“バーボンの聖地”を代表するマスターブレンダー&コウケンテツが来場! 「バッファロー・トレース」試飲会をレポート

2025-07-05 12:00
“バーボンの聖地”を代表するマスターブレンダー&コウケンテツが来場! 「バッファロー・トレース」試飲会をレポート

アメリカ・ケンタッキー州で1775年に創業し、全米最古のウイスキー蒸留所として世界的に知られる「バッファロー・トレース蒸留所」。そのマスターブレンダーを務めるドリュー・メイヴィル氏が来日したことに合わせ、同蒸留所のバーボンを輸入販売する明治屋が7月3日にマスコミ向け試飲会を行った。会場になった東京・有楽町の「山 ワンランク上の世界の山ちゃん 有楽町店」には、スペシャルゲストとして料理研究家のコウケンテツも来場。彼が考案したおつまみも提供され、頭と舌でバーボンへの造詣を深める機会になった。

全米最古の蒸留所からマスターブレンダーが来日

『バッファロー・トレース』『イーグル・レア』などのバーボンを生産している「バッファロー・トレース蒸留所」は、ケンタッキー州北部の町、フランクフォートに400エーカー以上の敷地を擁する巨大蒸留所。1775年設立のリーズタウン蒸留所を原点とする全米最古の蒸留所であり、長い歴史の中で名称を変えながらサゼラック社の傘下となった1999年から現在の名称で運営されている。

今回来日したドリュー・メイヴィル氏は、サゼラック社のマスターブレンダー兼品質担当ディレクターとして同蒸留所の全製品に携わり、イギリスの専門誌が行うワールドウイスキーアワードで、今年の「American Whiskey Brand Ambassador of the Year」にも選出された人物だ。

この日は「日本に来るのは今回が5度目になり、また戻ってこられて嬉しいです」と始めに挨拶したメイヴィル氏が、バーボン作りの基本的なルールやブレンダーと蒸留家の違いなどを解説。そして禁酒法の時代や10年に一度の割合で起こる大洪水の被害などを乗り越えて現在に至る同蒸留所の歴史が詳しく語られた後、料理研究家のコウケンテツを交えたテイスティング講座が実施された。

数々の賞を受ける名蒸留所の逸品をテイスティング

4種用意されたバーボンのうち、一つ目に試飲した『バッファロー・トレース』は、数々の賞を受ける同蒸留所のバーボンの中でフラッグシップに位置付けられている銘柄だ。

まずは香りを楽しんだところで「バニラやキャラメル、あるいは例えば桃のようなフルーツの香りが感じられましたか?」と我々に尋ねたメイヴィル氏は、次に数度に分けて舌を“準備体操”させながら味を確かめる試飲方法を勧め、「その味がどんなストーリー語りかけているのか、ウイスキーの声を聞いてみてください」とブレンダー流のコツを伝授。その上で「甘さ、フルーティーさが最初にきて、そこからスパイシーな味わいが舌の方から感じられ、さらに舌の奥の方に行くにつれてドライなオークの香りがやってくると思います。まさにバランスの良い味です」と自慢の味をPRした。

一方でその解説を聞いたコウケンテツは「今までテイスティングって一口で終わりにしていたんですけど、舌を準備体操させながら一回、2回と飲み分けることで小説を読んでいるような気分が感じられて、作り手の意志が伝わってきました」と感動のコメント。

続いて試飲した『イーグル・レア10年』『イーグル・レア17年』は、長期熟成のプレミアムバーボンだ。メイヴィル氏は「キャラメルやピーチ、オレンジピールのような香りがあり、スムーズな飲み口だが、ライ麦由来のペッパーのような風味や、ナッツ、ダークチョコレートのような風味など、長期熟成ならではの複雑さが感じられる味わい(10年)」「ダークチェリー、あるいはシナモンやクローブのスパイシーさ、そして歳を重ねた皮革のような香りがあり、バランスの良い味を楽しんでもらえると思う(17年)」とそれぞれの味を解説。これに対してもコウは「7年の歳月でこんなに変わるものなんですね」と感嘆の表情を浮かべた。

バッファロー・トレースと合わせる食材にコウケンテツが選んだのは?

その後、ライ麦の代わりに小麦を使用したウィーテッドバーボンの『パピーヴァンウィンクル23年』もテイスティング。それぞれの味の違いを確かめ、じっくり堪能したところで、コウがバッファロー・トレースに合わせてレシピを考案した『マグロと野菜のオリーブ醤油マリネ』が各席に提供された。

本品はそぎ切りにしたマグロの上に、オリーブオイル、醤油、柚子胡椒のドレッシングを混ぜ合わせたフルーツトマトやミョウガなどの野菜をのせた一品。「普段から毎日食事とともにウイスキーを楽しんでいる」と言うコウは、「醤油や味噌などの和食調味料とバーボンに共通する発酵感と魚臭さを流してくれるバーボンの個性にヒントを得て、あえて和食風の魚料理を選んだ」と語り、「サバ味噌やブリ照りなどもおすすめです」と他の魚料理とのマッチングも薦めた。

そのほか、会場となった「山 ワンランク上の世界の山ちゃん 有楽町店」が提供している『幻の手羽先』『和牛ヒレステーキ』も提供され、バーボンとのマッチングをエンジョイ。なお、『バッファロートレース』と『イーグルレア10年』は同店でも味わえるので、その味が気になる方は訪れてみてはいかがだろう。

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