『茶トラ猫』が持っている魅力3選 甘えん坊が多いって本当?性格や特徴などもご紹介
猫の魅力のひとつに、多彩な被毛パターンがあります。今回のテーマは、ファンも多い「茶トラ猫」です。いったいどんな特徴があるのか?3つの視点から深掘りしていきます。特に猫飼い希望者のみなさんは必見です。
1.猫界きっての甘えん坊さん

茶トラ猫の正式名称は、英語で「レッドマッカレルタビー(Red Mackerel Tabby)」と言います。英語で「タビー」は縞模様を表し、「マッカレル」とは「サバ」。つまり、直訳すれば、茶トラ猫は「赤いサバ縞模様」となります。
茶トラ猫の性格をひと言でまとめると、「人懐っこく、甘えん坊」、これに尽きます。
他の猫種と少々違って、愛情表現も小細工なしの直球勝負です。
濃厚スリスリはもちろん、執拗な後追い、抱っこ&肩乗りの強要、確信犯的なPC前の抗議行動、添い寝時の腕枕固めなど、愛が深過ぎて、さまざまなレパートリーをそろえています。
2.男子が多く、単純にでっかい

茶トラ猫=人懐っこく、甘えん坊というイメージは、雄猫の割合の高さが関係していると言われています。実は、遺伝上の要因で雄の発現は8割ほど。みなさんのおうちにいる雌の茶トラ猫は、雄の三毛猫には及ばないものの、十分に珍しい存在です。
一般的に、雄猫は甘えん坊な個体が多いうえに、茶トラ猫は男子ばかりであることから、甘えん坊というキャラ印象が、猫好きのみなさんの間で広まっていったのでしょう。おまけに、雄猫は食いしん坊が多く、巨大化が止まりません。
甘えん坊の前に、「身体がでっかく」というフレーズが枕詞につくのも、遺伝的に雄猫が多い茶トラ猫ならではの特徴と言えるかもしれません。
3.ひときわ目を引くオレンジ色の被毛!

茶トラ猫の柔らかいオレンジ色の柄が好き、という飼い主さんもいることでしょう。多彩な猫柄のなかでも、全身一面に暖色が配色されているのは、茶トラ猫だけです。
色彩心理学では、オレンジ色は、太陽のシンボルカラーにたとえられ、陽気さ、親しみやすさ、社交的、活気などの意味を表します。
確かに、茶トラ柄を眺めていると、思わずほっこりして、決して飽きることがありません。
猫の被毛は、もともと、ネコの祖先であるリビアヤマネコのように、キジトラ柄が基本です。実は、茶トラ猫は、ある時期、突然変異で誕生した猫種と言われています(ちなみに、日本で定着したのは江戸時代以降が有力説)。
周囲に溶け込むキジトラ柄と違い、茶トラ柄のオレンジは、野生の世界ではひときわ目立つ色です。もしかすると、危険を回避すべく、天性の人懐っこさと甘えん坊ぶりを武器に、人の生活へ飛び込んでいった個体が、現在の茶トラ猫の礎になっているのかもしれません。
その生存戦略が功を奏したのか、茶トラ猫は、今でも、とてもスイートかつ平和なやり方で多くの飼い主さんの心を「ジャック」し続けています。
まとめ

今回は、茶トラ猫の魅力を3つの視点にわたって解説しました。
茶トラ猫の際立った特徴は、「人懐っこく、甘えん坊」、「雄猫が8割」、「オレンジ色の被毛」の3つです。プラス、飼い主さんだけが知る茶トラ猫の一面もきっとあることでしょう。
茶トラ猫を愛し、茶トラ猫から愛される飼い主さんは、相当な幸せ者です。
茶トラ猫独特の愛情深さと厚みのあるボディを受け止めながら、これからも楽しい暮らしを続けてください。
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