連立のリスク「海の藻屑と消える」維新・藤田共同代表が求める“硬直した政治”からの変化【国会トークフロントライン】

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2025-09-26 17:00
連立のリスク「海の藻屑と消える」維新・藤田共同代表が求める“硬直した政治”からの変化【国会トークフロントライン】

参院選後に新執行部体制となった日本維新の会。「次世代のために有言実行」というスローガンの下、藤田文武共同代表は党の再建と政策実現に向けた決意を語った。一方で、自民党総裁選を前に連立政権の可能性も浮上している中、維新はどのような姿勢で臨むのか。維新の現在地と今後の展望を探る。(聞き手:川戸恵子 収録:9月24日)

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執行部体制の変化と今後の課題

ーー前回国会トークフロントラインにお越しいただいた時は幹事長でしたが、去年の衆院選そして今回の参院選でも負け、それでも役職に復活されたというのは?

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
参議院選挙が終わった後に前原共同代表が自分の責任も非常に大きいということでご自身からお辞めになる意向を示されました。私は約8か月から9か月間、役なしの、一兵卒として尽くしてきたんですけれども、もう一度牽引する立場に自分自身もなるという覚悟を持って手を挙げさせていただいて選出いただいたという形です。

ーー党そのものがずいぶん景色が変わったのでは?

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
いや、そんなことはないんです。我々の政治姿勢にしても本当はぶれてなくてですね、まっすぐに同じことを訴えてきたというのはあるんですけれども、ちょっと国民の皆さんからすると「その主張わかりにくいよ」と。それからぶれてるんじゃないのっていうそういうご批判とか見られ方っていうのは、そこは真摯に受け止めてですね、もう一度この維新を再建させていくということをしたいと思います。

ーーただ3人の方が離党なさったし、大変じゃないですか。

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
そうですね。ちょっと私もそこについては、はがゆい思いもあるんですけれども。いろんな考えの方がいらっしゃいますから、それをガーッとまとめ上げていくっていうのがリーダーの器量ですから、ひとえに私達の器量不足というふうに受け止めてやりたいと思います。

参院選敗北の原因分析とネット選挙の変化

ーー参院選の敗因は何だったと考えますか。

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
これはいろいろあると思うんですけれども、やっぱり選挙においてはもっとわかりやすい主張をやっていくということがまず一つ。それから戦術面においては、ネット選挙の流れっていうのが非常に大きく転換したのがこの1年ぐらいだと思うんですが、分析をしても相当SNSの中での占有率というか、拡散率っていうのはずぬけて高くて。

私達は元々そういう広報活動というのは、割と上手だと言われてきたんですけれども、今回は相当遅れをとったなというのがあって、いくら良いことを主張していても、国民皆さんにわかりやすくお伝えできてなかったらやっぱ存在しないのと同じですから。戦術面においてはちょっと立て直しを図りたいなと思っています。

ーーなぜ遅れをとったんですか。

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
これはもう単純に私達の能力というか、やっぱり感度の鈍さだったと思いますね。例えば、石丸さんが都知事選挙に出られて相当ネットを駆使して票集められました。ご支持を得ました。

そこから国民民主党、参政党って至るこの1年ぐらいの間にも相当進化してるんですね。だからすごいスピードでついていかないといけない、ある種のビジネスマインドが必要です。民間企業も同じだと思うんですけどマーケットの移り変わりが早いときにちゃんと適合していくかっていうのが大事で。いくら良い商品があっても、そこがうまくないと売れませんよね。だからそれと同じようなことを私達も考えないとっていうのはあります。

ーー「質」と「手法」との乖離っていうのは、どういうふうに考えますか。

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
私達はどちらかというと、中身がしっかりとずっと一気通貫してあって。それがうまく伝えられてないと。二、三年前ぐらいまでは一応、一番上手に広報してると言われたぐらいだったんですが、そこから遅れをとっているので、中身についてはよりそれを錬磨していく、磨き上げていくっていうのは当然ですけれども、伝える手法っていうのももう一工夫やっていかないとというように思ってます。

自民党総裁選と連立の可能性

ーー多党化時代に入って、どうしても連立を組まなきゃ安定政権はできないような状況なんですけれども。

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
これはいろんな形があり得るし、それは私達は選挙でも非常に厳しい結果だった野党ですから、それは先方からのお申し出とかがないなかで何かこう支えてるっていうのは違うというふうに思います。まずは自分たちの政策をもう一度磨き上げて、法案の骨子を固めていくことがまず先決かなというふうに思いますが、衆参ともに過半数が割れている状況の中ではどこかの協力を得ないと、予算一つ通らないというのはこれ当然のことなので、自民党さんが連立の拡大とかに相当言及されてますけれどもそれは当然のことだと思います。

