愛猫を亡くした後に『新たな猫』を迎えるときの注意点3つ 飼い主が心得ておくべきこととは
愛猫を亡くして『もう二度と猫は飼わない』と思っていても、ご縁があれば出会ってしまうこともあるでしょう。本記事では新入り猫を迎える決断をした飼い主さんが心得ておくべきことについてご紹介したいと思います。
1.先代猫と新入り猫は同じ猫ではない

大切な愛猫を亡くしてしまったことはとても悲しいことですし、それに対する後悔や葛藤はあって仕方のないことです。
けれど新しく迎えた新入り猫は、亡くなってしまった先代猫とは全く別の猫であるということをしっかりと心得ておくべきでしょう。
よく『新しい猫と先代猫を比べてしまう』という方もいらっしゃるようですが、新入り猫は新入り猫としてその性格や行動を受け入れてあげなければそれこそ新入り猫のことを幸せにしてあげることができなくなってしまいます。
どうしても新入り猫に亡くなった愛猫を重ねてしまうことはあるかもしれませんが、それはそれとして『新入り猫は先代猫とは違う猫なのだから、行動や性格が違うのは当たり前』ということをしっかり心に留めて接してあげるべきなのではないでしょうか。
2.新入り猫を迎えることは先代猫への裏切りではない

新入り猫を迎える前に多くの飼い主さんが『先代猫に申し訳ない』『先代猫が許してくれるだろうか』といった葛藤をされるのだと聞きます。
『先代猫への愛情を裏切ることになるのではないか』という気持ちは、それほどあなたが亡くなった子のことを愛していた証明ではありますが、むしろ亡くなった愛猫にとっては大好きな飼い主さんが自分の死によって泣いてばかりいることのほうが心配かもしれません。
あなたが笑顔になってくれるのであれば、また不幸な猫が1匹でも救われるのであれば先代猫にとっても喜ばしいことであるはずです。
先代猫を病気や事故で亡くしてしまった場合は特に『あの時ああしていれば…』という思いも強くなってしまいますが、二度と同じ後悔を繰り返さないために新入り猫の様子が少しでもおかしいと思ったら病院に連れて行くなど『後悔を次に生かす』ことができれば先代猫への供養にもなるのではないでしょうか。
3.周囲の反応ばかり気にしない

あなたがせっかく前を向けるようになり新しい猫を迎える決断をしても、周囲の友人・知人から先述したような『前の子のことをもう忘れたの?』『前の子への愛情はそんなものだったの?』という反応をされてしまうことがあるようです。
ですが結局のところ猫を迎えるのはあなたであって、その友人・知人たちではありません。彼・彼女らにそう言われて猫を迎えるのをやめてしまったとして『やっぱり迎えていればよかった』と後悔することほど悲しいことはありません。
決断をしたあなた自身の気持ちを最優先にして、責任のない周囲の言葉や反応はできるだけ見ない・聞かないよう心がけるのも大切なことではないでしょうか。あなたの決断が正解かどうかは周囲ではなく、あなた自身が判断するべきことですからね。
まとめ

大切な愛猫が亡くなってしまったら誰だって悲しむのは当然です。前を向けるようになるまでに必要な時間は人それぞれですが、あなたが泣いてばかりの日々を送っていることを一番心配しているのはきっと亡くなった愛猫自身でしょう。
『自分がいなくなってしまったことで大好きな飼い主さんから笑顔が消えてしまった』なんて、もし自分が愛猫の立場ならば嬉しいと思えるはずがありません。
新入り猫を迎える決断をしたことを誰よりも誇っているのもきっと先代猫です。新入り猫だっていつかあなたのもとから旅立つ時はきてしまいますが、その後に空の上で先代猫と一緒に飼い主さんとの思い出話をたくさんしてくれていることでしょう。
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