「すぐれた猫に贈られる賞」シニア部門を競い合うのは、いずれも「ツワモノ」ばかり…英国で一般投票

2025-07-16 06:00

毎年すぐれた猫に贈られる、英国の「ナショナル・キャット・アワード」。2025年のシニア猫部門には3匹がノミネートされ、一般投票を受け付けています。いずれも「産後うつから救った」「妊娠や病気を教えた」「超高齢でも活動的で猫生を謳歌中」という強者ばかりです。

「シニア猫に贈られる賞」の候補猫が出そろう

女性のそばにたたずむ猫

画像はイメージです

英国で毎年すぐれた活動をする猫に贈られる賞「ナショナル・キャット・アワード」。2025年の候補猫たちへの一般投票が7月末に締め切られます。このイベントを主催する「Cats Protection」は、毎年約15万7000匹もの猫を保護・支援している慈善団体です。

「シニア猫部門のファイナリスト」にノミネートされているPanzer(17歳)をご紹介しましょう。

飼い主は英オックスフォードの南に位置する街、ディドコットに住むJoanne Bookerさんです。彼女が出産したばかりの息子Finnに大変な治療が必要になったとき、支えてくれたのがPanzerでした。

「4年前に地元の保護施設から引き取ったときは、ちょっと個性的な猫でした。不安を抱えていたようで、過剰な毛づくろいをしていたのです。かわいそうに思って引き取りました」という彼女です。

「でも数ヵ月後には薬も必要なくなって、毛も生え変わり、元気そうに家中を走り回っていました。今では甘えたり撫でてもらったりするのが大好きな猫です」

産後うつ状態から救ってくれた愛猫

赤ちゃんをのぞき込む母親と猫

画像はイメージです

Joanneさんは図書館に勤めています。初めて出産して母親になった直後は「とても孤独で圧倒されるような気持ち」だと感じたそうです。しかもFinnくんには命にかかわる治療も続いていました。そんなときに愛猫が「やさしい思いやり」を示してくれて、産後のうつ状態から彼女を救ってくれたといいます。

「Panzerは私に必要なのは安心感だとわかっているようで、そばにいて抱きしめてくれたのです。それでずいぶん心が落ち着きました」と彼女はいいます。

「隣に寄り添っていないときでも、ずっと私たちを見守ってくれていましたね」

残る2匹も、すばらしいシニア猫

大工仕事をする飼い主を見つめる猫

画像はイメージです

Panzerのほかに「シニア猫部門のファイナリスト」にノミネートされているのは、次の2匹です。

Mitzi(15歳)はGeorginaさんの大切な愛猫です。この猫の直感力は、長年彼女をびっくりさせています。今までとは違う方法で彼女のお腹に寄り添うようになったとき、Georginaさんはすぐに自分が妊娠しているとわかりました。

その後も、彼女の脇の下にもぐりこむようになった愛猫を見て、ただちに医者に行った彼女は、乳がんと診断されました。妊娠や出産、がん治療を通して、Mitziは常に飼い主に寄り添う大切な存在であり続けています。

Carrot(21歳)は CharlotteさんとRobさんの愛猫です。12歳のときに保護施設で出会い「施設で一番悲しそうな猫」だと感じました。そのまま家族に迎えられ、2人が「高齢の猫として完璧な存在」と賞賛するほどすばらしいペットになりました。

この猫は活動的な性格で、Robさんのガレージでの大工仕事を手伝ったり、ディナーパーティーに参加したり、結婚式の写真撮影にも参加したりと、積極的な毎日を過ごしています。

出典:
Rescue cat supported mum with postnatal depression
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