グリーンランド領有へ攻勢 現地で渦巻く“反トランプ” “トランプ関税”の脅しも一転…トランプ政権次の一手は?【サンデーモーニング】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-01-25 13:41
グリーンランド領有へ攻勢 現地で渦巻く“反トランプ” “トランプ関税”の脅しも一転…トランプ政権次の一手は?【サンデーモーニング】

グリーンランドの領有に反対するEU各国に、新たな関税で脅しをかけたトランプ大統領。ところが、一転して見送りを表明し、世界は次の一手に身構えています。

【写真で見る】グリーンランドの市場で「ネズミイルカ」の刺身を試食

「Make America Go Away」グリーンランドの怒りと不安

20日、オーロラが夜空を彩ったグリーンランド。デンマークの自治領ですが、人口の9割が先住民のイヌイット系で、伝統文化が残っています。

記者
「市場では、漁師がその日にとった新鮮な魚やアザラシ、クジラなどが売られています」

極北の街は今、怒りと不安に包まれています。

グリーンランドの住民
「私たちのグリーンランドだ!」

トランプ大統領への抗議活動。

決めゼリフの「MAGA」をもじり、Make America Go Away=「アメリカは出ていけ」と書かれた帽子も。

グリーンランドの住民
「アメリカの大統領がこんな振る舞いをするなんて、とても悲しい」
「グリーンランドは、グリーンランド人のものです。アメリカに支配されたくありません」

20日、トランプ氏が投稿した画像には、グリーンランドに立てられた看板に「2026年からアメリカ領」と書かれています。

トランプ氏、防衛力を揶揄も…“強化”に動いた国に脅し

武力行使すら排除しない姿勢で、グリーンランドの領有を要求してきたトランプ氏。

理由として、ロシアなどの脅威を挙げていました。

トランプ大統領(11日)
「もし我々がグリーンランドを奪取しなければ、ロシアか中国が奪取するだろう。グリーンランドの防衛装備は、犬ぞり2台だ。知ってたか?」

トランプ氏に防衛力を揶揄されたグリーンランドでは…

記者
「デンマーク軍の哨戒艦が、沖に出ているのが見えます。連日、巡回しているのがみられます」

フランスやドイツ、イギリスなども急遽、デンマークの求めに応じて部隊を派遣。トランプ氏の意向に沿うよう、防衛力を強化する動きをみせました。

しかし、これを逆に自らに対抗する動きと受け取ったトランプ氏は、軍を派遣した8か国に対し、追加関税を課すと脅しをかけたのです。

イギリス スターマー首相(19日)
「同盟国に対する関税の適用は、完全に誤りだ」

フランス マクロン大統領(20日)
「我々はいじめっ子よりも尊敬を、陰謀論より科学を、残虐行為よりも法の支配を好む」

EU側の“報復”でトリプル安 すると脅しも一転…

反発したEU側が報復関税を検討すると、アメリカ市場は株安・ドル安・債券安のトリプル安に見舞われます。

すると21日、トランプ氏は…

トランプ大統領(21日)
「昨日の株式市場は、アイスランドのせいで初めて下落した。アイスランドはすでに我々に多大な損失をもたらしているのだ」

グリーンランドを「アイスランド」と言い間違えた様子。

そして、領有をめぐっては…

トランプ大統領(21日)
「私が過剰な力と武力を行使しない限り、何も得られないだろう。しかし、そんなことはしたくない。アメリカが求めているのは、グリーンランドという場所だけだ」

武力行使は否定しながらも、改めて「グリーンランドが欲しい」と主張します。

ところが、NATOのルッテ事務総長との会談後に突然、追加関税の発動を見送ると発表。

グリーンランドをめぐって、新たな合意があったというのです。

ーー新たな合意に、アメリカがグリーンランドの領有権を持つことは含まれているか?

