心を磨き、手をいたわる。ニチバン×増上寺「親子で年末大掃除体験」開催レポート

2025-12-18 08:00
心を磨き、手をいたわる。ニチバン×増上寺「親子で年末大掃除体験」開催レポート

キズを早くきれいに治す絆創膏「ケアリーヴ(TM)治す力(TM)」などを通じ、ケガの応急処置の啓発活動を行っているニチバン株式会社は2025年12月13日(土)、大本山 増上寺(以下、増上寺)との共同企画として、スペシャルイベント『ケアリーヴpresents「心を磨く!親子で年末大掃除体験 in 増上寺」』を開催した。

一年の汚れを落とし、清らかな気持ちで新年を迎える日本の伝統行事といえば「年末大掃除」。場を清めることは心を整えることにもつながるが、一方で寒さと乾燥が厳しくなるこの季節は、手荒れやあかぎれ、ひび割れに悩む人が増える時期でもある。

本イベントは、日本古来の祈りの場であるお寺を舞台に、寒さや乾燥で荒れやすい「手」をいたわる大切さを学ぶことで、年末の大掃除を“身体と心を整える”新たな過ごし方として提案するというもの。当日は事前に申し込みをした小学生とその保護者6組が参加し、普段は入ることのできないエリアでの清掃活動や、僧侶による特別な説法などを体験した。

荘厳な空間で心を静める。特別拝観からスタート

イベント当日の朝10時。集合場所となった増上寺「慈雲閣」には、期待に胸を膨らませた親子連れの姿があった。まずは掃除の前に心を整えるべく、増上寺の僧侶、當間陽平(たいま ようへい)さんの案内による特別拝観へと出発した。

増上寺 當間陽平さん(左)

一行が向かったのは、増上寺の中心的施設である大殿(だいでん)の「本堂」。阿弥陀様が祀られた荘厳な空間にて、参加者たちは焼香の作法を学び、実践。「南無阿弥陀仏」と心の中で唱えながら手を合わせ、静かに自身と向き合う時間を過ごした。

参加した小学生の中には、人生初のお焼香というお子さんもいた。

続いて訪れたのは、徳川家康公の像やお位牌が祀られている「安国殿(あんこくでん)」。當間さんからは、教科書などでよく目にする家康公の肖像画や、年に3回しかご開帳されない秘仏「黒本尊(くろほんぞん)」についての解説が行われ、参加した子どもたちは、歴史の重みを感じながら熱心に耳を傾けていた。

冷たい水も修行のうち。「徳を積む」雑巾がけ体験

特別拝観を終え、いよいよ本日のメインイベントである大掃除体験がスタートした。今回のミッションは、「圓光大師堂(えんこうだいしどう)」の畳と、「大殿」の手すりの拭き掃除だ。

「年末に掃除をするということは、心を整えて徳を積む行為。寒いですけれども、ぜひ頑張ってください」とスタッフからの激励を受け、子どもたちは雑巾を手に持ち場へと向かった。

圓光大師堂にて、増上寺アドバイザーの僧侶・堀江利昌(ほりえ りしょう)さんから「畳の目に沿って拭くこと」「金色の装飾には触れないこと」などのレクチャーを受けた後、一斉に拭き掃除を開始。12月の水道水は冷たく、かじかむような冷たさですが、子どもたちはしっかりと雑巾を絞り、一生懸命に畳を磨き上げていきます。「冷たい!」と言いながらも、その表情は真剣そのもの。

畳の拭き掃除が終わると、頑張った子どもたちへ堀江さんから特別なご褒美が。なんと、読経の際に使用する仏具「木魚(もくぎょ)」や「鉦(しょう)」、大きな「鐘(かね)」を実際に叩かせてもらえることになったのだ。

「ポク、ポク」「チーン」「ゴーン」。お堂の中に響き渡る様々な音色。普段は触れることのできない法具の体験に、子どもたちは大興奮の様子だった。

その後、一行は再び大殿へと移動し、多くの参拝者が手を触れる手すりの拭き掃除を実施した。自分たちがきれいにした場所が、誰かの気持ちよい参拝につながる。そんな「徳を積む」実感を噛み締めながら、清掃活動は終了した。

「手当て」の心と正しいキズケアを学ぶ

掃除を終え、清々しい表情で慈雲閣に戻った参加者たち。ここからは、堀江さんによる説法と、ニチバン株式会社 事業戦略本部の倉智一(くらち はじめ)さんによる「手当て」についての講座が行われた。

堀江さんは、ケガをした時に絆創膏を貼ってもらうと嬉しくなる気持ちや、痛いところに手を当てる行為から「手当て」という言葉が生まれたエピソードを紹介。「合掌」のポーズも、仏様(右手)と私たち(左手)を合わせる「手当て」の一つであるとし、「掃除を通して場がきれいになると同時に、掃除をする人の心もきれいになります。誰かがケガをしたら、手当てをしてあげてください。そうすればお互いの心が温かくなります」と、人と人との繋がりの大切さを説いた。

ニチバン株式会社 事業戦略本部 倉智一さん

続いて登壇したニチバンの倉智さんは、自身の幼少期の体験を交えながら、キズケアの常識の変化について解説。かつては「傷は乾かして治す(かさぶたを作る)」ことが一般的でしたが、現在は体液(滲出液)に含まれるキズを治す成分を活かす「モイストヒーリング(湿潤療法)」が推奨されていることを説明した。

そのモイストヒーリングを実現するのが、日本で一番売れている絆創膏「ケアリーヴ(TM)」シリーズであり、特に「ケアリーヴ(TM)治す力(TM)」は、あかぎれやキズを早くきれいに治すのに最適だと紹介。「冬場の水仕事は手荒れの原因になりやすいので、正しいケアで手をいたわってください」と呼びかけた。

質疑応答の時間には、子どもたちから「お坊さんの訓練はどんなことをするの?」「子どもでもお坊さんになれる?」といった素朴な疑問が次々と飛び出した。「ケアリーヴじゃないとダメなんですか?」という直球の質問には、倉智さんがタジタジになりつつも「ケアリーヴはフィット感が違います!」と力説し、会場が笑いに包まれる一幕もあった。

心と手を整え、新たな年へ

イベントの最後には、参加者全員に増上寺で身体健全の祈願を受けた特別な「ケアリーヴ(TM)」が手渡された。

冷たい水に触れ、自分の手で場を清めた大掃除体験。そして、その手をいたわる「手当て」の精神と正しいケア方法の学び。増上寺という特別な空間で過ごした時間は、参加した親子にとって、年末の忙しさの中で忘れがちな「心を磨く」大切さを再確認する貴重な機会となったようだ。

ピカピカになったお堂と、しっかりとケアされた手で、参加者たちは清らかに新年を迎える準備を整えた。

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