振の猫

猫が万が一紫陽花を口にした場合、以下のような症状が現れます。

  • よだれが大量に出る
  • 嘔吐、下痢
  • 食欲不振
  • 元気消失
  • 震え
  • けいれん

紫陽花の毒成分は消化管だけでなく神経系にも作用するため、症状が多岐にわたるのが特徴です。

早いと数時間以内に中毒が起こり、重症になると呼吸困難や昏睡状態に陥ることも。特に子猫や高齢猫、体力の落ちた猫は症状が急速に進行する傾向があり、命に関わるケースも少なくありません。

愛猫が「いつもと様子が違う」「ぐったりしている」と感じた場合や庭や室内などの猫の行動範囲に紫陽花がある場合は、紫陽花の誤食を疑ってすぐに行動を起こす必要があります。

3.紫陽花を口にした時の対処法

聴診器を当てられる猫

猫が紫陽花を食べた可能性がある、または紫陽花による中毒症状が出た場合は、すぐに動物病院へ連絡・受診してください。受診時は、誤飲した植物の一部(可能なら現物や写真)を持参すると治療の手がかりになります。

病院への移動時間や待ち時間など、気が気ではなくなってしまうと思いますが、飼い主が落ち着いて対処することが大切です。

まずは自力でなんとかしようと焦ってしまう気持ちは分かりますが、無理に吐かせてしまうと食道を傷つけるリスクや、誤嚥の危険性があるのでやめましょう。

動物病院では、必要に応じて催吐処置、胃洗浄、点滴などが行われます。何よりも早期発見・早期対応が重要ですので、症状が軽く見えても油断は禁物です。

4.飼い主が気をつけること

ぐったりする猫

紫陽花の開花時期(6月~7月頃)は特に注意が必要です。庭やベランダに紫陽花を植えている家庭では、猫が近づけないように柵を立てるなど物理的な対策を講じましょう。

猫が自由に出入りできる室内にも、紫陽花など有毒な植物は置かないことが原則です。

また、外を出歩く野良猫や他の動物との接触で体に紫陽花の一部がくっつき、毛づくろい中に口に入ってしまうこともないとは言えません。お散歩をする猫はリードを使って行動範囲を管理し、紫陽花や他の猫・動物に接触しないよう注意を払いましょう。

自宅に植物を飾る場合は「猫にとって安全な植物」であるかどうかを必ず確認し、不明な場合は飾らない判断をすることも大切です。

そして、万が一のために、近隣の動物病院の連絡先を手元に控えておくと安心ですよ。

まとめ

紫陽花と猫

紫陽花は人間にとっては美しく癒しの存在ですが、猫にとっては命を脅かす可能性がある危険な植物です。

毒性成分による中毒症状が原因で、最悪の場合は死に至ることもあります。誤飲が疑われる場合は、ためらわずにすぐ動物病院を受診しましょう。

「うちの子に限って大丈夫だろう」は通用しないものと思って、日頃から猫の行動範囲に紫陽花を置かない、散歩時には目を離さないなど気を引き締めて対策することが愛猫の命を守ります。

紫陽花以外の有毒な植物を調べてみることも、大切な愛猫との安心・安全な暮らしを続ける鍵になるでしょう。

関連記事

寝ている赤ちゃんを見てみたら、そばで『2匹の猫』が…まさかの『可愛すぎる光景』が33万表示「可愛いが大渋滞」「幸せ詰まりすぎ」
気持ちよさそうに眠る猫→マイクを口元に近づけてみたら…猫とは思えない『まさかの瞬間』が18万再生「想像以上だったw」「猫被った子供w」
『遠くから視線を送ってくる猫』→拡大して顔を見てみたら…可愛すぎる『発見』に1万8000いいね「たまらないポツン感」「抱きしめたい」
すっぴんで窓際にいる猫に近づいたら…飼い主さんショックの『まさかの反応』が122万表示「防犯意識高めww」「えっで笑ってしまった」
猫は『好きな人』と『嫌いな人』を区別している

  1. 世界初オーストラリアで16歳未満“SNS禁止法”施行 12歳「TikTokが使えなくなった」各国で進む“SNS規制”日本では?【news23】
  2. スリランカでのサイクロン被害 派遣された医療チームが日本へ帰国 解団式を行う
  3. 「si」→「shi」「ti」→「chi」ローマ字表記を約70年ぶりに改定へ 「ヘボン式」統一でどう変わる【Nスタ】
  4. 「落としもの」が“検索”可能に?!施設や公共交通機関の「壁」越える新サービス【Nスタ解説】
  5. 【 芦田愛菜 】「“生きること” “愛”について深く考えるキッカケをもらった」 岡田将生の“迷い”にも神回答
  6. こたつの中が熱くなってくると→猫がとった『予想外のスタイル』に笑ってしまう人が続出「可愛すぎるw」「上手な付き合い方w」と1万いいね
  7. 家賃高騰で「広さ」を妥協?「自分が我慢すれば…」と若年層は“近さ”優先か 戸建ても…?【Nスタ解説】
  8. 猫が『亡くなる直前』にみせる兆候5つ 限られた時間で飼い主ができることもご紹介
  9. 犬の老化が進む『タブー行為』5選 避けるべき絶対NG行動や飼い主が見直すべき暮らし方まで
  10. 【 秋吉久美子 】「方向音痴なので笑」360度ステージに苦戦「観ると大変そうじゃないのが悔しい」
  1. 「自称・一夫多妻」の男とその妻ら3人逮捕…20代女性との性交動画を盗撮し動画サイトに投稿したか 警視庁
  2. 【速報】小5男児がトラックにひかれ心肺停止の重体 東京・板橋区 警視庁
  3. ロンドンで進む中国の「メガ大使館」建設計画 “国境を越えた弾圧”を危惧…香港からの亡命者が抗議の声
  4. 【速報】小5男児が横断歩道でトラックにひかれる 搬送先の病院で死亡 東京・板橋区 警視庁
  5. ドン・キホーテが新業態オープン コスメなど最大90%割引で販売 物価高などを背景に「オフプライスストア」急拡大
  6. 【 釣りアイドル・神野梓 】 車大破の事故 命を救った「iPhoneの『衝突事故検出』機能」 強い衝撃を感知後 「反応がないと119や緊急連絡先に自動通報してくれます」
  7. 「si」→「shi」「ti」→「chi」ローマ字表記を約70年ぶりに改定へ 「ヘボン式」統一でどう変わる【Nスタ】
  8. 【 芦田愛菜 】「“生きること” “愛”について深く考えるキッカケをもらった」 岡田将生の“迷い”にも神回答
  9. 【 HKT48 】 17日(水)の劇場公演を中止 「諸般の事情を踏まえ」
  10. 帰省・忘年会などで事故多発“魔の12月” 警察官コンビが「笑い」で伝える交通安全【Nスタ解説】
  11. 「落としもの」が“検索”可能に?!施設や公共交通機関の「壁」越える新サービス【Nスタ解説】
  12. 家賃高騰で「広さ」を妥協?「自分が我慢すれば…」と若年層は“近さ”優先か 戸建ても…?【Nスタ解説】