お年玉は「キャッシュレス」帰省はせずに「自宅でゆっくり」 どう過ごす?令和の年末年始事情【Nスタ解説】
いよいよ年末年始。今回の年末年始はカレンダー上で9連休となります。円安・物価高時代の令和の年末年始はどうなっているのでしょうか。
【画像で見る】約8割が「自宅でゆっくり」 年末年始の過ごし方
年末年始「自宅でゆっくり過ごす」が約8割
井上貴博キャスター:
伝統文化を受け継ぎながらも、令和のお正月は時代に合わせて変化しつつあります。
年末年始をどのように過ごすのか聞いたアンケートによると、「宿泊を伴う帰省」と答えた人は11.0%で、なんとなく少ないように感じます。また、77.3%の人は「自宅でゆっくり過ごす」と回答しているということです。
【年末年始どう過ごす?】
●自宅でゆっくり過ごす 77.3%
●家事や掃除を片付ける 41.3%
●近場への外出 32.6%
●宿泊を伴う帰省 11.0%
●国内旅行 4.5%
※くふう生活者総合研究所 2025年11月~12月調査(複数回答・上位回答のみ)
キャッシュレスを活用?最新「お年玉」事情
井上貴博キャスター:
お正月ということで「お年玉」を配る機会もあると思いますが、帰省するという人が減っている中で、お年玉事情はどうなっているのでしょうか。
マネーインサイトラボによると、「今後お年玉にキャッシュレスを活用したい」という人は約45%で、理由としては「電子マネーが主流であるため」「遠方にいる家族にも渡せる」といったことがあげられるといいます。
とはいえ、「電子マネーでは味気ない」という人もいるかもしれません。
年末年始に帰省できないというNスタスタッフのAさんの場合は、▼祖父がAさんに電子マネーで送金し、「じいじ・バアバ」と書かれたポチ袋を空のまま郵送。▼電子マネーを受け取ったAさんが、電子マネーを現金化してポチ袋に入れる。▼そのポチ袋を孫に手渡す形をとったということです。
送りたくなる!「ギフト付き年賀状」
井上貴博キャスター:
送る機会が減った「年賀状」も、QRコードを使った物が注目されていて、お年玉付きなぬ“ギフト付きの年賀状”が登場しているということです。
シールを貼る・貼らないでギフトを贈る人・贈らない人も決められ、価格も4種類から選ぶことができます。
【“ギフト付き年賀状”POST and GIFT】※日本郵便によると
●QRコードが印刷されたシールを年賀状などに貼って自分で送付
●550円/1100円/3300円/5500円
●受け取った人はQRコードを読み、WEBサイトで好きなギフトを選択
値段に応じていくつかの選択肢があり、Amazonのギフトカードや、パンケーキセット、米沢牛のランプステーキなどを選ぶことができるということです。
【選べるギフトの一例】
●550円:ケンタッキー・フライド・チキン、Amazonなどデジタルギフトカード500円分
●1100円:北海道三大産地ラーメンセット、ベルギーワッフルなど
●3300円:ハム詰め合わせ、パンケーキメーカーなど
●5500円:米沢牛ランプステーキ、タオルセットなど
年賀状はどんどん下火になってきていると言われていますが、こうした物が出てくると「また送りたい」となりますね。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
ギフトのカタログは分厚いものが多いので、資源的にも良いかもしれませんね。誰にいくらのギフトにするかは悩ましいですね。
「動画付き」の年賀状 無料アプリもさまざま
井上貴博キャスター:
別のNスタスタッフは「動画付きの年賀状」を活用したということです。
【“動画付き”年賀状】
●QRコード付き年賀状作成アプリ
●動画を撮影しQRコード作成→年賀状に配置しプリント
●QRコードを読み取ると、家族の動画などが再生できる
調べてみると、無料のアプリもさまざまありましたので、自宅に印刷する機械があれば、無料で作成できるということです。
Nスタスタッフの場合は、小学生の娘が動画編集をしてくれたそうです。
年賀状も様々な形でグレードアップして、新たな形で残していく時代になっています。
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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身 政治記者歴30年