駒沢大 2年ぶり優勝!最多17度目のV、5区伊藤が区間新記録で逆転 7区エース佐藤が復活の激走、青学は7区黒田朝日が区間新も届かず

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2025-11-02 13:41
駒沢大 2年ぶり優勝!最多17度目のV、5区伊藤が区間新記録で逆転 7区エース佐藤が復活の激走、青学は7区黒田朝日が区間新も届かず

■秩父宮賜杯第57回全日本大学駅伝対校選手権大会 (2日、名古屋・熱田神宮~三重・伊勢神宮、8区間・106.8km)

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学生三大駅伝(出雲、全日本、箱根)の一つ、全日本大学駅伝が2日、愛知から三重までの8区間、106.8㎞で行われ駒沢大学が2年ぶり史上最多となる17度目の優勝を果たした。駒沢は5区で伊藤蒼唯(4年)が区間新記録でトップに立つと、7区ではエース佐藤圭汰(4年)がケガからの復帰で好走、トップを守り切った。青山学院大は7区でエースの黒田朝日(4年)が区間新記録で5位から2位まで順位をあげたが、あと一歩届かなかった。

スピード勝負の出雲駅伝と比べ、距離が倍以上となり8区間で争われるため、選手層がキーポイントとなるこの大会、日本全国の大学が集まり全27チームで争う日本一決定戦で上位8チームまでに来年のシード権が与えられる。

注目は出雲駅伝終了後、「気づいたら国学院、後半の国学院」と前田康弘監督(47)が話し、後半で逆転劇を演じ、出雲駅伝を制した国学院大、出雲で2位と好走した早稲田大、出雲で5位の駒沢大、7位の青山学院大も巻き返しを狙う。

二冠を狙う国学院は当日変更で2区に野中恒亨(3年)、4区に高山豪起(4年)、7区に青木瑠郁(4年)と出雲駅伝での好走メンバーが入った。2年ぶりの優勝を狙う駒沢は5区に伊藤蒼唯(4年)、青山学院は7区にエース・黒田朝日(4年)を起用した。

スタートの名古屋・熱田神宮の気温は13℃、湿度93%となった。1区(9.5km)、前半は各チームレース展開の探り合い。5㎞付近で先頭を引っ張ったのが10月の箱根駅伝予選会で2位に入った順天堂大、吉岡大翔(3年)が安定した走りを見せた。7㎞で中央大の本間颯(3年)が仕掛けると、青山学院のルーキー・椙山一颯(1年)がすぐに反応して後ろにつけた。

大混戦となった1区、残り300mでトップに立ったのが初出場の志学館大、中村晃斗(3年)が区間賞獲得、2位に早稲田、3位国学院、4位駒沢、青山学院は少し遅れて8秒差の11位。

2区(11.1km)、1㎞付近でトップに立ったのが当日変更となった駒沢・谷中晴(2年)、早稲田の鈴木琉胤(1年)が先頭集団を引っ張っていった。2.5㎞で中央のエース・吉居駿恭(4年)が先頭に付き、1区でトップだった志学館が遅れ、先頭集団は7チーム。

先頭が集団走となる中、1区、17位だった東海大の永本脩(3年)が好走、7㎞付近で青山学院を捉えて、9位まで順位を上げた。先頭では9.6㎞で順天堂、そして、連覇を狙う国学院の辻原輝(3年)が遅れていった。

残り500mで中央の吉居がスパート、吉居が7人抜きでトップでのタスキリレー、2位には10人抜き、31秒01と23年に佐藤圭汰がマークした区間記録と同タイムの帝京・楠岡由浩(3年)、3位に駒沢、国学院は31秒差で7位。

3区(11.9km)、5㎞付近でトップは3チーム、8.4㎞で飛び出したのが駒沢の帰山侑大(4年)、帝京、中央との差が徐々に開いていった。7位と少し遅れていた国学院は当日変更で入った野中恒亨(3年)が好走、残り1㎞付近で3人抜きの4位まで上がってきた。

トップ争いは残り600mで中央・藤田大智(3年)、駒沢・帰山、そして、国学院・野中の戦い、最初にタスキを渡したのが駒沢、帰山、2位が国学院、野中が5人抜き、青山学院は2つ順位を上げて1分5秒差の8位。

4区(11.8km)、ここまで3区間でトップが入れ替わる大混戦、5㎞付近でマラソン日本人学生歴代8位の国学院・高山豪起(4年)、この日、21歳の誕生日、中央・柴田大地(3年)が競り合う中、駒沢の安原海晴(3年)が付いていけずに落ちていった。さらに7.3㎞付近で4位集団の創価・帝京にも並ばれてしまった。

