猫が『困ったスプレー行為』をしてしまう5つの理由 やめさせるための対処法も

2025-06-23 17:00

「また壁におしっこが…!」──そんなスプレー行為に悩んでいませんか?実はこれ、猫がわざとやっているのではなく、ちゃんと“理由”がある行動なんです。縄張り意識やストレス、不安、トイレ環境の不満など、背景を知ることで対処も変わってきます。この記事では、猫がスプレーをする5つの主な理由と、やめさせるための具体的な対処法をご紹介します。

猫がスプレー行為をする5つの理由

スプレーをお掃除

猫が壁や家具におしっこを吹きかける“スプレー行為”は、ただの粗相ではありません。

猫にとって、重要な意思表示=マーキングであり、そこには明確な理由があります。ここでは、代表的な5つの原因を詳しく解説します。

1.縄張りの主張・マーキング

スプレー行為は、猫が「ここは自分の場所だよ」とアピールするためのマーキングです。特に、外の猫のにおいや姿を見かけたとき、新しいペットや来客が家に入ったときなど、自分の縄張りが脅かされると感じると、スプレー行為が起こりやすくなることがあります。

壁や玄関付近、窓際などに頻繁にスプレーするのは、縄張り境界を強調しているサインかもしれません。

2.発情によるもの

発情期を迎えた猫──特に未去勢のオス猫は、異性へのアピールや繁殖本能の一環としてスプレーを行うことがあります。

これは「自分の存在を知らせる」ための行動で、ホルモンが強く影響を与えています。室内飼いでも見られるため、手術の有無がスプレー行動の頻度に大きく影響するケースです。

3.ストレスや不安

引っ越し、家具の配置換え、騒音、家族構成の変化など、環境の変化は猫にとって大きなストレスです。また、飼い主とのふれあいが減ったことによる寂しさや不安も、スプレー行為につながることがあります。

この場合、スプレーは「情緒の乱れ」や「自己主張」の手段となって現れ、急に頻度が増えることが特徴です。

4.トイレ環境への不満

トイレが汚れている、猫砂の種類が合わない、音や場所が気になる──そんな些細な不満が積もると、猫は「ここではしたくない」と感じ、別の場所に排泄してしまいます。

スプレー行為のように見えて、実は“トイレの代替行動”として行われているケースも。特に神経質な猫ほど、トイレ環境の影響を強く受ける傾向があります。

5.多頭飼育によるストレスや競争

複数の猫が同居している環境では、スプレー行為は“主張”や“縄張りの再確認”の手段になることがあります。

新しい猫が加わったり、既存の猫同士の関係が変化した場合など、猫同士の緊張や競争意識が高まることで、ストレスからスプレー行為が増えることがあります。

スプレー行為をやめさせるための対処法

猫トイレ掃除

スプレー行為には明確な原因があるからこそ、その背景に合わせた対処が必要です。

叱るだけでは逆効果になることもあるため、猫の気持ちに寄り添いながら、根本的な解決を目指しましょう。

環境を整えて安心感を与える

縄張り、不安やストレスが原因の場合、猫が「ここは安全な場所だ」と感じられる空間づくりが第一歩です。

家具の配置や隠れ場所の確保、においの原因となるものの整理などを行い、リラックスできるテリトリーを整えてあげましょう。外の猫が刺激になっている場合は、窓の目隠しや音・視線対策も有効です。

去勢・避妊手術を検討する

性的本能によるスプレー行為は、去勢・避妊手術によって大きく軽減されるケースが多いです。

特に発情期のオス猫では、手術後にスプレー行為がほぼなくなることも。ただし、行動が習慣化している場合はすぐに改善されないこともあるため、早めの判断が効果的です。

トイレ環境を見直す

猫にとってトイレは非常に繊細な場所。猫砂の種類やトイレの形、大きさ、設置場所などが合っていないと、排泄行動そのものに不満を抱くことがあります。

常に清潔を保ちつつ、トイレの数は猫の頭数+1つが理想。静かで落ち着ける場所に設置しましょう。

叱らず、静かに対応する

スプレーの痕跡を見つけたときに、怒鳴ったり叩いたりしてしまうと、猫はますます不安を募らせてしまいます。

猫は「あとから怒られても理由が分からない」ため、叱ることで改善することはほとんどありません。感情的にならず、冷静に状況を見直す姿勢が重要です。

フェロモン製剤や市販グッズを活用する

安心感を与えるフェロモン製品は、スプレー行動の抑制やストレス軽減に効果的とされています。また、スプレーされた場所は専用の消臭剤や酵素系クリーナーでしっかり除去することもポイント。

