犬が反応しがちな『言葉』4選 愛犬の心理からコミュニケーションのコツまでご紹介
犬は飼い主さんとの関わりを通して、人間の言葉を少しずつ理解します。この記事では、特に反応しやすい言葉とその理由を紹介するので、愛犬とのコミュニケーションにぜひ役立ててください。
1.「食べる?」

犬が最もよく反応する言葉として、まず考えられるのが食べ物に関わる言葉です。
具体的には「ご飯」「おやつ」といった言葉や「食べる?」といった呼びかけに反応する犬が多くいると思います。
愛犬をどれだけ呼んでも反応しないときでも「食べる?」というと、パッと飼い主さんの方を見るということもめずらしくありません。
もちろん、これらの言葉の意味も、犬は最初から知っているわけではありません。
しかし、毎日食事の時間に「ご飯だよ」「ご飯食べようか」と声をかけたり、「おやついる?」「おやつおいしいね」と話しかけたりすることで、自然と覚えていきます。
特に食べることが大好きな犬ほど、「その言葉の後にはいいことがある」と学習するため、あっという間によく反応するようになります。
よく反応するからといって、ご飯やおやつがないときに「食べる?」といってからかったりだましたりすると、徐々に反応しなくなることもあるため、過度に期待させるのはやめましょう。
2.「お散歩行こう♪」

ご飯やおやつと並んで、犬が大好きなものといえばお散歩ではないでしょうか?
そのため、食べ物に関する言葉と同じように、「お散歩」「お出かけ」「行く?」などの言葉に強い反応を示す犬もいます。
この言葉を聞いた途端、玄関に向かってダッシュしたり「早く早く!」と急かすように飼い主さんの後をついてまわったりすることもあります。
なかには、言葉ではなく飼い主さんの行動を先読みして、飼い主さんが身支度をしたりテレビを消したりすることを散歩と結び付けて覚えている犬もいるようです。
3.「いい子だね!」

飼い主さんのことが大好きな犬は、なでてもらったり遊んでもらったりすることを喜びます。
それだけでなく、飼い主さんにほめられたり笑顔を向けてもらったりするだけでも、うれしいと感じることがあるでしょう。
そのため、「いい子!」「可愛いね」「すごいね」など、自分がほめてもらえるとわかる言葉に対して、強い反応を示す犬が多くいます。
反対に、怒られそうだと感じたときは気配を消すように静かにしていたり、隠れたりする行動を取ることもあります。
4.「シャンプー/爪切りしよう」

嬉しいことや、楽しいことがあるとわかる言葉に犬は強く反応します。
言葉を聞くだけで飼い主さんに近づいてくることが多くあると思いますが、それとは逆に、シャンプーや爪切りをはじめ、犬が苦手としていることや嫌いなことを表す言葉を聞くと、さっと逃げて行ってしまうことがあります。
犬が苦手だとわかっていることをする必要があるときは、あえて言葉をかけずにさりげなく捕まえて時間をかけずに、さっと終わらせてあげてください。
また、苦手なことに対しては、少しずつ時間をかけて慣らしていくようにしましょう。
まとめ

この記事では、多くの犬が反応しやすいとされている言葉を紹介しました。
犬が言葉の意味を理解するのは、言葉を聞いた後に起こるできごとと結びつけて覚えていると考えられています。
そのため、自分にとっていいことがあると予想できる言葉に対しては、とてもよく反応する傾向があります。
反対に、すごく苦手なことや怖いことを連想させる言葉もよく覚えがちです。
愛犬に言葉を覚えさせたい場合は、それらを意識して上手にコミュニケーションを取っていきましょう。
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