ですが、その姿勢っていうのは、ただ数を合わせて安定させるって今まで通り、ある種うまくやるということに終始するならば私は長続きしないと思うし、実際にはこの少数与党という状況の中で、様々私達だけじゃなくて国民民主党さんもそうだし、立憲民主党さんも様々な話をされてると思うんですけれどもそうしたことで、多様化したこの国民の民意をしっかりと受け取って、やっぱり変化させていく。今まで硬直した政治だったものを変化させていく。もっと言うと改革で日本の構造自体を変えていくんだと。そして国民の皆さんに寄り添うんだという、こういうことが進まないと、やっぱり失望されるというのがあるので、誰がなるかよりも何をやるか安定させるよりもどう改革するかっていうことだと思いますね。

国民の皆さんが求めるものをまっすぐにできる。そういう政治体制、政治構造を作るっていうのは、私は日本にとって必要だと思うので、何か無責任で、もちろんいられない。でも、かといって何か前のめりであってもいいわけでもないし、ここはあの非常に落ち着いてね、自分たちの政策をもう一度見つめ直すということをこの総裁選の時期だからこそやりたいなと思っております。

ーーただ、先日「もし連立を組んだら日本維新の会がなくなってもいい」みたいなニュアンスの発言をなさって、これが話題をよんだんですけど。

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
これはね、もう週刊誌あるあるで切り取られたんですけどね。私が申し上げてるのは、これまで自民党と連立を一時組んだ政党は、ほぼ全てなくなったと。公明党だけがあるわけですよね、それ以外はもう海の藻屑と消えてしまったというのが歴史的事実である。だから、もし我々がそういうことを決断をするんだったらそのリスクたるや、もう本当に目に見えてあるよねっていうことがまず一つですね。

もう一つはこれは橋下さん松井さんからずっと連なる維新の何かスピリッツみたいなものなんですけど、政策実現にこだわろうと。だから自分たちのそのポストとか身分とか政党の枠組みが安全に生きながらえるってことじゃなくて、とにかく政策を実現するということを優先しようと。そのときにもし仮に捨て身でね。改革が実現した暁に、自分たちが信じるものが実現した。

逆に犠牲となってね、私達の政党がもしなくなるんだったとしたらそれは本望だというぐらいの覚悟でやるべきだということを申し上げたんですけど、もう何か連立くんでなくなっていいよみたいなことをね。言ったように書かれたのはちょっとね、心外でしたね。

「有言実行」の具体策 - 社会保険料改革と副首都構想を柱に

ーー維新が掲げる「次世代のために有言実行」いくつもテーマが挙げられています。

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
この1、2に掲げていただいている「社会保険料を下げる改革」、それから「副首都構想」つまり都市機構改革ですね、これらは前回の参議院選挙で2本柱として、様々重要課題ある中のさらに大事なということでこの二つはさせてもらったので、ここについてのやっぱり価値観合わせっていうのは非常に重要で、必要条件であって十分条件ではないかもしれませんが、ここは外せないところです。

これからの日本の5年10年を考えたときにいち早く手をつけないと間に合わない。日本の財政つまり歳出を見れば、もう一番すごいスピードで肥大化してるのが社会関係、社会保障関係に関係費なんですね。これって、大きくは「医療」と「年金」なんですけど、この医療がどんどんどんどん肥大化していって、今47、48兆円ですけれども、毎年放っても1兆から2兆増えると、自然増ですね。2040年ぐらいには80兆ぐらいまであるというふうに言われているのをいかに押しとどめ、むしろ減らしていくかということをやろうと思えば、自民党が苦手とする既得権の皆さんにも我慢してもらったり、節約してもらったり、知恵を出してもらって、そして削れるところは削るし、そして負担もしてもらわないといけない人が増えるし、そして、実際には構造転換もしないといけない。これは大きな問題なんです。

全国政党か地域政党か - 維新が目指す真の姿と政治的立ち位置

ーー「全国政党」それとも「地域政党」どちらを目指すのか。

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
私は一貫して全国政党を目指すべきだと。最初にちょっと紆余曲折ありましたが一番最初に来たのが2012年の安倍政権が誕生した年でありますけれども、ここからもう13年経ちまして、一貫してやっぱり国をどうすべきかとか国政のアジェンダーについて、やっぱりもがいてきたっていうのが私達の国政における維新の会のずっと経緯でありますから、これについては私も大事にしています。

というのも私も2012年に維新政治塾に参画させてもらったときに“維新八策”っていうのが当時の執行部から出されて、「日本のこの数十年、先送りされてきた課題をどう解決するか」っていうことが、根本思想として書き込まれ発信されていたのに、私は共感したもんですから。

日本政治における維新の会の役割というのはまだあるぞということを私はずっと思っていて。そのためにはやっぱり全国に仲間を作っていくことが大事だと思いますんで、とにかくそれをやってきた幹事長の3年間だったし、これからもそうありたいと思っています。

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