猫が『トイレを失敗』することが増えたら注意すべき病気4選 それぞれの原因や症状、取るべき対処法まで解説

2025-11-11 20:00

急に愛猫の粗相が増えたときは、病気が隠れている可能性があります。今回は、トイレの失敗が続いたときに考えられる病気について解説します。

1.尿路疾患

トイレから出てきた猫

猫がトイレを失敗することが増えたら、まず考えられるのが「尿路疾患」です。「尿路疾患」とは、膀胱炎、尿石症、尿路結石、尿路の腫瘍などの総称。体内でおしっこを作ることは出来ても、炎症や結石の影響で上手に出せなくなってしまうのです。

「尿路疾患」の原因は、ストレスや生活習慣、食生活など多岐に渡ります。トイレ失敗の他、何度もトイレに行っているのに何も出ない、陰部を頻繁に舐めるといった行動が見られたら、発症しているサインかもしれません。

「尿路疾患」が原因でトイレを失敗してしまう場合は、動物病院で治療をすることをおすすめします。家庭内では、トイレ環境の不満がストレスに繋がっているケースもあるので、猫砂の取替や掃除はこまめに行いましょう。

綺麗なトイレを維持することは、病気の予防や症状の改善にも期待できます。落ち着く場所へのトイレの移動など、トイレ環境の見直しも有効かもしれません。

2.腎臓病

水を飲む猫

何らかの影響で腎臓に負担がかかり機能不全に陥る状態を、「腎臓病」といいます。「急性腎臓病」と「慢性腎臓病」があり、腎臓トラブルは老化によって発症することが多いとされています。

腎臓はおしっこを作る器官ですので、機能しなくなれば当然ながら排尿に異常が現れます。色の薄いおしっこを大量にするようになり、トイレが間に合わなくなることも。また、出てしまった分を補おうとして飲水量が増えることもあります。

一度ダメージを受けた腎臓は回復しませんが、なるべく毒素を溜めないために点滴や食事療法、薬物療法を行うのが一般的です。水分をたくさん摂ることも大切になるので、トイレの数を増やしてあげるとともに、新鮮な水をいつでも飲めるようにすることがポイントとなります。

3.糖尿病

砂をかく猫

愛猫のトイレの失敗が増えた場合、「糖尿病」を患っている可能性もあります。よく見られる症状のひとつに、おしっこの量が増えることが挙げられるためです。腎臓病と同様、「おしっこをしたい」と感じることが増えるため、必然的に粗相も増えるというわけです。

発症する原因は、肥満、運動不足、遺伝的要因など多岐に渡ります。体内のインスリンが不足したり働きが鈍くなることで血糖値が上昇し、慢性的な高血糖状態となるのです。トイレ失敗の他に、食欲が異常に増えたり、寝る時間が増えるといった症状が見られることもありますが、基本的に初期段階では気付きにくい病気といわれています。

トイレのトラブルや食欲の変化が見られた場合は、早急に動物病院で診察を受けましょう。また、太らせすぎないために、日ごろから食生活や運動習慣に気を付けることも大切です。

4.認知機能障害

トイレットペーパーと猫

高齢の猫の場合は、いわゆる「認知症」でトイレを失敗してしまうこともあります。人間でも見られる認知症ですが、猫も16歳を越すと発症率がぐっと上がります。

認知症に罹った猫は、トイレの場所が分からなくなったり、間に合わなくなってしまうことがあるのです。その他に、夜中に大声で鳴いたり、徘徊するといった行動が見られることもあります。

愛猫が認知症になったら、なるべくわかりやすい場所にトイレを設置してあげるといいでしょう。また、足腰が弱ってトイレをまたぐのも負担になるため、側面が低いデザインのトイレに変えるのもおすすめです。若いころより歩くペースも遅くなっているため、トイレの数を増やしてあげるといいかもしれません。

まとめ

粗相した子猫

愛猫のトイレの失敗が増えたときは、まずはトイレ環境を整えてあげてみてください。それでも失敗がなくならなかったら、病気が隠れている可能性があります。他に症状が見られないか、よく観察してみてください。また、おしっこの色や回数に変化が出ることもあるので、出た時間や量を記録しておくことも大切です。

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