午前3時から勉強会 高市総理の体調を気遣う声も 初の予算委で本格論戦スタート【news23】
「ワークライフバランスを捨てて働く」と発言していた高市総理。初の本格論戦がスタート。異例の準備で臨んだようです。
午前3時から勉強会…“異例の準備”で初の本格論戦
その1日は、夜明け前から始まりました。
午前3時すぎ、公邸に入った高市総理は秘書官らと勉強会を行いました。開始時間は自ら決めたということです。
6時半ごろ、官邸に入り経済安全保障推進会議や閣議をこなしました。
そして午前9時、予算委員会での本格論戦が始まりました。
自民党 齋藤健 衆院議員
「働いて、働いて、働いてとおっしゃっている総理ではありますが、正直心配なところはあります」
質問に立った与党議員からは、体調を気遣う発言も聞かれました。
その後、予算委員会は1時間の休憩に入りましたがその間も、北朝鮮のミサイル発射への対応に追われました。
午後には、「働き方改革」をめぐる議論も。高市総理が「労働時間の規制緩和」を厚生労働大臣に指示していることについて、野党から批判の声が上がりました。
立憲民主党 長妻昭 衆院議員
「弱い労働者を守るために、こういう規制がきちっとかかっている。緩めれば緩めるほど、働く人に不利になるというふうに思います」
高市総理
「あくまでも健康第一。本人の選択、これを前提にして、労働時間については、一度検討して欲しいと申し上げております」
少し疲れた表情も見せた高市総理。野党は、午前3時から勉強会を開催したことを“問題視”しました。
立憲民主党 黒岩宇洋 衆院議員
「省庁職員の中には答弁作成して徹夜の人もいると思いますが」
高市総理
「私がどんどんペン入れして直しちゃうもんですから、それを手伝ってくれた秘書官、宿舎から公邸までついてきてくれたSPさんとドライバーの人にご迷惑をかけたと思う」
公邸に入ってから約17時間。午後8時前に官邸を後にした高市総理。
来週も予算委員会に臨む予定です。