においが残っていると、「またここでマーキングしよう」と思わせてしまうため、徹底的な消臭は欠かせません。

まとめ

振り返る猫

猫のスプレー行為は、必ず“何かを伝えるため”のサインです。縄張りの不安、ストレス、トイレの不満、発情──原因を正しく理解すれば、叱らずに対処することができます。

大切なのは、猫を責めるのではなく「どうすれば安心できるか」を一緒に考える姿勢。猫にとっても、飼い主にとっても快適な暮らしを取り戻すために、まずはできるところから環境を見直してみましょう。

関連記事

枕を使ってお布団で眠る猫→まるで『人間のように使いこなす姿』が可愛すぎると笑顔になる人が続出「完璧に使いこなしてるw」「すごすぎw」
ママが2匹の猫におもちゃを買ったら→興味しんしんだったのに…まさかの『思ってたんと違う反応』に「猫あるあるw」「名前呼んだらくるのすごい」
『真っ黒の猫になるだろうな』と思っていたら…成長後→予想もしていなかった『衝撃のビフォーアフター』に反響「ものすごっく好き」「かわよ!」
猫といういきものが分からなくなってきた…『ポーズ』を見てみると?→『衝撃の瞬間』が52万表示「小さいオッサン入ってそうw」「夏目漱石」
犬猫4匹での初めてのお留守番を『隠し撮り』してみたら…飼い主さんを待つ様子が泣けると6万再生「心が熱くなった」「大好きなんだね」

  1. 米ワーナーがパラマウントの買収提案を拒否 「重大なリスクをもたらす」 資金調達などに懸念示す ネットフリックス支持を呼びかけ
  2. 出演者記載の看板にバツ印…自衛官の男(43)を器物損壊の疑いで追送検 東京・赤坂女性刺傷事件 警視庁
  3. 【赤坂・個室サウナ火災】SOS届かず…非常用ボタンの受信盤”電源オフ”に 店オーナー「電源入れたことない」 個室サウナ増に専門家「ルール見直し必要」【news23】
  4. ちょとしたハプニングも…愛子さまが皇室伝統「鴨猟」で16か国の外交団もてなし 単独での“鴨場接待”は初
  5. “世界都市ランキング”東京が初の2位に!ニューヨーク抜き 「飲食店の多さ」で1位 大阪18位・福岡40位
  6. 「作業員が生き埋めになって出られない」排水管の取り替え工事中に土砂崩れ 男性作業員(45)が死亡 東京・福生市
  7. JR貨物の列車が神奈川県の浜川崎駅で脱線 運輸安全委員会が調査開始
  8. 東京・赤坂の個室サウナ店夫婦死亡火災 店のオーナーが“非常用ボタンの受信盤の電源”「今まで入れたことがない」「触ったことがない」警視庁
  9. 今年のトレンドは“タイパ&お手軽”…お掃除アイテムの世界、依頼数が5年で約4倍「大掃除代行」人気に【Nスタ解説】
  10. 卵「1パック308円」調査開始以降で過去最高値、「冷凍液卵」が需給・価格安定の切り札に?【Nスタ解説】
  1. 『風呂嫌いのネコ』を一人でシャンプーした結果…想像を超えてくる『激しい攻防戦』が56万再生「怖いんだよねw」「お疲れ様ニャ」と話題
  2. 【赤坂・個室サウナ火災】SOS届かず…非常用ボタンの受信盤”電源オフ”に 店オーナー「電源入れたことない」 個室サウナ増に専門家「ルール見直し必要」【news23】
  3. “世界都市ランキング”東京が初の2位に!ニューヨーク抜き 「飲食店の多さ」で1位 大阪18位・福岡40位
  4. 「作業員が生き埋めになって出られない」排水管の取り替え工事中に土砂崩れ 男性作業員(45)が死亡 東京・福生市
  5. ちょとしたハプニングも…愛子さまが皇室伝統「鴨猟」で16か国の外交団もてなし 単独での“鴨場接待”は初
  6. JR貨物の列車が神奈川県の浜川崎駅で脱線 運輸安全委員会が調査開始
  7. 米ワーナーがパラマウントの買収提案を拒否 「重大なリスクをもたらす」 資金調達などに懸念示す ネットフリックス支持を呼びかけ
  8. 東京・赤坂の個室サウナ店夫婦死亡火災 店のオーナーが“非常用ボタンの受信盤の電源”「今まで入れたことがない」「触ったことがない」警視庁
  9. 出演者記載の看板にバツ印…自衛官の男(43)を器物損壊の疑いで追送検 東京・赤坂女性刺傷事件 警視庁
  10. 床で寝そべっていた猫→邪魔しないように『避けて通った』結果…予想外すぎる展開が41万再生「沸点が意味不明w」「跨ぐんじゃねぇよ!」
  11. 赤ちゃんが生まれた時から一緒にいる犬→大きくなったら…あまりにも尊い『成長記録』が19万再生「どちらも気になる存在」「仲良しさん」
  12. 今年のトレンドは“タイパ&お手軽”…お掃除アイテムの世界、依頼数が5年で約4倍「大掃除代行」人気に【Nスタ解説】