トランプ大統領
「これは長期的な合意だ。安全保障や鉱物資源など、あらゆる面で誰もが非常に有利な立場に立つことになる」

具体的には、アメリカ軍のミサイル配備や、天然資源の採掘に関する合意が含まれると
報じられていますが、詳細は交渉中だといいます。

「平和を考える義務を感じない」トランプ氏の次の一手は?

トランプ氏への抗議が続くグリーンランド。住民が歌っていたのは「悪霊退散の歌」。

力を振りかざし、同盟国をも脅かすトランプ氏。

ノーベル平和賞の受賞を逃したことを受け、19日には…

トランプ大統領の書簡より
「私はもはや、純粋に平和のみを考える義務を感じていない」

トランプ氏の次の一手に、世界が身構えています。

  1. トランプ大統領 自身をキリストに似せた画像を投稿 支持基盤の保守派から批判相次ぎ削除
  2. “核のごみ”処分場めぐる南鳥島の「文献調査」 東京・小笠原村の渋谷村長「国が判断を」として事実上の容認 ただし国に対して「5点の要請守って」
  3. 日・パキスタン首脳が電話会談 高市総理「アメリカ・イラン協議の仲介努力に敬意」
  4. TOTOがユニットバスの受注停止 イラン情勢緊迫化を受け「ナフサ」調達不安定に
  5. 京都・南丹市で“子どもとみられる遺体”見つかる 行方不明の男児との関連捜査 きょう司法解剖へ
  6. アメリカ側が「20年間の停止」を提案 イランのウラン濃縮活動 複数のアメリカメディアが伝える 「恒久的な停止」から要求を引き下げか
  7. トランプ大統領「イランが合意すると確信している」 戦闘終結をめぐる協議で一致しなかった核兵器開発問題で
  8. アメリカ・トランプ大統領「34隻の船がホルムズ海峡通過した」SNSに投稿
  9. 京都・南丹市で“子どもとみられる遺体”…山の中で仰向けの状態 行方不明の男児が着用していたフリースなどの服装と類似 小学校からは約2キロ【news23】
  10. ローマ教皇レオ14世「戦争に反対し、声を上げ続けていく」トランプ大統領からの批判受け
  1. 京都・南丹市で“子どもとみられる遺体”…山の中で仰向けの状態 行方不明の男児が着用していたフリースなどの服装と類似 小学校からは約2キロ【news23】
  2. アメリカ・トランプ大統領「34隻の船がホルムズ海峡通過した」SNSに投稿
  3. ローマ教皇レオ14世「戦争に反対し、声を上げ続けていく」トランプ大統領からの批判受け
  4. トランプ大統領「イランが合意すると確信している」 戦闘終結をめぐる協議で一致しなかった核兵器開発問題で
  5. アメリカのホルムズ海峡“封鎖”措置 トランプ大統領は「強気」も…さらなるリスク指摘する声も ワシントンから最新情報
  6. 【速報】トランプ大統領「封鎖エリアに近づけば即座に排除」イラン軍の艦船に警告
  7. TOTOがユニットバスの受注停止 イラン情勢緊迫化を受け「ナフサ」調達不安定に
  8. 大分・死体遺棄事件 女性遺体は“首に傷”で即死状態 逮捕の男が遺体を車で運んだか 大分市内の10代女性行方不明で捜査
  9. 京都・南丹市で“子どもとみられる遺体”見つかる 行方不明の男児との関連捜査 きょう司法解剖へ
  10. アメリカ側が「20年間の停止」を提案 イランのウラン濃縮活動 複数のアメリカメディアが伝える 「恒久的な停止」から要求を引き下げか
  11. “核のごみ”処分場めぐる南鳥島「文献調査」 東京・小笠原村の渋谷村長「国が判断を」と事実上の容認 一方「処分施設建設決まったわけではない」
  12. 被害にあった5歳女児の母「ゆるせない」 送迎中に自宅アパートに連れ込んでわいせつ行為…動画撮影疑いで障害児通所施設の元職員の46歳男を逮捕 警視庁