スマホやゲーム機がピンチ!生成AI普及で「メモリ」の価格が6倍に…!? 買い時はいつ?【Nスタ解説】
みなさんもよく使うパソコンや携帯、ゲーム機などが、今後、値上がりするかもしれません。
【画像で見る】32GB×2枚で11万9800円!? 高騰する「メモリ」価格
アプリや高画質写真をサクサク!「メモリ」価格高騰
出水麻衣キャスター:
パソコンやスマートフォンなどに搭載されていて、データを一時的に保存する記憶装置「メモリ」。
メモリの容量が大きいと、複数のアプリや高画質の写真データなどを同時にサクサク使えるということです。
実は、今メモリの価格が高騰しています。
パソコン部品を扱う店「ドスパラ」の2日時点のネット販売価格が、32GB×2枚売りで11万9800円と、12万円近くまで値上がりしているということです。背景には何があるのでしょうか。
「もっと早く買えば…」わずか数か月で価格が6倍に
東京・秋葉原にあるパソコン部品などを扱うお店「ドスパラ秋葉原本店」。
ドスパラ秋葉原本店 フロアマネージャー 登坂祐大さん
「メモリ無しだと使えないので、動きませんね」
パソコンをスムーズに動かすために欠かせないメモリ。2025年9月の末ごろから急に価格が上がり始めたといいます。
ドスパラ秋葉原本店 フロアマネージャー 登坂祐大さん
「このあたり(1月28日の価格)は8万円台ぐらいで売ってますけど、9月は1万6000円とか7000円とかそのあたりだった。6倍とかですよね」
以前は5万円台だったものも、取材した1月28日には30万円超えに。ここまで大幅な値動きは珍しいそう。
メモリを購入した人(20代)
「もっと早く買い替えておけば良かったなと思っています」
この価格高騰、パソコン以外にも影響が。
ドスパラ運営会社社長 永井正樹さん
「スマートフォンであるとか、ゲーム機であるとか、メモリが使われているものは大体影響を受けると思います。(Q.買い時は今?)そこは難しいところですね。本当に必要なタイミングで検討を進めるしかないのかなという風に思っています」
高騰の背景に「生成AIの普及」 海外生産で円安の影響も
出水キャスター:
「メモリ」高騰の背景にあるのが「生成AIの普及」だといいます。
メモリはAIが集めた情報を一時的に保存しておく役割なのですが、AIが学習すればするほど、必要なメモリが増えるということです。
例えば、ChatGPTやGeminiなどのAI検索システムで「横浜でオススメのイタリアンは?」などと聞いたときに、メモリの容量が少ないと速度が遅くなってしまい、“オススメのイタリアン”の最適解を出すのに時間がかかって、お店の予約が埋まってしまうかもしれません。
IT市場に詳しいMM総研の中村成希取締役研究部長は「世界のメモリメーカーの生産量のうち、3~4割がAI向けメモリ生産にシフトしている」としていて、スマートフォンやゲーム機向けから切り替わってきているため、メモリ価格が高騰しているということです。
また、メモリは韓国やアメリカなど、9割以上が海外生産で、円安の影響を大きく受けているそうです。
今後も高騰か…買い時は「今」?
出水キャスター:
MM総研の中村さんによると、スマートフォンについては、秋以降に発売される新製品は相当な値上げがあるかもしれないということです。
さらに、メモリの高騰が続けば、今後はゲーム機なども値上げの可能性があるということです。
MM総研の中村さんは「メモリの生産拡大には2~3年ほどかかる。少なくとも今年中は高値が続く見通し」だとしています。
デジタル機器を買うのであれば、今が買い時なのかもしれません。