犬の『毛質を悪くする』NG行動4つ 健康な毛並みを守るための正しいケア方法まで

2025-10-26 17:00

『犬の毛質を悪くするNG行動』についてまとめました。普段から何気なくNG行動をしてしまっているかも…。愛犬の健康な毛並みを守るための正しいケア方法を解説します。

犬の毛質を悪くするNG行動

舌を出したシーズーの顔のアップ

犬の被毛には、見た目の美しさや可愛さを良くするための役割だけでなく、皮膚の健康を守ったり、体温を調整したり、様々な大切な役割があります。

飼い主の何気ない行動には、愛犬の被毛を痛めてしまうなど、毛質を悪くしてしまう悪い習慣があるかもしれません。

あなたはうっかりNG行動をしてしまっていませんか?

1.犬臭いからと過度にシャンプーをすること

犬臭いからと過度にシャンプーをすることは、犬の毛質を悪くするNG行動です。

トリミングサロンで念入りなシャンプーをしてもらっても、次の日には犬独特の体臭がするものです。

暑い時期には犬も多少なりと汗をかきますし、雨の日が続くと皮膚が蒸れて嫌なニオイがすることもあります。

頻度としては、月1回程度のシャンプーが適切ですが、1カ月先までずっとシャンプーやトリートメントのいい香りがする…というのは、なかなか難しいことです。

「犬臭い=不衛生」というわけではないため、犬臭いという理由だけで過度にシャンプーをすると、皮膚の安全と健康を守っている皮脂が必要以上に洗い流されてしまい、バリア機能を失う恐れがあります。

皮膚が乾燥し、かゆみやフケが起こり、健康状態が悪化すると、被毛もパサパサしたりゴワゴワしたり、逆にベタベタしてしまう原因になってしまうでしょう。

2.人間用のシャンプーやボディーソープで洗うこと

人間用のシャンプーやボディーソープで洗うことは、犬の毛質を悪くするNG行動です。

人間の皮膚は弱酸性ですが、犬の皮膚はアルカリ性寄りで、犬の皮膚(表皮)は人間の皮膚の3分の1の薄さであるとされています。

犬の皮膚に人間のシャンプーやボディーソープを使用すると、洗浄力や刺激が強すぎるため、皮膚だけでなく被毛にまで悪影響を及ぼします。

皮膚は乾燥し、ひどいかゆみに襲われたり、ヒリヒリと痛みを感じたり、被毛はパサつきゴワゴワになってしまうでしょう。

3.ブラッシングを怠ること

ブラッシングを怠ることは、犬の毛質を悪くするNG行動です。

ホコリやフケと抜け毛が絡まり合い、毛玉ができます。毛玉は通気性が悪く、蒸れたり常在菌が過剰繁殖したりし、皮膚が不衛生な状態になります。皮膚のベタつき、嫌なニオイ、皮膚病の原因になるでしょう。

毛玉になってからでは、ブラッシングのみで解くことが難しくなります。毛玉を被毛の根本からカットしなければなりません。

新しい被毛が生えにくくなったり、全体のボリュームが落ちたり、不揃いに生えてくることがあります。

4.濡れた被毛を自然乾燥させること

濡れた被毛を自然乾燥させることは、犬の毛質を悪くするNG行動です。

雨の日のお散歩で濡れてしまったとき、お散歩の後に手足を洗ったとき、排泄物で汚れてしまった部分をシャンプーしたときなどの自然乾燥は、被毛をゴワゴワにします。

犬の被毛の表面を覆っている毛表皮(キューティクル)が開いたままになってしまうことが原因です。

愛犬の健康な毛並みを守るための正しいケア方法

笑顔でブラッシング

  • シャンプーの頻度は月1回を目安にすること
  • 犬用のシャンプーを使用して洗うこと
  • 毎日のブラッシングを習慣化すること
  • 被毛が湿ったり濡れたりしたときはドライヤーで十分に乾かすこと

シャンプーは月1回、犬用のシャンプーを使って洗い、毎日のブラッシングを欠かさず、濡れたときはドライヤーで乾かしている。

それでも被毛の状態があまりよくない…と感じられるときは、次のような方法も試してみてください。

  • シャンプーを他のものに変える
  • ブラシを他のものに変える
  • ドライヤーの温風の当て方を変える

シャンプーやブラシが愛犬の皮膚や被毛に合っていないことが原因かもしれません。また、ドライヤーの温風を当てるときは、皮膚や被毛から30cm以上離しましょう。

まとめ

芝、笑顔の茶のポメラニアン

犬の毛質を悪くするNG行動を4つ解説しました。

  • 犬臭いからと過度にシャンプーをすること
  • 人間用のシャンプーやボディーソープで洗うこと
  • ブラッシングを怠ること
  • 濡れた被毛を自然乾燥させること

被毛の美しさは、健康のバロメーターでもあると言えます。飼い主のNG行動が愛犬の皮膚や被毛の健康を悪くしてしまうことがないよう、愛犬にとっての適切な正しいケアをするようにしましょう。

関連記事

高所恐怖症の大型犬→頑張って『アジリティに挑戦した』結果…思わず抱きしめたくなる『まさかの光景』が146万再生「見た目と違いすぎるw」
散歩中、たまに会うおばあちゃん→普段は人に近づかない犬が…思わず泣けてくる光景が42万表示「気持ちが通じ合ってる」「微笑ましい」と感動
『合計体重が76キロ』の大型犬2匹→トリマーの姉が遊びに来た結果…愛が重すぎる『お出迎えの光景』が12万再生「たまらん」「幸せな重圧」
愛犬がわがままになる4つの甘やかし行為
雨がやんだので、大型犬を散歩に連れて行った結果→急に動かなくなり…思わず笑ってしまう『まさかの表情』が21万再生「顔w」「拒否ゴル」

  1. トランプ政権「国家安全保障戦略」公表 台湾紛争抑止で日本・韓国に防衛費増額求める 戦略全体では「アメリカ第一」鮮明に
  2. ドイツ連邦議会 新たな兵役制度の法案可決 14年ぶりに徴兵制復活も可能に
  3. 「彼女に会いたい」病院から逃走の理由か? 手錠つけたまま逃走・確保の島田健太郎被告 病室の置き手紙には“海か山に向かう”
  4. 高市総理 就任後初の“夜会合” 党の幹部らと国会対応など意見交換か 一方で与党提出の定数削減法案は「あまりに乱暴」野党が反発【news23】
  5. 米中がテレビ電話で閣僚級協議 貿易の懸念事項解決に向け意見交換
  6. ノーベル生理学・医学賞選出の坂口志文 大阪大学・特別栄誉教授 授賞式会場のスウェーデン・ストックホルムに到着
  7. 【速報】トランプ大統領「米国での小型車の製造を承認」日本勢に追い風か? SNSで製造を呼びかけ
  8. 中国の艦船100隻超が東アジア海域に展開…軍事演習は? 背景に高市総理発言への反発か 中国外務省「法に則り活動」
  9. 旧統一教会・田中富広会長が辞任へ 解散命令の東京高裁での審理も終結 予定の記者会見では献金被害訴える元信者らに謝罪検討
  10. 死者1万8000人・経済被害は83兆円と推計か 首都直下地震の新たな被害想定 年内にも公表へ 政府掲げた目標には届かず
  11. 内定数がコロナ禍より減少? ABABAが27年卒就活の未来を解説!急速に難化する就活環境への対応策とは
  12. 東京・新宿区が民泊4事業者に初の“廃止命令” 今後3年間の営業禁止 業務停止命令を無視して違反繰り返す 都内では民泊の苦情など増加