猫が『ゴロゴロ言わなくなった』理由3選 ちょっと心配な不調のサインの場合も

2025-07-30 16:00

猫の「ゴロゴロ」は、愛猫家にとってはずっと聞いていたい子守歌のようなものです。今回は、なぜ愛猫が急に「ゴロゴロ」と鳴かなくなったのか、その理由を3つの視点に分けて解説します。みなさんの疑問解消に役立てたら幸いです。

1.そんな気分じゃない

ツンとした表情の猫

猫は気まぐれな動物と言われ、甘えん坊になったかと思えば、突然、そっけなくなったり、まるで秒単位のごとく気分がコロコロ変わります。

普段、ご飯前に必ず「ゴロゴロ」と鳴いていた愛猫が、ある日、急にまったく無反応になるのは、もしかすると、単に気分が乗らないせいかもしれません。

対人関係で言うと、ご飯前の猫の「ゴロゴロ」は、「ご飯が欲しい!」などの要求、気持ちの高まり、飼い主さんへの愛情表現を伝える手段です。

愛猫が「ゴロゴロ」を言わなくなったのは、ご飯をおねだりしたり、甘えたかったり、飼い主さんに訴えかける必要性を感じなかったからでしょう。それこそ「そんな気分じゃない」心理状態です。

仮に「ゴロゴロ」をやめた理由が気まぐれレベルで、ご飯はちゃんと食べているのであれば、健康上の問題はありません。むしろ、極上の癒しの調べが聞けなくなった分、飼い主さんのメンタル面が心配です。

2.オトナになったのだ!

親子猫の2ショット

2つ目の理由は、「成猫になったから」です。その変化の背景を読み解く鍵に、子猫時代の母猫との関係性があります。

猫が「ゴロゴロ」と鳴くのは、子猫の頃、「お腹が空いた!」「甘えたい!」などの要求を母猫に伝えるためという説があります。

同時に、母猫にとっての「ゴロゴロ」は、目が見えない生まれたての我が子に自分の居場所を知らせる役割を担っています。

つまり、猫の「ゴロゴロ」は、子猫と母猫の間で交わされるコミュニケーション手段のひとつということです。

子猫を「卒業」して成猫になれば、身体の成長とともに精神的にも自立し、今までのように「ゴロゴロ!(ママ!ママ!)」と呼び続ける必要もありません。すでに「猫のなかの猫」として立派にひとり歩きしています。

もしみなさんの愛猫が成猫になって以降、頻繁に「ゴロゴロ」と言わなくなったら、順調に育ってきた証です。人間にたとえると、「声変わり」。そうとらえれば、ほんの少しだけ寂しさが和らぐかもしれません。

ちなみに、去勢・避妊手術を受けると、ホルモンバランスの変化の影響などで、「ゴロゴロ」の頻度が減るとも言われています。

3.体調不良やストレスが原因かも?

何となく沈んだ表情の猫

これまで猫が「ゴロゴロ」を言わなくなる理由に、「気分の変化」と「成長」を挙げましたが、体調不良やストレスの問題も無視できません。

猫は環境の変化に影響されやすく、引っ越しなど、まわりの状況が劇的に変わると、ストレスで体調不良になったり、以前の行動が変わってしまうケースもあります。

行動変化の一例としては、多頭飼いのおうちで、新入り猫の加入により、先住猫の「ゴロゴロ」がピタッとやんでしまうことが挙げられます。

猫の「孤高でクール」という定評の裏側には、意外に関係性に敏感な一面が見え隠れします。たとえば、飼い主さんと二人きりにならないと、上手に甘えられない猫もいるほどです。

前述した先住猫は、おそらく、他の猫が気になって、「ゴロゴロ」を控えるようになったのでしょう。

他の猫との関係性によるものではなく、体調不良やストレスが「ゴロゴロ」言わなくなった原因であるなら、やはり、放っておけない状況です。飼い主さんは、すぐに信頼できる動物病院に相談してみてください。

まとめ

男性に撫でられゴロゴロと鳴く猫

当たり前のように毎日聞いていた愛猫の「ゴロゴロ」が急になくなると、ちょっと寂しくなり、同時に心配にもなります。

今回は、なぜ猫が「ゴロゴロ」言わなくなるのか、「気分の変化」「成長による変化」「体調・ストレスレベルの変化」、3つのポイントに絞って解説しました。

これでみなさんの謎が解けたでしょうか?

気まぐれによる一時的な「ゴロゴロ」ストップであれば、何の心配もいりません。ただし、体調不良・ストレスが関わっていることもあるので、数日以上同じ状態が続いたら、放置せずにかかりつけの動物病院に診てもらってください。

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