犬を連れて帰省するときに注意すべきこととは 起こり得るトラブルや予防策をご紹介

2025-08-11 11:00

お盆や年末年始に、愛犬を連れての帰省を計画する飼い主さんは多いでしょう。慣れない環境での移動や滞在は、愛犬にストレスを与え、さまざまなトラブルが起こる可能性があるため注意が必要です。この記事では、犬を連れて帰省するときに注意すべきことと、トラブルの予防策についてご紹介します。

犬を連れて帰省するときに注意すべきことは?

車の後部座席に座るビーグル

愛犬との帰省は、普段とは異なる環境に身を置くことになり、それに伴ってさまざまなトラブルが起こる可能性があります。それらの起こり得るトラブルは、いわば注意すべきポイントです。ここでは、犬を連れて帰省するときに注意すべきことをご紹介します。

1.車酔いや体調不良

愛犬を連れて帰省する際、車での移動を選ぶ飼い主さんは多いでしょう。しかし、長時間の車移動は、愛犬の疲れや車酔いにつながりやすいです。

また、移動中の疲れや、帰省先の慣れない環境によるストレスから、愛犬が体調を崩すケースも少なくありません。出発前は元気でも、帰省先で下痢や嘔吐、食欲不振などを起こすことがあるため、体調の変化に十分注意しましょう。

2.粗相や破壊行為

帰省先は、いつもと違うにおいや環境であるため、戸惑いや不安を感じる犬は少なくありません。その結果、トイレ以外の場所で排泄をしてしまうことがあります。普段はトイレが完璧な犬でも、環境の変化によって一時的に粗相をするのはよくあることです。

また、慣れない環境に対して、飼い主さんが思っている以上に愛犬が不安やストレスを感じていることがあります。その場合、家具などをかじって破壊するという行動を取ることも考えられます。

3.吠えや夜鳴き

帰省先での慣れない環境に愛犬が興奮したり、不安を感じたりして、無駄吠えが増えることがあります。また、夜間に夜鳴きをしてしまうことも。

無駄吠えや夜鳴きは、帰省先の家族だけでなく、隣近所にも迷惑をかける可能性があるため、事前の対策や配慮が求められます。環境が変わることで、普段は吠えない犬でも吠えてしまう場合があるため、油断は禁物です。

4.誤飲、誤食

帰省先では、家族や親戚が置きっぱなしにした食べ物や薬、仏壇のお供え物、子どものおもちゃ、観葉植物などが、愛犬の届く場所にあるかもしれません。

こうしたものを愛犬が口にしてしまうと、下痢や嘔吐をするだけでなく、中毒を起こしたり、喉や腸に詰まらせたりするおそれもあります。場合によっては命にかかわることもあるため、十分な注意が必要です。

好奇心旺盛な犬や何でも口に入れてしまう癖のある犬は、誤飲や誤食のリスクが高いため、特に注意する必要があります。

5.帰省先のペットや人とのトラブル

帰省先にもペットがいる場合、ペット同士の相性が問題になることがあります。特に初対面では、お互いに威嚇し合ったり、喧嘩になったりすることも少なくありません。

また、帰省先の家族や親戚の中に犬に不慣れな人がいる場合、その接し方に愛犬が驚いて吠えたり、噛んでしまったりすることも考えられます。特に、子どもの無邪気なふれあいには気をつけなくてはいけません。

さらに、帰省先の誰かが勝手に愛犬に食べ物を与えてしまい、下痢や嘔吐をするというトラブルも起こりがちです。

6.脱走、迷子

帰省先の慣れない環境では、玄関の開閉時や散歩中の一瞬の隙を突いて愛犬が脱走し、迷子になるおそれがあります。慣れない土地で犬が迷子になると、自力で帰省先の家に戻るのは難しく、事故に遭う危険もあります。

ちょっとした油断が脱走の隙を与えてしまうため、帰省先では普段以上に注意を払うようにしましょう。また、万が一に備えて、迷子対策をしておくことも大切です。

犬連れ帰省でのトラブルを防ぐための予防策は?

