年末年始「SNSの投稿」に注意!“タピオカの写真”で場所特定?プロが教える写ってはいけないもの【ひるおび】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-12-25 16:07
年末年始「SNSの投稿」に注意!“タピオカの写真”で場所特定?プロが教える写ってはいけないもの【ひるおび】

年末年始、SNSの投稿には要注意です。
一見すると特徴がなさそうな写真でも、場所が特定されてしまうかもしれません。
情報リテラシーの専門家、国際大学GLOCOM客員研究員の小木曽健氏に注意すべきポイントを聞きます。

【写真1枚から自宅特定】プロに聞いた映り込みの注意点

旅先のSNS投稿にご用心

旅行や帰省、ついついSNSでこんな投稿をしていませんか?
『今から行ってきます!おじいちゃんとおばあちゃんに会えるのが楽しみです。#3泊4日帰省』
気を付けて投稿しないと、空き巣に入られたり、場所を特定されてストーカー被害に遭ったり、犯罪に巻き込まれたりする可能性があります。

国際大学GLOCOM客員研究員 小木曽健氏:
「今家にいませんよ」って宣言してますからね。

街の人はー
「旅行に行ったら、『ここに来たよ』というのは出しちゃうことが多いかもしれません。」(30代会社員)
「自分の場所が特定されるのが好きじゃないので、リアルタイムで投稿しないように気をつけています。例えばアルバイトの賄いの話なら、家に帰ってあげてみたりとか。」(10代大学生)
「自分の記録用に投稿しますけど、非公開にしてるので友達しか見ていないと思います。」(50代主婦)

写真に個人情報特定のヒントが・・・

何気なく外で撮った写真。
場所や個人情報を特定するヒントは、写真の中に多く隠れています。
・電柱などの番地表示(街区表示板)
・地名が書かれた道路標識

遠くに小さく写っていたとしても、スマホのカメラは性能がいいので、ズームすれば文字が読めてしまいます。

また、注意したいのが「マンホール」です。
例えば「東京下水道」などと書いてあれば、都内と特定可能。デザインで分かる場合もあります。
「路上喫煙禁止」のマークが地面にあれば、千代田区・新宿区・渋谷区などと、さらに場所が限定されていきます。

タピオカ、サングラス・・・「黒色」に注意

さらに写真を撮る際に、「黒色」は要注意です。

例えばカップに入ったタピオカドリンクの写真。
SCSKセキュリティの亀田勇歩氏によると、ドリンクのカップから販売店のロゴやメニューが分かるだけでなく、黒いタピオカをググっと拡大してみると・・・
写りこんだ木や建物の形状など、多くの情報が分かります。
タピオカドリンクの販売店の店舗一覧を、オンラインの地図アプリと組み合わせることで、場所を特定することも出来るといいます。

また、サングラスも拡大すると、周りの景色が分かることがあります。
暗い色のものが写るときは注意してください。

部屋の写真から住所が分かる!?

年末年始、友達とホームパーティーをしたり、家族で集まったりした際、室内の写真をSNSにアップすると、自宅が特定されてしまう危険があります。映り込みに注意した方がいい物を聞きました。

国際大学GLOCOM客員研究員 小木曽健氏:
1個1個はどうでもいいような情報なんですけれど、組み合わせた結果、最後の一つのパズルのピースになる可能性があります。

◆レジ袋・レシート➡近所の店が特定される可能性

◆薬の袋➡薬局の店名や住所、本人の名前が書いてあることも

◆クーラーなど備え付けの家具・家電(間取り、壁紙を含む)
➡不動産サイトの写真と照合すると、マンションが特定される可能性

◆窓の外の景色

◆ゴミの収集日の紙➡地域が特定

◆宅配便の伝票

国際大学GLOCOM客員研究員 小木曽健氏:
せっかく伝票の名前や住所を隠しているのに、「バーコード」を隠さないで載せてしまっている方がいます。実はバーコードを読むと、宅配会社によってそれぞれ情報が出てきますので、個人特定に繋がる可能性があります。

個人情報を割り出す“特定屋”も

インターネットやSNSの情報から、住所・氏名・生年月日・勤務先などの個人情報を特定し、報酬を得る“特定屋”。
「ひるおび」が調べてみると、“特定屋”という言葉がついたXのアカウントが140個以上出てきました。
『依頼主が特定してほしいことを特定します 写真から位置を特定するのが得意です』などの文言や、
着手金 1000円
住所 1000円~
電話番号 500円~
学校・職場 1000円~
など料金の記載があるものも。

小木曽氏によると、バイト感覚で主婦や学生などがやっていることが多く、料金も比較的安価だといいます。
しかし、八代弁護士は、特定した情報が犯罪に利用された場合、罪に問われる可能性もあると話します。

弁護士 八代英輝:
特定行為そのものが犯罪になるという段階は今は考えにくいですが、それが実際ストーカー防止法に反したり、脅迫に使われたり、あるいはプライバシー侵害に使われたりした場合には、特定行為自体が犯罪の幇助や助長に繋がりかねないので、非常に注意が必要です。
特にSNSで発信する側は、日常の行動範囲を知られてしまうのは大変恐ろしいことですから、注意した方がいいと思います。

小木曽健氏:
散歩やジョギングなど、自分の家の近くでやることを載せるときには注意が必要ですね。

SNS投稿の注意点

▼自宅や近所で撮影した写真に注意
▼写り込みに配慮する
▼投稿するタイミングをずらす(リアルタイムでは投稿しない)

恵俊彰:
とにかく情報をあげるときに、一旦冷静に何が映っているのかを自分で確認することが大事ですね。

(ひるおび 2025年12月23日放送より)
==========
<プロフィール>
小木曽 健氏
国際大学GLOCOM客員研究員
書籍・メディアで「ネットで絶対に失敗しない方法」を紹介
情報リテラシーの専門家 全国各地で講演を行う

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