ドライアイ研究の第一人者が警鐘鳴らす「脳の日焼け」とは? 紫外線カットサングラス「眼鏡市場UV」発表会

2025-07-11 08:00
ドライアイ研究の第一人者が警鐘鳴らす「脳の日焼け」とは? 紫外線カットサングラス「眼鏡市場UV」発表会

眼鏡専門店「眼鏡市場」を展開するメガネトップのサングラス新商品発表会が7月8日に東京都内で開催された。4月に続き、今年2度目となった新サングラスの発表機会では、7月25日に発売を予定される新商品『眼鏡市場UV』がお披露目。さらにドライアイ研究の世界的な第一人者である有田玲子医師をゲストに招いた「脳の日焼け」に関するトークセッションも行われた。

「眼鏡市場市場最高ランク」の紫外線カットサングラスが誕生

紫外線が人体に与える影響を数値的に表したUVインデックスで、直近3年間の8月における平均数値が「非常に強いレベル」の8.1に達する(*)など、紫外線対策の重要性がますます増している昨今。強い紫外線は目にも悪影響を及ぼすため、リスク対策としてのサングラス着用が注目を集めている。

そうした中「眼鏡市場」が7月25日に発売する紫外線カットサングラス『眼鏡市場UV』は、「“目を守る文化”を浸透させる」のミッションのもと、「日常使いのサングラス」をコンセプトに日常生活に溶け込むデザインと眼鏡レンズで唯一SPF50+/PA++++の認証を得る高性能を兼ね備えて開発された同社の自信作だ。

発表会の冒頭で挨拶に立ったメガネトップの冨澤昌宏社長は、先日、熊本城が案内スタッフのサングラス着用を公表したニュースが話題を集めたことを引き合いに出しつつ、「日本ではまだ、仕事中にサングラスをかけることを不自然に思う人が多い現状があります。その社会環境を変えるために、私たちは仕事、プライベートに関係なく日常使いできるサングラスが必要だと考えました」と本製品の開発背景を紹介。その上で「サングラスをかけることをわざわざ断らなくてもよくなるような、誰もが気軽にサングラスをかけられる状態を目指します」と意気込みを述べた。

目の紫外線が引き起こす「脳の日焼け」とは?

続いて、ゲストの有田玲子医師と冨澤社長、同社のPB開発の中心メンバーである商品部の櫻井憲一郎部長の3名による、「脳の日焼け」をテーマにしたトークセッションを実施。

有田氏は、さいたま市の伊藤医院所属の眼科医で、ドライアイ研究で世界的な第一人者として知られる人物。目の紫外線対策に関する発言も多く、自身のYouTubeチャンネル「眼科医 有田玲子先生のドライアイ診察室」でも目の健康情報を発信している。登壇した同氏は、始めに「紫外線対策というと、普通は肌の日焼け止めをイメージされるかと思うのですが、実は目の紫外線対策をすることで目の病気はもちろん、脳や体、肌も守ることができますので、そういったことを学術的なエビデンスと共に紹介させていただきたいと思っております」と挨拶を述べた。

同氏による目の健康と紫外線対策のレクチャーから始まったトークでは、最初に「UVインデックスが8以上の時に何も対策をしないで外出をすると、目は火傷するような状態になり、目を通して脳も日焼けしてしまうということが分かっています」という研究結果が紹介され、その上で「脳の一部である網膜が紫外線を浴びるということは、脳が直接紫外線を浴びるのと同じこと」という解説が。「それにより自律神経や運動神経の不調を引き起こされ、熱中症のリスク増加にもつながる」と警鐘が鳴らされた。

次に紫外線が目に引き起こす病気の例として、角膜炎、翼状片、白内障をあげ、さらに「網膜の黄斑部に紫外線が当たると、日本人の失明原因で二番目に多い加齢黄斑変性症を発症させるリスクもあります」と語る同氏。

また、肌の日焼けを防ぐには肌自体に日焼け止めを塗っておけば大丈夫と思いがちだが、同氏は「目を通して脳が日焼けすると、脳の防衛本能が体内にメラノサイト(メラニン色素を生成する細胞)を作るように信号を出し、結局日焼けしたのと同じ状態が作られてしまう」と語る。

その上で”脳の日焼け”を防ぐ手段としてサングラス着用の有効性を説いた同氏は、眼科医の観点から見たサングラス選びのポイントとして「①紫外線カット率が99%以上のものを選ぶ」「②レンズの色ではなく、UVカット機能の有無を確認する」「③顔にしっかりフィットし、隙間から紫外線が入らないデザインを選ぶ」という3点を伝授。

その中で③のポイントについては、「眩しさを避けたくて色の濃いサングラスを選ぶ方も多いと思いますが、暗いレンズは瞳孔が広がって水晶体や網膜にまで届く紫外線の量が増えてしまうので、眼科医としては明るめクリアなレンズをおすすめしています」とアドバイスを付け加えた。

一方で、冨澤社長からは欧米に比べて5分の1程度に止まる日本人のサングラス所持率の現状とその背景、櫻井氏からは警察官や消防士など公的機関の職員にサングラスの着用が広まりつつある理由などが語られ、それぞれの立場から日常的なサングラス着用を推奨すべきメリットが述べられた。

『眼鏡市場UV』のかけ心地を会場で体験!

会場には3型8種で展開される『眼鏡市場UV』の全モデルが展示され、そのかけ心地を体感することができた。

スクエア、ウエリントン、ボストンの3つの形が選べるフレームは眼鏡そのもの。鼻パッド付きのモデルもあり、濃度80%のダークブラウン、同25%のライトブルー、同5%のクリアのうち、クリアのレンズを装着すると眼鏡と言われてもまったく違和感のない見た目で、場面を選ばす着用できるアイテムだと感じた。

また、屋外の長時間勤務を念頭に耐久性を高めた設計になっているとのことだが、実際に手にしてみると非常に軽く、そのあたりはPB用の自社工場を擁する同社の技術力を感じる部分だった。

『眼鏡市場UV』は眼鏡市場150店舗およびオンラインショップで7月25日に発売予定。価格は税込9900円を予定している。外でアクティブに動くことが増える夏、肌だけでなく目の紫外線ガードの準備もお早めに。

(*)気象庁発表のデータより算出した茨城県つくば市の数値

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