国学院・中央の戦いは残り200mの勝負、最後の最後で中央。柴田が前に出て自身のバースデーを祝う区間賞でトップのタスキリレー、2位に国学院、3位に帝京、35秒差で駒沢が4位、青山学院は1分56秒差の7位。

5区(12.4km)、国学院・飯國新太(2年)は中央の三宅悠斗(1年)にすぐに追いつき、またも2チームの並走となった。5㎞付近でこの2チームに迫ったのが、駒沢の伊藤蒼唯(4年)。35秒差を無くして先頭に立ってレースを進めた。すると、6.1㎞で中央のルーキー・三宅がスピードに付いていけずに、あっという間に差が付いてしまった。

7.5㎞付近で追ってきた駒沢・伊藤のスピードは落ちずに、国学院の飯國も付いていけずに、三つ巴の戦いが崩れた。伊藤は独走になってもリズムは崩れずに10.5㎞付近で2位国学院に35秒差、3位中央には38秒差。伊藤は23年吉田響(創価大)がマークした35分18秒を上回る35秒01秒の区間新記録でタスキリレー、2位には52秒差で国学院、3位は57秒差で中央、青山学院は2分54秒差で7位。区間新記録の伊藤は「4区の安原が射程圏内にとどまっていてくれた」と話し「ここが攻めの区間ということで僕を起用してくれた。区間新で凄くうれしい」と語った。

6区(12.8km)、盤石なレースとなった駒沢、村上響(3年)も最初の3㎞を8分30秒と最高のペースでレースに入った。中盤に入っても走りは変わらず、給水所でしっかり水を取った。2位国学院とは56秒差、3位中央とは57秒差と少し開いた。

最後まで村上のペースは落ちず、ガッツポーズを見せて、7区エース・佐藤圭汰(4年)に笑顔でタスキを渡した。2位には1分4秒差で中央、3位には1分5秒差で国学院、青山学院は2つ順位を上げて2分52秒差の5位。

7区(17.6km)、ケガからの復帰となった佐藤、最初の1㎞は2分44秒と最高のスタートとなった。2年ぶりの伊勢路となったが、6㎞付近で後続との差を徐々につけ始めた。

11㎞付近でも佐藤の走りは変わらず、2位中央とは1分36秒差、3位国学院とは2分8秒とさらに差を広げて、盤石なレース展開を見せた。そして、終盤好走したのが青山学院のエース・黒田朝日(4年)、5位でタスキを受けると、トップスピードでレースに入り、3人抜きで一気に2位まで順位をあげた。

青学・黒田の追い上げも駒沢・佐藤は落ち着いて走り切り、アンカーの山川拓馬(4年)にタスキを渡した。青学・黒田は2022年に田沢廉(駒沢大)がマークした49分38秒の記録を塗り替える49秒32秒の区間新記録で2位、駒沢とは1分55秒差。黒田朝日は「しっかり自分のパフォーマンスを発揮できた」と話し「抜かすたびにちょっとずつギアをあげていく感じだった」と語った。

アンカー区間で最長の8区(19.7㎞)、駒沢の山川拓馬(4年)は最初の3㎞は8分26秒と序盤から区間新記録ペースで入った。2位の青学は黒田朝日からタスキを受け取った小河原陽琉(2年)が4㎞付近で中央の溜池一太(4年)に抜かれて3位に落ちた。

単独走となっている駒沢の山川は11.8㎞付近でもリズムが崩れず、2位中央とは1分34秒差、3位青学との差は1分57秒差。去年もアンカーを務めた山川、前回はトップを追う展開だったが、今年は追われる展開、それでも走りはほとんど変わらず、仲間が待つ伊勢神宮へ。最後は笑顔でフィニッシュテープを切り、仲間も元へ飛び込んだ。駒沢大は2年ぶり史上最多となる17度目の優勝を果たした。

7区で黒田朝日が区間新の好走を見せた青学は3位。出雲駅伝との“二冠”を狙った国学院はアンカーの上原琉翔(4年)が最後に脇腹を抑えながらの激走も届かなった。シード権を手にする8位には順天堂大が入った。

【全日本大学駅伝対校選手権大会 上位10チーム】
優勝:駒沢大学
2位:中央大学
3位:青山学院大学
4位:国学院大学
5位:早稲田大学
6位:帝京大学
7位:創価大学
8位:順天堂大学
*********シード権
9位:城西大学
10位:日本大学

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