世界初! 課金なし・完全無料で金融を学ぶ、“ほぼ現実”の不動産投資シミュレーション『メタバンチョー』開発者が語る、業界変革への挑戦

世の中には星の数ほどのゲームアプリが存在する。RPG、パズル、アクション……ジャンルは多岐にわたるが、「リアルな不動産投資」をテーマにし、かつ「完全無料・課金なし」を貫くタイトルはこれまで存在しなかった。
株式会社番町投資不動産と株式会社メタバンチョーが共同開発した『メタバンチョー ~10億円欲しい人がやるゲーム~』は、その名の通り不動産投資をシミュレーションするゲームだ。しかし、ただのゲームではない。舞台は実際の東京23区。国土交通省の地価公示や家賃相場データと連動し、“ほぼ現実”の経済環境下で資産形成を体験できる、世界初の不動産投資シミュレーションゲームである。
なぜ、不動産会社がこれほど本格的なゲームを開発したのか。そしてなぜ、収益化の定石である「課金」を排除したのか。開発を手掛けた永山一盛氏(株式会社番町投資不動産 代表取締役)と安田真之助氏(株式会社メタバンチョー 代表取締役)の二人に、開発の裏側とそこに込められた想いを聞いた。
異色のタッグが目指す「金融教育」の未来
──まずはお二人の経歴と、このプロジェクトが始まった経緯について教えてください。
永山一盛氏(以下、永山氏):私は鹿児島県出身で、投資不動産業界に入って今年で20年目になります。新卒で入った会社で役員まで務め、その後独立して「番町投資不動産」を設立しました。現在はグループ会社で建築・設計も手掛けており、投資用不動産の土地仕入れから建築、販売、管理、そして売却までを一気通貫でエスコートする事業を行っています。安田くんと知り合ったのは、彼のお兄さんが私の友人だったことがきっかけです。お兄さんから「弟がアメリカから帰ってくる」と聞いて食事に行ったのが始まりですね。
安田真之助氏(以下、安田氏):僕は現在27歳で、アメリカのUCバークレー(カリフォルニア大学バークレー校)の芸術学部をオールAで卒業しました。20歳の頃からフリーランスのプログラマー兼デザイナーとして活動していて、帰国後に自分の会社を立ち上げました。永山さんとはその食事の席で「不動産のゲームとか作れる?」という話になり、意気投合したんです。
永山氏:私は以前から、不動産業界全体のレベルを一歩前進させたいと考えていました。そのためには、お客様である日本人の金融リテラシー、いわば「舌」を肥えさせる必要がある。お客様の知識レベルが上がれば、我々業者も下手な商品は出せなくなり、結果として業界全体が健全化します。そのためのエデュケーションツールとして、ゲームが最適だと考えたのです。

