地方で働くをもっと自由に 叡啓大学が広島で始めた人と企業の共創プログラム

2025-10-29 13:00

地方で働くことや暮らすことに、これまで以上に注目が集まっています。
都会のスピード感から少し離れ、地域に根ざした新しい働き方を探す人も増えています。そんな中、広島で始まった新しい取り組みが話題を呼んでいます。

叡啓大学が中心となって始動した「ひろしまバリューシフトプログラム」は、都市圏で活躍してきたビジネス人材が広島に移り住み、地元企業と協力して新しい価値を生み出すプロジェクトです。映像やIT、建設、マーケティングなど多様な経験を持つ人たちが、半年間のプログラムを通じて企業の課題解決に挑戦しています。

この取り組みの特徴は、ただ地方に移住して働くのではなく、「学びながら挑戦する」点にあります。週に1日は大学でのゼミを受け、課題を共有しながら知識を深め、残りの日は現場で実践を積むという仕組み。地域に新しい風を吹き込みながら、働く人自身も次のキャリアを見つめ直す時間となっています。

都市と地方をつなぐこのプロジェクトが、これからどんな変化をもたらしていくのか注目されています。

都市と地方をつなぐ新しい仕組み「ひろしまバリューシフトプログラム」

広島に新しい風を吹き込もうという取り組みが始まっています。
その名も「ひろしまバリューシフトプログラム」。このプログラムでは、東京や大阪など都市圏で働いてきた人たちが“客員研究員”として広島に移り住み、地元企業の課題解決に挑戦します。

受け入れ先となるのは、地元の旅行会社、建設会社、自動車販売店、商社、IT企業など、業種も規模もさまざまな企業です。参加者はこれまでに培ったスキルや経験を生かし、新しい商品やサービスの開発、デジタル化の推進、広報やマーケティングの改善などに取り組みます。

一方で、企業側にとってもこの取り組みは大きなチャンスです。都市で培われたノウハウを取り入れることで、これまでになかった発想や働き方が生まれるかもしれません。
“移住”という言葉にとどまらず、「人と地域が学び合う仕組み」として、広島の企業と都市の人材をつなぐ新しいモデルが少しずつ形になりつつあります。

学びながら働く——ゼミでの“実践型リカレント教育”

このプログラムのもう一つの特徴が、「学びながら働く」という仕組みです。
参加者は週のうち4日を企業での実務にあて、残りの1日は叡啓大学で行われるゼミに参加します。半年間にわたって全24回実施されるゼミでは、企業の課題や現場での取り組みを共有しながら、大学の教員や他の客員研究員と議論を重ねていきます。

ゼミの内容は、単なる座学ではありません。
実際のプロジェクトの進行状況をもとに、課題をどう整理し、どんなアプローチで解決につなげるかを考える“実践型”の学びが中心です。異なる業界や職種の人が集まるからこそ、互いの視点が刺激となり、新しい発想や気づきが生まれるのもこの場ならではです。

さらに、この学びの場は企業だけでなく、参加者自身のキャリアにも深く関わります。
都市から地方へと環境を変え、これまでの経験をいかに活かすか、自分の価値をどう再定義するか。
それぞれが自分の仕事を見つめ直し、次のステップへと進むきっかけにもなっています。
半年後の成果発表では、企業の変化だけでなく、働く人自身の成長も見えてくるのかもしれません。

多様な人材が広島に集結——5人の挑戦者たち

このプログラムには、異なる分野でキャリアを築いてきた5人の客員研究員が参加しています。
出身地も職歴もさまざまですが、共通しているのは「広島で新しい価値を生み出したい」という思いです。

映像やエンタメ業界で企画やマーケティングを手がけてきた渥美雄一郎さんは、旅行会社「トラベルボックス広島」に参画。地域の魅力を映像やストーリーとして発信する取り組みに挑戦します。
また、大手自動車部品メーカー出身の日置俊行さんは、建設業を営む森信建設株式会社でDX(デジタル化)の推進を担当。現場の効率化と新しい働き方の導入を目指します。

さらに、スタートアップや外資系広告代理店でマーケティングを担当していた阿部浩太郎さんは、常石商事株式会社で企業ブランディングを強化。
大阪から移住した大野祐子さんは、広島トヨペット株式会社で広報やマーケティングの経験を活かし、地域密着のコミュニケーションづくりに取り組みます。
そして、外資系大手IT企業出身の和泉谷貴仁さんは、東洋電装株式会社でシステム開発やプロジェクトマネジメントのスキルを活かし、企業のデジタル化を支援します。

それぞれの専門性を持つ5人が、広島の地で新しい挑戦を始めています。
都市で培った経験と地方での実践が交わることで、企業にも人にも新しい発見が生まれていく——。
このプログラムは、まさにそんな可能性を形にしようとする試みです。

