神奈川県教育委員会は23日、公立学校・4人の教諭に対する懲戒処分内容を公表した。
被害者は4人
川崎市内の県立高校・男性教諭(31)は、今年4月~10月までの間、勤務校の廊下や体育館で、女子生徒2人のスカート内を繰り返し盗撮。

また、横浜市内の高校を訪問した際にも、女子生徒のスカート内を盗撮した。
この教諭から、盗撮の被害にあった女性は、今のところ計4人。
県警が捜査中
今年10月、教諭の犯行を目撃した人物が、警察に通報した。

駆けつけた警察官が、教諭を事情聴取し、現在も盗撮の容疑で捜査が続いている。
県教委の聞き取りに、男性教諭は「ストレスを解消する方法が、他になかった」と語った。
当該教諭は23日付けで、懲戒免職処分。
万引き教諭も処分
横浜市内の県立高校・男性教諭(59)は、今年1月~11月までの間、東横線の車内で複数の女性の全身を、繰り返し撮影した。

この教諭は停職1か月。
また、今年7月、スーパーで食料品3点を万引きした県立高校・男性教諭(45)は、停職6か月となった。
「不祥事が繰り返され、痛恨の極み」
さらに、2022年4月~今年3月ごろまでの間、勤務校のパソコンで業務と関係ない情報を、頻繁に検索した中学校教諭(61)が減給3か月。

神奈川県教育委員会は「不祥事が繰り返され、痛恨の極み。教員に対して、どんな個別アプローチができるのか、改めて検証する」などとコメントした。