猫が自分のご飯だと期待する『人間の食べ物』5つ あなたも密かに狙われているかも…?
猫も犬のように、人間の食べ物を欲しがることがあります。それでは猫が「自分のご飯かも」と期待する食べ物はどのようなものがあるでしょうか?この記事では5つの例をご紹介。意外なものもあるかもしれませんよ。
1.焼き魚

猫にとって焼き魚の香ばしい匂いは、抗えないレベルの誘惑です。魚は、焼くと脂の香ばしさが空気中に広がります。また加熱によって分解されたタンパク質の匂いも猫が好む香りです。
焼き魚の中でも、特に焼き鮭と秋刀魚の塩焼きは、猫の食欲を強く刺激します。鮭は脂が多いので、香りが立ちますし、少量の焼き鮭でもテーブルに足をかけて狙う仕草をみせることがあるでしょう。
また秋刀魚の塩焼きも、脂と骨などから魚特有の香りがただよいます。他にも、干物の独特な香りがするアジの開きや、鯖の塩焼き、カマスやイワシの塩焼きにも夢中になることがあります。
焼き魚は、皮と脂の芳ばしい香りがする食べ物なので、猫の嗅覚は見事にロックオンされることでしょう。
2.ツナ

飼い主さんの中には「ツナ缶を開けると、猫のおやつのニオイがする」と感じたことがある人もいるかもしれませんね。
ツナは、マグロやカツオが材料に使われており、その魚は猫にとっても大好物。ツナ缶は漬け込んであるオイルやスープのニオイも強いため、缶詰めを開けた瞬間、ダッシュしてくる猫も多いでしょう。
3.唐揚げ

唐揚げはニンニクや生姜、コショウなどのスパイスが香るため、「猫と唐揚げ」にピンとこない人もいるかもしれません。しかし、唐揚げのニオイに魅了される猫は意外といます。
実は、猫にとって「肉と油のニオイ」は黄金コンビ。猫はサラダ油やラードなど、純粋な油を好む動物ではありませんが、肉や魚と組み合わさる油は、魅力的に感じとります。要は、猫は「肉のニオイが油で強調されている状態が好き」なのです。
たっぷりの油で揚げる唐揚げは、猫にとって抗えない香りといえそうです。
4.ハムやソーセージ

猫は本来、狩猟動物であり肉食です。そのことからも、動物性たんぱく質に敏感であることがわかります。
そして、ハムやソーセージは豚や鶏の肉を加工した食品。加熱・熟成によって肉本来の香りが強く立っている食材なので、猫が夢中になる条件が整っています。
また加工によって加えられた塩分は猫の嗅覚を刺激する香りのアクセントとなるため、開封した瞬間、駆け寄ってくる猫も多いかもしれません。
5.乳製品

チーズやバターなどの乳製品を魅力的な香りと感じる猫もいます。特にピザ用チーズやスライスチーズを見せると、クンクン嗅いできたり、トーストにのせたバターに向かって顔を近づけてくる猫もいるでしょう。
しかし、猫の反応には大きな個体差があり、中にはまったく興味を示さない猫もいます。乳製品への関心は魚や肉ほど普遍的ではありません。
猫は甘味の味覚をほとんど感じないため、乳脂肪や炭水化物の匂いだけでは必ずしも「食べたい」と思わないことがあるのです。
乳製品に反応するか否かは、子猫時代に乳製品を食べた経験の差によるでしょう。
まとめ

犬は雑食寄りなため、肉や魚だけでなく、パンや果物、甘いものなど幅広い食べ物を欲しがります。一方、猫は完全肉食にかなり近いため、動物性の食品に強い興味を示します。
ただし、猫が欲しがるとはいえ、何も考えずに与えてしまうのはNG。焼き魚には骨がありますし、唐揚げには香辛料、加工品には添加物と、猫には毒になりそうなものが入っているからです。
いくら猫が欲しがったとしても、おやつやご褒美としてでも、与えない方が安全。「かわいがる」と「甘やかす」は違うので、きちんと線引きしてくださいね。
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