クレートで休むジャックラッセルテリア

愛犬との帰省を安全で楽しいものにするためには、起こり得るトラブルを予め想定し、事前に対策を講じることが大切です。ここからは、犬連れ帰省でのトラブルを防ぐための予防策をご紹介します。

1.車酔いや体調不良に備える

帰省前は、愛犬の体調を万全に整えておきましょう。

車で帰省する場合、車酔いをしやすい犬や車での長距離移動に慣れていない犬は、獣医師に相談して酔い止めの薬を処方してもらうことをおすすめします。満腹や空腹の状態だと車酔いしやすくなるため、食事は出発の2〜3時間前に、いつもより少なめの量を与えてください。移動中は1〜2時間ごとに休憩を取り、無理のないスケジュールにしましょう。

また、帰省先で愛犬が体調を崩したりケガをしたりしたときに備えて、事前に近くの動物病院を調べておくことも大切です。

2.帰省先の環境を整える

帰省先の環境を整えることは、さまざまなトラブルを防ぐことにつながります。

帰省先に着いたら、まずは愛犬が安心して過ごせるスペースを確保してあげてください。普段使っているクレートや犬用ベッドを設置してあげると、そこで安心して過ごすことができるでしょう。

安心できる場所があることで、愛犬の不安やストレスが軽減され、粗相や破壊行動、吠えや夜鳴きといったトラブルが起きにくくなることが期待できます。

自宅に近い環境が犬に安心感を与えるため、トイレもいつも使っているトレイやシートを持参するのが理想的です。

さらに、犬にとって危険なものは、愛犬の届かない場所に片付けるか、愛犬が近づけないようにして、誤飲や誤食のリスクを減らしましょう。

3.事前に情報を共有しておく

初めて愛犬を連れて帰省する際は、事前に情報を共有しておくことが、帰省先のペットや人とのトラブルを防ぐうえで重要です。

帰省先の家族や親戚には、愛犬を連れて行くことを伝え、愛犬の性格や接し方、注意点(例えば「食べ物を勝手に与えない」「急に触らない」など)といった愛犬に関する情報を共有しておきましょう。また、犬が苦手な人や犬アレルギーの人がいないかを確認しておくことも大切です。

帰省先に子どもがいる場合は、大人の方から犬との接し方を教えておくようお願いして、トラブルを防いでください。

もし帰省先にペットがいるなら、事前にそのペットの性格や愛犬と相性がよさそうかを確認し、どのように対面させるかなどを話し合っておくとよいでしょう。

こうした情報を共有したうえで、帰省先に犬を連れて行くのが難しいと感じた場合は、近隣の犬同伴可能な宿泊施設を利用することを検討しましょう。

4.迷子対策をする

慣れない土地での脱走は迷子に直結するため、犬連れでの帰省には迷子対策が欠かせません。帰省先で愛犬が脱走しないように細心の注意を払うとともに、万が一に備えて、愛犬の首輪や胴輪に迷子札を装着しておきましょう。

迷子札に飼い主さんの連絡先が明記されていれば、愛犬が保護された際の連絡がスムーズになります。迷子札に加えて、マイクロチップも装着されているとより安心です。

なお、2022年6月1日以降に販売された犬には、マイクロチップの装着や飼い主の情報の登録が義務付けられています。それ以前から飼育されている犬については、努力義務とされています。

まとめ

スーツケースの前に座るフレンチブルドッグ

愛犬を連れての帰省は、飼い主さんにとって楽しいものですが、慣れない環境に愛犬が不安やストレスを感じてしまうことがあります。さらに、体調不良から迷子まで、さまざまなトラブルが起こる可能性もあります。

愛犬を連れて帰省する際は、今回ご紹介した予防策を参考に、起こり得るトラブルを未然に防ぎましょう。トラブルを回避して、愛犬と一緒に楽しい帰省の思い出を作ってくださいね。

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