日本初のメダルは「あれよあれよという間に」飛込日本代表がシンガポールから帰国【世界選手権】
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-08-04 20:35

シンガポールで行われた水泳の世界選手権が3日閉幕。日本初のメダルを獲得した混合団体(チームイベント)の坂井丞(32、ミキハウス)、西田玲雄(25、岡三リビック)、金戸凜(22、日本大学)、三上紗也可(24、日本体育大学大学院)やパリオリンピック™銀メダルの玉井陸斗(18、立命館大)らが4日、帰国した。
坂井は「2009年に世界選手権に初めて出てからメダルというものに手が届かなくて、メダルを取った人と取っていない人の扱われ方が違うというのもずっと感じていることなので、メダルを取って帰ってこれて嬉しい」と笑顔を浮かべた。
この種目で日本がメダルを獲得するのは初めての快挙。三上は「自分たちも思ってもいなかった結果だったので、本当に驚いたし嬉しい気持ちでいっぱいになった」と振り返った。最年長のメンバーとなる坂井も「出たことがなかったのでどういう結果になるかわからない中、試合をやっていくうちに意外と戦えているなと実感もあったし、あれよあれよという間にメダルに手が届いた」とメダル獲得時の胸の内を明かした。
パリ五輪で銀メダルを獲得し、22年の世界選手権以来のメダルを目指した玉井は「6位という結果になってもちろん悔しい気持ちはあるが、世界選手権に向かうまでに自分の気持ちやコンディションが合わない時期を過ごした。決勝に残るところまで行けたのは十分頑張れたと素直に思う」と評価。今後については「大きな大会はしばらく無いが、来年の春ごろにワールドカップに参加できるかもしれないのでまずはそこを意識して。アジア大会はまずは代表入りしてメダルを獲得することを目標に頑張っていきたい」と前を向いた。
※写真は左から坂井選手、三上選手、金戸選手、西田選手