猫が『電気コード』を噛もうとする理由4つ 起こりうる事故の危険性や予防策も解説

2026-01-23 11:00

猫が電気コードをガリガリ噛んでしまい、ヒヤッとした経験はありませんか?実は、その行動には猫なりの理由が隠されています。本記事では、コードを噛む理由や感電などの恐ろしい事故、大切な愛猫を守るための対策について解説していきます。

猫が「電気コード」を噛もうとする4つの理由

コードを噛む猫

1.歯がむずがゆい

子猫の時期は、乳歯から永久歯に生え変わるタイミングで歯茎がむずがゆくなり、何かを噛んで解消しようとします。

成猫になっても、特定の硬さや弾力があるものを噛むことで安心感を得たり、歯磨きのような感覚で噛み心地を楽しんだりすることがあるようです。

特にゴム製やプラスチック製のコードは、猫にとって絶妙な噛み応えがあるため、一度「噛むと気持ちいい」と覚えてしまうと、習慣化しやすい傾向にあります。

2.狩りの本能

猫は生まれながらのハンターです。細長く、床を這うように伸びている電気コードは、猫の目にはヘビやトカゲ、あるいはネズミの尻尾といった「獲物」のように映ります。

飼い主が家電を動かした際にコードがピクピクと揺れれば、猫の狩猟本能はさらに刺激され、反射的に飛びついて噛みついてしまうのです。

遊びの一環として行っているため、猫自身に悪気はなく、動くものに反応するという野生の性質が強く影響しています。

3.ストレスや退屈

運動不足や飼い主とのコミュニケーション不足によるストレスが、コードを噛む原因になることもあります。

退屈な時間を紛らわせるために身近にあるコードをかじってみたり、コードを噛んだ時に飼い主が「あ!」と大きな声を出す反応を見て、「構ってもらえた」と誤解して繰り返したりするケースです。

エネルギーが有り余っている猫にとって、噛むという刺激的な行為は、不満を解消するための手近な手段になってしまっている可能性があります。

4.異食症

「異食症」とは、食べ物ではないものを執着して口に入れてしまう状態のことです。これには栄養不足や消化管の病気、あるいは重度の精神的な不安が隠れている場合があります。

もし愛猫がコードをただ噛むだけでなく、ちぎって飲み込もうとしたり、布やビニールなど他の無機物も頻繁に食べようとしたりする場合は、単なる癖ではなく健康上の問題かもしれません。

この場合は早めに獣医師に相談し、根本的な原因を探る必要があります。

知っておきたい!コードを噛むことで起きる危険

コードに囲まれる猫

電気コードを噛む行為は、愛猫の命に直結する非常に危険な行動です。最も恐ろしいのは「感電」です。

コードの被覆が破れて中の電線に牙が触れると、口の中に深刻な火傷を負うだけでなく、心臓や肺などの臓器にダメージを与え、ショック死してしまうリスクがあります。

また、断線した箇所から火花が飛び、周囲のホコリや家具に引火して「火災」を引き起こすことも珍しくありません。

さらに、噛みちぎったコードの破片を飲み込んでしまうと、腸閉塞を起こして緊急手術が必要になることもあります。家を留守にしている間にこれらの事故が起きれば、取り返しのつかない事態になりかねません。

「電気コード」の事故を防ぐ対策

配線カバーする女性

飼い主が真っ先に行うべきは、猫がコードに物理的に触れられない環境を作ることです。市販の「保護カバー(スパイラルチューブ)」を巻くだけでも、牙が直接電線に届くのを防ぐ高い効果があります。

また、家具の裏にコードを隠したり、配線ボックスにまとめて収納したりして、猫の視界からコードを消すのも有効です。

ただし、猫は狭いところに入り込んだり、高いところに上ることも得意です。大丈夫と思っていても、触れられてしまうこともあります。猫の行動範囲を考慮して収納しましょう。

どうしても隠せない場所には、猫が嫌がる苦い成分が含まれた「しつけ用スプレー」を塗るのも良いかもしれません。

同時に、噛んでも良い安全な「噛むおもちゃ」を用意し、正しくエネルギーを発散させることで、コードへの執着をそらす工夫をしましょう。

まとめ

おもちゃを噛む猫

猫がコードを噛むのには理由がありますが、それを放置すると感電や火災など命に関わる事故に繋がります。

大切なのは、猫を叱るのではなく、飼い主が「噛めない環境」を整えることです。カバーやボックスを活用し、物理的なガードを徹底しましょう。

愛猫の事故は飼い主さんの責任です。愛猫の安全と住まいを守るため、今すぐ身の回りの配線を見直してみてください。

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