ミキティが子へ託す「ワーキングホリデー」の夢――2027年春『バンタン外語&ホテル観光学院』開校

2026-02-07 08:00
ミキティが子へ託す「ワーキングホリデー」の夢――2027年春『バンタン外語&ホテル観光学院』開校

現役プロフェッショナルによる実践教育を展開する株式会社バンタンが、ワーキングホリデーを活用した新スクール『バンタン外語&ホテル観光学院』を2027年4月に開校する。同校は、海外で「学びながら働く」ことを軸に、ワーキングホリデー制度を取り入れたカリキュラムを展開。留学費用を補いながら学ぶ設計により、新しい学びの形を示す。

これに先立ち、2026年2月3日に都内で発表会が開催され、同校の取り組みが紹介された。当日はゲストにタレントの藤本美貴さんが登壇。子どもを持つ母親の立場から、進路や海外体験への率直な思いを語った。

海外留学をためらう理由とは

タレント 藤本美貴さん

「私、ワーキングホリデーには漠然とした憧れを持っていて。でも、30歳前にしかできないって知ってすごいショックだったんですよ(笑)」

この日登壇した“ミキティ”ことタレントの藤本美貴さん。3児の母としての顔を持つ藤本さんの憧れは、いま子どもたちへと託されている。

「子どもたちには『日本にも仕事はあるけど、海外に目を向ければ選択肢も広がるよ』といつも語りかけていて、今は英語の習い事をさせているんですよ」

若いうちから他言語や異国文化に触れることは、将来の自身を支える糧となる。その選択肢のひとつが“海外留学”だ。しかしそこにはさまざまな壁が立ちはだかる。藤本さんも現実的な不安をこう語る。

「日本の大学でさえ『やっぱりお金がかかるな』と思うじゃないですか。そこへ海外留学となると、想像がつかなさすぎて……」

文科省の留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」によると、留学をしない理由の約8割が「経済的な余裕のなさ」を挙げている。

こうした背景から、働きながら滞在費を補える「ワーキングホリデー制度」が近年注目を集めている。渡航者数は年々増加し、中でも人気国のオーストラリアは2024年に17,095名と過去最高を記録(出典:The Australian Financial Review、Australian Government)した。

ワーキングホリデーは、語学や文化を学ぶだけでなく、働くことで社会性や自立心も育まれ、視野や考え方も広がるというメリットがある。

だが、藤本さんはこんな懸念も示す。

「いざ海外に行ったとしても、お仕事はどうやって探せばいいんだろうって心配もありますね」

また、大学生の場合は休学や卒業後の渡航になるため、帰国後の就職活動に遅れをとる不安もある。若いうちに海外で学びたくても、現実とのギャップから多くの人が夢をあきらめているのではないだろうか。

ワーキングホリデー制度をカリキュラムに導入

株式会社バンタン 取締役 吉岡忠樹氏

現在の日本を取り巻く環境について、バンタン取締役の吉岡氏は、次のように切り出す。

「日本の人口は、2008年をピークに年々減少。国内市場が縮小する中、国内だけで仕事をするのはだんだん難しくなっていくと感じます。その一方で、インバウンド需要の増加による語学対応人材の不足が表面化。特に宿泊施設や観光地を中心に採用難が深刻です。いま、語学と実践力を兼ね添えた人材育成が急がれます」

そうした重要性が語られる中で、実際に海外経験へ踏み出すことには、不安や迷いがつきまとうのが現実だ。

このギャップをどう埋めるのか——。この背景で設立されたのが、語学・ホテル・観光分野に特化した『バンタン外語&ホテル観光学院』だ。同校では、ワーキングホリデー制度をカリキュラム化(3年制専門部・大学部)。これにより、実践的な語学力と実務経験を育成していく。

ワーキングホリデープログラムでは、外部パートナー企業と連携。生徒ひとりひとりのニーズに合わせたフォロー体制で、不安のない海外生活を提供する。

留学・ワーキングホリデー支援を手がける株式会社リアブロードは、渡航前後の就労面をバックアップ。現地での就労先について、オーストラリアやカナダ、ニュージーランドを中心に、星付きホテルやレストランなどとのマッチングを実施する。

さらにIHGホテルズ&リゾーツ、ハイアット、マリオット・インターナショナルといった世界的ホテルグループも協力し、インターンシップや人材育成の機会を提供するなど、実務と学びをつなぐ体制が整えられている。

「ワーキングホリデーという名前から“休暇”のイメージを持たれがちですが、私たちはこれを“ワーキングスタディ”と定義。学びとキャリアにつながる経験とともに、みなさんの将来までを全力でサポートします」

吉岡氏は、自信に満ちた表情を浮かべながらこう締めくくった。

“自信”を育てる実践形式の学び

ワーキングホリデーを躊躇する理由に「そもそも英語が話せないのに、海外で働くなんて無理」という声も多いのではないだろうか。

同校では、カフェやホテルなど、より実践に近いシチュエーションを想定した授業を行う。生きた英語を体感しながら、本番への自信につなげていく。その模様が、発表会後に模擬授業として公開された。「カフェの従業員と客」を想定し、生徒と講師が交代でシミュレーションを行う。6名の生徒たちは緊張の面持ちでこのやりとりに臨んだ。

オーダー対応だけでなく、道案内や雑談、時にはクレーム対応まで――。生徒たちはランダムに投げかけられる実践的なやりとりに応じ、時にはジョークで笑い合う場面も見受けられた。授業を終え、「笑顔の大切さがわかった」「実践的で役立ちそうな会話だった」などと感想を述べる生徒たち。そのひとりひとりから、自信と余裕に満ちた表情がうかがえた。

海外への夢に一歩近づく選択肢

「現地の治安への不安もそうですし、子どもを海外に送り出すのは、簡単ではなさそうだと思っていました」

藤本美貴さんがこう語るように、海外での学びは、本人にとっても親にとっても不安がつきまとう選択といえる。

そんなひとつひとつの不安に向き合い、現実的な解決策として示されていたのが『バンタン外語&ホテル観光学院』のカリキュラムだ。語学力、就労、生活面、そして将来のキャリアまで——。海外への一歩を、無理なく踏み出すための道筋が、具体的に用意されている。

「海外経験をふくめて、若いうちにいろんな可能性にチャレンジしてほしいですね。いま海外体験を迷っている方には、ぜひ検討してもらいたいです」

藤本さんのこの言葉は、挑戦をためらう若者だけでなく、その背中を押す立場にある親世代にも、そっと寄り添うメッセージとして響く。

これからの社会に求められるのは、広い視野で物事を考える柔軟性と、ほんの少しの勇気だ。その一歩を現実的に支える選択肢として、同校の取り組みがどのような役割を担っていくのか、今後に注目したい。

『バンタン外語&ホテル観光学院』公式サイト:https://www.vantan.com/jp/vfa/

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