賀来賢人が描く“もしもの人生” 新CMが映し出すクルマと生き方の自由

2025-12-23 15:00
賀来賢人が描く“もしもの人生” 新CMが映し出すクルマと生き方の自由

クルマとの距離感は、時代とともに大きく変わってきた。憧れの象徴として所有することに意味があった時代から、いまは「選ぶ」「乗り換える」「縛られない」という軽やかな価値観が主流になりつつある。そんな変化の中で、コスモ石油マーケティングが今回発表した新TVCM『クルマから自由になる』篇は、カーライフの未来を象徴する一本だと感じた。

出演するのは、俳優・賀来賢人。コスモMyカーリースのCMシリーズではおなじみだが、今回の賀来さんは“人生の可能性を自由に妄想する男”として描かれている。ミニカーを眺めながらふくらんでいく想像の世界には、スポーツカーで駆け抜ける冒険、趣味に没頭する休日、新たな職業を選んだ自分、恋や結婚、家族との時間まで、まるで別の人生を一気に体験するような連続がある。

そこに共通しているのは、「1台に縛られない」という発想だ。クルマを変えるという行為は、実は“未来の選び直し”に近い。今日の自分に合うものを選び、明日の自分が変わればまた選び直せる――そんな自由が人生の可能性を広げる。今回のCMは、そのシンプルな真理を鮮やかに映し出しているのである。

人生の転機に寄り添う“可動型カーライフ”という選択

コスモMyカーリースは、月額定額で国産全車種・EVから好きな車を選べるサービスである。頭金0円、ガソリン・軽油の割引、さらに累計契約台数13万台突破という数字が示す通り、利用者は年々増えている。背景には、所有から利用へのシフトという社会全体の変化がある。

特に印象的なのは、「人生に合わせて乗り換えられる」という点だ。仕事が変わる、住む場所が変わる、家族が増える――人生にはさまざまな転機が訪れる。そのたびに車を買い替えるのは負担が大きいが、リースならそのハードルは下がる。今回のCMは、その“変化の瞬間に寄り添うカーライフ”を映像的に表現している。

ミニカーから広がる“もしもの人生”——新CMの物語

CMは、賀来さんがコスモのサービスステーションでミニカーを前に“次に乗る車”を想像する場面から始まる。ミニカーを見つめながら、まるで人生の可能性を一つずつ並べるように妄想が膨らんでいく。スポーツカーで長い一本道を走り抜ける爽快感、サーフボードを載せた車で趣味に向かう休日の軽やかさ、フォトグラファーや花屋として働く自分――そのどれもが「もしも」の世界だが、どこか現実味を持って心に残る。そして、偶然の出会いから恋が生まれ、プロポーズ、結婚、家族が増えるまでの時間が、車の変化とともにテンポよく描かれていく。CM終盤に入るコピー「乗るのは、自由というクルマ。」は、単なる言葉以上の説得力を持つ。“自由”とは、好きな車に乗ることだけではなく、人生の舵を切り替えられるという意味なのだと気づかされる。

「クルマから自由になる」篇
https://youtu.be/wPv3Yolw_Oo?si=ByjIW_wqhW4bK39P

多彩な“もしも”を一気に駆け抜ける! 賀来賢人の演技の幅が光る

今回のCMを特徴づけているのは、賀来賢人の演技の幅の広さである。撮影エピソードでは“花屋”“フォトグラファー”“サーファー”“家族を持つ父親”など、1日で多くの役柄を演じ分けた様子が紹介されている。

花屋としてエプロン姿で花を運ぶ場面では、柔らかな笑顔が日々の充実を自然に感じさせる。フォトグラファーとしてレンズを構える表情には、手応えを掴んだ瞬間の静かな高揚感が漂う。サーフィン経験がないにもかかわらず仲間と会話が弾む姿は、その世界に馴染んだ“空気感”がしっかり伝わる。

そして結婚のシーンでは、バラの花束を渡す緊張と照れが絶妙なバランスで表現されている。家族が増えて運転する場面では、穏やかで優しい父親の顔を見せるなど、短い尺の中に多彩な心情が丁寧に刻まれている。

こうした職業・シーンの変化は、車種の変化とリンクして描かれている。まさに「クルマを変えると、人生も変わる」を俳優の表現力で体現したCMと言える。

素顔の賀来賢人が語る、日常と“時間”へのまなざし

CM撮影後のインタビューでは、新CMについて「いろんなシチュエーションで、自分の人生やワクワクすること、日常を切り取った内容になっていて、とても素敵なCMになった」と語り、撮影を楽しんだ様子がうかがえる。一方で、役作りについては「サーフィンはほとんど経験がないので心配だった」と明かし、妄想シーンの“幅”の広さに合わせた準備の大変さも率直に話している。

人生観に関する質問では、自由への考え方が垣間見えるものの、決して大げさに語ることはない。「今の仕事は比較的縛られていない仕事」と述べつつも、「唯一あるとしたら、1日の時間がもう少し増えたらいい」「もっと時間を大事に有効活用したい」と、家族と過ごす中で“時間の儚さ”を感じていると話した。ここで語られた“自由”は、大きな理想というより、日々の生活の実感から生まれたものだ。
賀来さんが語るインタビューはどれも“等身大”で、CMの幻想的な世界とは対照的に、日常に根ざした言葉が多い。その自然体の受け答えが、今回のCMで描かれた“人生の可能性”というテーマを、より地に足の着いたものへとつなげていると言える。

「メイキング」篇
https://youtu.be/Vi-e-Z4X8Tg?si=jxIIgXYjNRhnONFs

人生はもっと軽くできる! CMが伝える“柔軟さ”という武器

自由とは、何かを持つことではなく、選べること。そして、選び直せることである。クルマにおいても同じだ。1台を長く所有することに価値があった時代から、ライフステージに合わせて柔軟に選ぶ時代へ。今回のCMは、その変化をまっすぐに、そして鮮明に描いている。

人生には、仕事の転機、暮らしの変化、家族との新しい関係など、数え切れないほどの“節目”が訪れる。その瞬間ごとに、自分に合う車を選び直せるという考え方は、単に便利というだけでなく、「自分の人生を自分で選びたい」という願いに応えるものだ。賀来賢人が演じた多彩な“もしもの人生”は、誰もが抱いている静かな希望を映し出している。

コスモMyカーリースが提示するのは、所有の負担から解放された未来であり、“自由というクルマ”が導くもう一つの人生である。変わり続ける時代の中で、必要なのは柔軟に選び直せる余白である。

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