地方と人がともに成長する未来へ

「ひろしまバリューシフトプログラム」は、単に都市から人を呼ぶだけの仕組みではありません。
企業が新しい風を受け入れ、人が地域の中で自分の価値を再発見していく——。その双方の成長が重なり合うところに、この取り組みの意義があります。

地方の企業にとっては、外から来た人材が持つ経験や視点が刺激となり、これまで気づかなかった課題や可能性を見いだすきっかけになります。
一方で、客員研究員として参加する人たちも、都市とは異なるスピードや人との関わりの中で、自分自身の働き方や生き方を見つめ直す時間を得ています。

半年後には、企業と人がともに歩んだ成果を発表する最終報告会も予定されています。
そこでは、数値化できる結果だけでなく、「人と地域の関係がどう変わったか」という、目に見えない価値も見えてくるはずです。
この挑戦が、地方と都市をつなぐ新しい形として、これからの社会に広がっていくことを期待したいです。

叡啓大学ウェブサイト:https://www.eikei.ac.jp

  1. 第4種踏切でトラクターと電車が衝突 けが人なし 群馬・富岡市
  2. 「国家予算は自分たちを支持した人のためのものではない」小川代表が簗大臣“予算カット”発言を批判
  3. 【 磯野貴理子 】 ジョウビタキやミズタマソウ捉えた秋のショット公開 「ゆっくり投稿していきます。よい秋を」にファン反響
  4. 【 本田望結 】「夏、またね」背中が開いた黒トップス×ワイドデニムのコーデ披露 「ロングヘアもバッチリ」「大人になったなー」の声
  5. 11歳の栗原悠輝、将来の夢は「電車の運転手とか塾の算数の先生」 『ぷよぷよeスポーツ』でアジア大会史上最年少金メダル
  6. 台風27号 あす(6日)からあさってにかけて日本の東海上を北上する見込み 列島に影響なし きょう午前台風28号・台風29号発生 トリプル台風に
  7. 台風25号で被害 JR内房線が長浦駅-木更津駅の間で運転再開 長浦駅-姉ケ崎駅の間は復旧まで少なくとも3か月かかる見込み 通学への影響続く
  8. 大谷翔平は2試合連続安打、佐々木朗希は今季PSリリーフ初登板で2回無失点もドジャースは敗れ1勝1敗に
  9. 【 原千晶 】 「北海道はご飯も美味しいーーーっ」道東グルメを満喫 海鮮丼・毛カニラーメン・ウイスキーなど豪華ショット公開
  10. おばあちゃんが家にきて、孫を撫でた結果→大型犬が嫉妬して…『私も見て!』甘えん坊すぎる光景に反響「可愛いヤキモチ」「一生撫でないとw」
  1. 15歳男子中学生が特急列車にはねられ死亡 警報機・遮断機なしの第4種踏切で 長野・大町市
  2. 台風27号 あす(6日)からあさってにかけて日本の東海上を北上する見込み 列島に影響なし きょう午前台風28号・台風29号発生 トリプル台風に
  3. 【 時東ぁみ 】息子の運動会に感動 「まだ4年半しか人生生きてないので」ダンスやかけっこを見守る
  4. 【速報】日経平均株価、7万円台回復 約3か月ぶり 米早期追加利上げ観測後退で AI・半導体関連中心に買い注文広がる
  5. 【 工藤静香 】 災害救助犬チームへ「ポータブル電源」を寄付 ライブグッズ売上の一部で支援「しーちゃんらしい社会貢献」「少しでも携われて幸せ」
  6. 【 本田望結 】「夏、またね」背中が開いた黒トップス×ワイドデニムのコーデ披露 「ロングヘアもバッチリ」「大人になったなー」の声
  7. 日本ハムが主力「シャウエッセン」を実質値上げ 1パックあたり10グラム減に 中東情勢などで原材料費や物流費が高騰
  8. 【 照英 】東京ディズニーシーで〝貝殻ショット〟公開 「ディズニープリンス」「脚のラインが綺麗すぎて」の声
  9. 赤ちゃん犬を抱えていたら、手の中で眠ってしまい…眠さの限界を迎えて見せた『ぬいぐるみすぎる光景』に悶絶「めちゃかわいい…」「天使がいる」
  10. ブラジル大統領選挙、現職と前大統領の長男による決選投票へ
  11. 【 磯野貴理子 】 ジョウビタキやミズタマソウ捉えた秋のショット公開 「ゆっくり投稿していきます。よい秋を」にファン反響
  12. 台風27号 あす(6日)以降 本州の東の海上を進むが天気に大きな影響はない見込み 台風28号・台風29号も発生