校内で『女子生徒を複数回・抱きしめキス』、「柿や現金盗む」など… 【4人の教職員】懲戒処分
2025-12-20 07:30
静岡県教育委員会は18日、公立学校に勤務する4人の教職員に対して、懲戒処分を命じた。
校長も性暴力の事実を知りながら…
県立高校・男性教諭(35)は、今年8月~9月にかけて、勤務校の女子生徒に対し、校内で複数回抱きしめたり、キスをしたりした。

また、女性校長(57)は「性暴力」の事実を知ったにも関わらず、県教委に速やかに報告しなかった。
そのため、女性校長は減給3か月、男性教諭は懲戒免職処分。
柿盗み逃走
県立御殿場特別支援学校・男性教諭(63)は、今年10月6日午前6時40分ごろ、三島市内の他人が所有する畑に侵入した。

その後、柿の木から3個をもぎり、盗んだ。
犯行を目撃した人が、教諭を制止したが、それを振り切って逃走。
「3つぐらいはいいだろうと思った」
静岡県警は、男性教諭を窃盗の容疑で逮捕したが、10月24日、不起訴処分となった。

県教委の聞き取りに「(柿が)たくさんあるから、3つぐらいはいいだろうと思った」と男性教諭。
当該教諭は、懲戒免職を命じられた。
また、同僚3人の財布から、現金約4万3千円を盗んだ男性職員も、来年3月31日まで停職処分。
教育長が謝罪
静岡県の池上教育長は「児童生徒、保護者をはじめ、県民の皆様の学校教育に対する信頼を著しく失わせるものであり、社会的責任はきわめて大きく、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

また「職責に応じた具体的・実践的な指導や研修を通じて、職員全体の一層の綱紀粛正と使命感・倫理観の高揚を図り、教育行政の信頼回復に努めてまいります」などとコメント。