犬は冬でも『熱中症』になるって本当?主な原因や飼い主が必ず意識すべきことまで

2026-01-26 20:20

熱中症は夏の病気というイメージを持たれがちですが、実は冬でも環境次第で発症する可能性があります。熱中症は、対応が遅れると犬の命にかかわる危険な病気です。そこで今回は、冬に熱中症が起きる理由と、飼い主さんが日常生活で意識すべきことを詳しく解説します。

冬だからといって安心できない犬の熱中症

ブランケットに包まっている犬

実は犬の熱中症は冬にこそ注意が必要です。

犬の平均体温は約37〜39度と人よりも高く、全身が被毛で覆われているため寒さには比較的強いとされています。しかし、体内にこもった熱を外へ逃がすのは得意ではありません。そのため、暖房器具の近くで長時間過ごしたり、寒そうだからと過剰に厚着をさせたりすると、体温が上昇して熱中症を発症するリスクがあります。

熱中症は、気温の低い時期であっても条件がそろえば起こります。冬だからこそ油断は禁物なのです。

犬が冬に熱中症を起こす原因

こたつの中で寝そべっている犬

冬に熱中症が起きる最大の原因は温めすぎです。人間が「少し肌寒い」と感じる温度でも、床に近い場所で過ごす犬にとっては、床暖房やホットカーペット、エアコンの熱気によって、設定温度以上の熱にさらされている可能性があります。

また、こたつに入り込む犬も熱中症のリスクが高まります。こたつの中は高温になりやすいうえに、入っていることに気づかないことも少なくありません。気づいたときには、犬がぐったりしていて、熱中症を起こしていたという事例も聞きます。

また、冬場は夏に比べて水分の摂取量が減る傾向があり、脱水状態のリスクも高くなりますので同時に注意しましょう。

冬の熱中症の症状

口を開けて息をしている犬

冬の熱中症も基本的には、夏と同様の症状が見られます。

  • 口を開けてハァハァと呼吸する(パンティング)
  • よだれが大量に出る
  • 体が熱くなる
  • ぐったりする
  • 食欲が低下する
  • ふらつく
  • 嘔吐・下痢

初期にはパンティングなどが見られ、症状が進むと足元がふらついたり、嘔吐や下痢が起きたり、呼びかけに反応しなくなることもあります。最悪の場合は、多臓器不全により命を落とす可能性もあるため注意が必要です。

冬の熱中症で注意すること

ニット帽をかぶっている犬と女性

飼い主さんにとって快適な環境が、犬にとっても必ずしも快適とは限りません。犬を熱中症から守るためには、次の点を意識して環境を整えることが大切です。

室温に注意する

犬も寒さ対策は必要ですが、部屋を暖めすぎると、熱中症の原因になります。犬は人間のように汗をかかないため、体温調節が苦手なのです。

犬にとって快適な冬の室温は18〜25度とされており、20度前後を目安にすると犬も人間も快適に過ごせるでしょう。

ただし、犬種や年齢、個体差によって適温は異なります。愛犬の様子を見ながら調節してあげてくださいね。

暑すぎるときに移動できるようにする

熱中症予防では、犬が「暑い」と感じたときに、自分で涼しい場所へ移動できる環境を作っておくのが基本です。

サークルで過ごす場合は、暖房の熱が直接あたらない場所に設置しましょう。ホットカーペットを使うときも、フローリングの冷たい場所や暖房のない廊下など、犬が自分の体温に合わせて自由に移動できるようにします。

特に、お留守番の際はドアを少し開けておき、ほかの部屋を自由に行き来できるようにしておくと安心です。

長時間のこたつは危険

こたつは冬の定番アイテムですが、犬にとっては体温が上がりすぎる危険がある場所でもあります。特に小型犬や被毛の厚い犬は、体温調整が苦手なため、長時間こたつに入りっぱなしにならないよう注意が必要です。

使用する際は、こたつ内の温度が高くなりすぎないよう、弱設定にしておき、定期的に布団をめくって空気の入れ替えができるようにしておきましょう。また、飼い主さんが不在のときは、安全のためにも必ず電源を切っておきましょう。

まとめ

暖房で温まる犬と女性

熱中症といえば夏のイメージがありますが、冬にも注意が必要です。

冬の熱中症は、正しい知識と適切な管理で未然に防ぐことができます。「冬だから大丈夫」という先入観を捨て、パンティングなどの小さなサインを見逃さないようにし、快適な室温を心がけてくださいね。

また、暖房や衣類の使い方、こまめな水分補給なども熱中症のリスクを軽減します。

愛犬の体調や行動の変化に注意を払い、元気に春を迎えましょう!

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