──なるほど。日本の金融教育についてはどうお考えですか?
永山氏:日本でも高校で金融教育が始まりましたが、現場ではこれまで料理や裁縫を教えていた家庭科の先生が教えているケースが多いのが現状です。大人ですら体系的に学んでいないことを教えるのは、先生方にとっても酷な話だと思います。
安田氏:実際に僕たちも高校へ出張授業に行くのですが、やはり学ぶ機会が少ないと感じますね。だからこそ、楽しみながら学べるツールが必要なのです。
業界の常識を覆す「一気通貫」の思想とゲーム性
──不動産業界の構造的な課題についても触れられていましたね。
永山氏:ええ。例えば生命保険なら、商品開発から販売、アフターフォローまで一社で完結するのが一般的です。しかし不動産投資の場合、「作る人」「売る人」「管理する人」「売却する人」がバラバラなことが多い。それぞれの会社が自社の利益や期日を優先するため、お客様のゴールまで伴走できていないケースが散見されます。
我々はグループで一貫して行うことでお客様の利益を守ろうとしていますが、このゲームもその思想の延長線上にあります。ゲーム内で失敗も成功も経験してもらい、リテラシーを高めてもらうことが、結果としてお客様を守ることにつながると信じています。
──ゲーム開発において、特にこだわった点や難しかった点はどこでしょうか?
安田氏:「リアル」と「楽しさ」のバランスですね。このゲームは“ほぼ現実”を謳っており、国土交通省が発表する「地価公示」データを年に1回更新して反映させています。数字は極めてリアルですが、それだけだとただの計算ソフトになってしまう。
ゲームとしての面白さを出すために、23区ごとにボスを配置したり、スゴロクのように「金の懐中時計」を使って時間を進めるシステムを採用したりしました。また、デザインもポップにして、若い世代にも親しみやすくしています。
永山氏:不動産屋が作っているからといって堅苦しくならないよう、安田くんのセンスでうまく中和してもらいました。彼のようなプロフェッショナルと同じ船に乗れたのは大きかったですね。
「完全無料」だからこそ実現できたこと
──本作の大きな特徴として「完全無料・課金なし」がありますが、その理由は?
永山氏:本気で教育普及を目指すなら、間口は広ければ広いほうがいい。「いつ課金されるか分からない」という不安を取り除き、親御さんが安心してお子さんに勧められるものにしたかったんです。それに、我々の本業はあくまで不動産です。ゲームで収益を上げなくても、これでリテラシーの高い層が増え、巡り巡って業界の信頼向上や我々のブランディングに繋がれば十分という考えです。
──ランキング上位者にはAmazonギフト券のプレゼントもあるそうですね。
安田氏:はい。シーズンごとにトップ3のプレイヤーへ賞金(Amazonギフト券)を出しています。これは法的に非常に繊細な部分なのですが、このゲームが「完全無料」だからこそ、景品表示法に抵触せず実現できているんです。課金要素があるゲームだとこれができません。世界初と言ってもいい仕組みだと思います。
永山氏:勉強嫌いな人でも「ゲームで遊んで賞金がもらえる」となれば興味を持つかもしれない(笑)。そうやって楽しく遊んでいるうちに、自然と知識が身につくのが理想です。
8歳の投資家も誕生? 広がるユーザー層と今後の展望
──現在のユーザー層や反響はいかがですか?
安田氏:ユーザーのメイン層は20代~30代の男性ですが、意外と幅広いんです。驚いたのは、登録情報を見ると8歳(小学校2年生くらい)のユーザーがいたことです。
永山氏:おそらく私のお客様のお子さんですね(笑)。親御さんが「やってみな」と勧めてくれたんだと思います。親子で「お母さん、今の利回り何パーセント?」なんて会話が生まれたら最高ですよね。現状、ダウンロード数は順調に伸びていますが、将来的には数百万ダウンロードを目指しています。
──今後のアップデートや展望について教えてください。
永山氏:今後は不動産だけでなく、株、債券、保険、暗号資産(仮想通貨)、そして税金についても学べるように機能を拡張していく予定です。「資産運用を学びたければ、まずメタバンチョーをやれ」と言われるような、国民的な金融教育アプリに育てたいですね。また、文科省の認定取得も視野に入れ、学校教育の現場でも活用してもらえるよう働きかけを進めています。
安田氏:2~3年後には税理士や各分野の専門家監修のもと、より精緻なシミュレーションができるようにしたいですね。海外展開も視野に入れ、多言語対応も進めていきます。採用も強化して、開発スピードを上げていきたいです。
──最後に、読者へメッセージをお願いします。
永山氏:不動産投資や借金というとネガティブなイメージを持つ方も多いですが、世界の富裕層で不動産をポートフォリオに入れていない人はいません。正しい知識があれば、これほど強力な武器はないのです。このゲームが、皆さんの「舌」を肥やし、豊かな人生を切り拓くきっかけになれば嬉しいですね。

〈ゲーム概要〉
『メタバンチョー ~10億円欲しい人がやるゲーム~』
対応OS:iOS / Android
価格:完全無料(課金要素なし)
特徴:
・世界初の完全無料・課金なし不動産投資ゲーム
・東京23区の実在する地価・家賃データを反映
・ゲーム内ランキング上位者にはAmazonギフト券を贈呈
・25歳からスタートし、資産10億円を目指す人生シミュレーション
ダウンロード:https://metabancho.com/
『メタバンチョー ~10億円欲しい人がやるゲーム~』は、プレイヤーが25歳の主人公となり、手持ちの資金を元手に不動産を購入・運用しながら資産10億円を目指すシミュレーションゲームだ。「公示地価」などのリアルデータに基づいた市場変動の中で、物件の売買タイミング、銀行融資の活用、税金の支払いなど、現実さながらの経営判断が求められる。一方で、個性的なキャラクター「バンチョーくん」によるナビゲーションや、RPGのようなボス戦、スゴロク形式の進行など、ゲームとしてのエンターテインメント性も高く、金融知識がない初心者でも楽しみながらプレイできる設計となっている。
「不動産投資」と聞くと、敷居が高く、どこか怪しい世界というイメージを持つ人も少なくないだろう。しかし、永山氏と安田氏が作り上げた『メタバンチョー』は、そんな先入観をポップなキャラクターとゲーム性で見事に払拭している。
何より驚かされるのは、本業への還元を度外視したかのような「完全無料」へのこだわりと、教育ツールとしての完成度の高さだ。8歳の子供から大人までが、リスクなしで数億円単位のお金を動かす体験ができるこのアプリは、日本の金融リテラシー底上げの起爆剤になる可能性を秘めている。
遊びながら学び、時には賞金まで狙えるこの新しい教育エンターテインメント。将来のお金に不安がある人こそ、まずはスマホの中で「10億円」を目指してみてはいかがだろうか。