2023年WBC制覇の栗山英樹氏、野球殿堂入り「僕の可能性を信じてチャンスを与えてくれた」大谷翔平も祝福「WBCでの思い出は僕の大切な財産」

野球殿堂博物館は15日、「2026年野球殿堂入り通知式」を開催し、1名の殿堂入りを発表した。指導者としての実績も踏まえたエキスパート表彰からは、2023年WBCで日本代表監督を務め、チームを優勝に導いた栗山英樹氏(64)が選ばれた。プレーヤー表彰及び特別表彰については、該当者なしとなった。栗山氏の野球殿堂入り表彰式は後日行われる予定。
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通知式に出席した栗山氏は「まさかテスト生でプロ入りした自分がこういった長きに渡って野球ができるとは本当に思っていませんでした。小学校のときON、王さん、長嶋さんに憧れて初めて後楽園球場に王さんのホームランを見に行きました。中学校のとき、当時甲子園で大活躍していた東海大相模高校、原辰徳選手に憧れて、東海大相模のセレクションを受けに行きました」とこれまでの歩みを噛み締めた。
続けて「日本ハム本社の皆さん含めて、球団の皆さん、ほんの一握りの方が僕の可能性を信じてチャンスを与えてくださった。それが今に繋がっていて、ファイターズの選手、そしてジャパンで戦った選手だけではなくて、相手チームの選手も、全ての野球人の皆さんのおかげで、未だに野球の世界にいることができています」と感謝を口にした栗山氏。
「才能ということではなくて、多くの野球への思いが一人ひとり、かなり大きなものを作り出すことができるということを実感してます。これからその側に回って、一人でも多く、野球に感謝して、野球を広げてもらって、さらに野球の伝道師となる、そういう若い人たちに対して、自分のできることを精一杯これからやっていきたいと思います」と決意を新たにした。
2012年秋には当時、花巻東高の大谷翔平(31)をドラフト1位で指名し獲得。日本ハムへ入団した大谷を投打の“二刀流”として育て、起用してきた。現在、メジャーリーグのドジャースで活躍している大谷からも「栗山監督に指揮していただいたファイターズでの5年間、そして2023年のWBCでの思い出は僕の大切な財産になっています。栗山監督が残してきた数々のご功績とその人柄がこのような形で歴史に名前が刻まれることを嬉しく思います」と、祝福のコメントが寄せられた。
栗山氏は創価高から東京学芸大を経て、1984年にヤクルトに入団。7年間の現役生活で494試合に出場し、336安打、7本塁打、打率.279をマーク。1989年には外野手としてゴールデングラブ賞を受賞している。引退後は解説者や指導者として活躍。日本ハムの監督に就任した1年目の2012年にリーグ優勝。さらに2016年には2度目のリーグ優勝、そして10年ぶり3度目となる日本一を達成した。2021〜2023年は 野球日本代表“侍ジャパン”の監督を務め、2023年WBCで日本を世界一に導いた。2024年からは日本ハムのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)に就任している。
野球殿堂は、日本の野球の発展に大きく貢献した人の功績を永久に讃え、顕彰するために1959年に創設された。殿堂入りした人の表彰レリーフ(ブロンズ製胸像額)を、野球殿堂博物館内の殿堂ホールに掲額し、永久にその名誉を讃える。野球殿堂入りには競技者表彰(プレーヤー表彰とエキスパート表彰)と特別表彰がある。