郵便事業発展の裏には猫たちの存在が?郵便局で勤勉に働き、職員たちを助けた「郵便局猫」たち 英国・米国

2025-09-08 06:00

かつて英国や米国の郵便局には猫が常駐していました。建物のネズミを駆除するだけでなく、マスコットとしても人々に愛された存在でした。

英国郵便に「週1シリング」で雇われた猫

郵便局のサイン

画像はイメージです

英国郵便(The Royal Mail)に、かつて「郵便局猫」がいたことをご存じでしょうか。「郵便局長が猫好きだったから」というわけではありません。建物からネズミを駆除する方法が必要だったので、猫を飼うことになったのです。

1868年、郵政長官は郵便局で「猫を雇う」ことを認可しましたが、当初3匹いた猫の食事代として要求額の週2シリングではなく、1シリングしか割り当てませんでした。以来予算の増加をめぐって攻防が繰り広げられたのです。

1918年、各猫にそれぞれ週1シリングを与えることが決まりました。この額は1950年代まで続きました。

なかでもMinnieという名の猫は、ロンドン郵便局本部ビルでネズミ駆除係として長年輝かしいキャリアを築きました。1950年にMinnieが亡くなると、その息子だったTibs the Greatが後任に就いたのです。

もっとも偉大な郵便局猫

ネズミを狙う猫

画像はイメージです

Tibs the Greatは、その名のとおり偉大な猫です。成猫のときに体重が23ポンド(10.4キロ)もあった大柄な猫で、郵便局で14年間ネズミ捕りとして勤勉に働いた後、英国郵便本社の「公式猫」にも任命されました。

でもTibsが引退するころまでには殺虫剤が広く普及していたため、その後は郵便局猫を雇う必要がなくなってしまいました。

それでもTibs the Greatが1964年に亡くなったとき、郵便局の雑誌に追悼記事が掲載されるほど惜しまれたのです。

米国にもいた郵便局猫

集まって餌を食べる猫たち

画像はイメージです

郵便局猫がいたのは英国だけではありません。

1904年、ニューヨーク・タイムズ紙は「この国で唯一の連邦猫の管理者であるGeorge W. Cookが自身の81歳の誕生日を祝って、60匹の郵便局猫を招いてパーティーを開いた」と報じました。

そのときのメニューは「子牛のレバーと子羊の腎臓」だったといいます。当時の新聞を見ると、郵便局猫たちの驚くべきネズミ捕りの腕前や、勇敢で愛らしい奉仕の毎日に関する記事が満載されています。

現在は米国でも、害虫駆除業者の参入によって郵便局猫は見られなくなりました。でも郵便事業が拡大していった背後に、猫たちの活躍があったことは忘れないようにしたいものです。

出典:
A Brief History of Post Office Cats
True Cats’ stories: Tibs the Great

関連記事

即席で作ったベッドを置いてみたら、子猫が…まさかの『二足歩行し始める光景』が59万再生「笑いすぎて泣ける」「想像以上に歩いてて草」と爆笑
大型犬と近距離で対面して……小さな子猫が見せた『可愛すぎるリアクション』に6万いいね「巨人が出てきたみたいな」「かわいくて笑った」
1匹でさまよっていた『ガリガリに痩せた子猫』を保護して4日…涙あふれる『変化の様子』に「助けてくれてありがとう」「幸せになってね」の声
普段は勇敢な同居犬→雷を怖がっているのを見たネコがそばに寄り添って…涙が出るほど健気な『まさかの行動』に反響「感動した」「いい関係性」
猫が口を半開きにする4つの理由

  1. 【きょうの天気】広く晴れも北海道や北陸では雨や雪が降るところが… 全国的に日差し暖かくスギ花粉の大量飛散に注意 3月15日
  2. 【 桜田通 】 〝肉体トレーニングはじめました〟 カレンダー発売イベントで 〝恋愛も鍛えていかないと! 40代に向けて良いご縁があれば〟
  3. あす米アカデミー賞授賞式 『国宝』の激励会 メーキャップ・ヘアスタイリング賞
  4. ウクライナ和平 「ゼレンスキー大統領が望んでいない」トランプ大統領が批判 米テレビインタビューで
  5. 猫が『悲しい』と感じているときのサイン3つ ネガティブな感情になる原因や適切な接し方まで
  6. 犬に『ごはん』を与えるときの絶対NG行為6選 愛犬の健康を損なうフードの食べさせ方とは?
  7. 北朝鮮「超精密多連装ロケット砲」の発射訓練で12発連続発射 武力挑発や侵攻を抑止できない場合「破壊的攻撃手段として使われる」
  8. 東京・新宿の携帯電話販売店で緊縛強盗 現金170万円など奪い逃走 店長がけが 20~30代くらいの男2人逃走中
  9. 上野4億円強盗の被害者「香港で金の買い付けするためのお金だった」 “指示役”など男7人を逮捕 現金運搬をリークした人物がいるとみて捜査
  10. トランプ氏 日本などに艦船派遣の期待表明 政権幹部「法律の制約もあるので限界がある」 政府は対応の検討急ぐ
  1. サービスエリアでヒッチハイクの青年を乗せた私。ほぼ無言の1時間のあと別れた数日後「まさかの再会」をすることに
  2. ソウルのカプセルホテルで火災 日本人女性2人含む10人が重軽傷 16人と連絡取れず
  3. 【速報】東京メトロ半蔵門線の電車内でモバイルバッテリー発火 半蔵門線は全線で運転再開
  4. 収納棚から『ガサガサ』聞こえると思ったら…まるで忍者のような『驚きの入り方をする猫』が308万再生「やっぱり液体なんだw」「天才だ」
  5. 【女子高生】を自宅に連れ込み『性的暴行』 市立中学校教諭(28) 「逮捕&懲戒免職」
  6. 【 レイザーラモンRG 】 愛車のバイクと2ショット 「このCBをさらにイジりました♥♡」
  7. イラン 石油施設攻撃されれば「アメリカと関連する中東地域のすべての石油施設を破壊する」
  8. レガシー社交場・スナックの“入りづらい&不明瞭”をDXで透明化! 令和のヒットメーカー手がける新サービス「スナテク」とは?
  9. マンションで74歳女性が死亡 外傷あり 殺人事件の可能性も 大阪・北区
  10. ウクライナ和平 「ゼレンスキー大統領が望んでいない」トランプ大統領が批判 米テレビインタビューで
  11. 自分の『影』が気になる猫→じっと床を眺めて……『ほっこりする光景』に5万いいね「不思議そうなのがたまらん」「しっぽも可愛い」と反響
  12. 北朝鮮「超精密多連装ロケット砲」の発射訓練で12発連続発射 武力挑発や侵攻を抑止できない場合「破壊的攻撃手段として使われる」