IFPAとWHO財団、世界的な乾癬ケアの強化に向けた戦略的提携を開始

2026-02-10 18:00

ジュネーブ , 2026年2月11日 /PRNewswire/ --国際乾癬協会連盟(IFPA)とWHO財団は、乾癬に対する世界的な理解、診断、ケアの強化に向けたWHOの取り組みを支援するため、複数年にわたる協力協定を締結しました。この提携は、世界中で1億人を超える乾癬患者さんの治療成績の改善を目的としています。

Anil Soni, Chief Executive Officer of the WHO Foundation and Frida Dunger, Executive Director of IFPA (International Federation of Psoriasis Associations). Credit: Elena Krivovyaz, IFPA
Anil Soni, Chief Executive Officer of the WHO Foundation and Frida Dunger, Executive Director of IFPA (International Federation of Psoriasis Associations). Credit: Elena Krivovyaz, IFPA

乾癬は皮膚に症状が現れる慢性の非感染性疾患ですが、実際には全身に影響を及ぼします。また、うつ病、糖尿病、肥満、心血管疾患、その他の深刻な健康状態と密接に関連しています。多くの人々にとって、乾癬は身体的、精神的、そして経済的に大きな負担となる場合があります。

世界的に深刻な影響を及ぼしているにもかかわらず、乾癬は依然として最も誤解され、見過ごされている疾患の一つです。Global Psoriasis Atlasによれば、現在、乾癬に関する疫学的データを持っている国は世界全体の約20%に過ぎません。信頼できるデータの欠如が、診断の遅れ、ケアへのアクセスの不平等、さらには生活のあらゆる側面に影響を及ぼす慢性疾患としての理解不足を招いています。

IFPAとWHO財団の間で締結されたこの協定は、IFPAとグローバルヘルス・パートナーとの連携における重要な節目であり、乾癬の理解と管理を強化するためのWHO主導の取り組みを支援するものです。この数年にわたる共同事業は、エビデンスの強化、知識や政策ツールの更新、そして診断とケアへのアクセスの改善に重点を置いています。

「WHO財団とのこの協定締結は、IFPAおよび世界の乾癬コミュニティ全体にとって非常に重要な瞬間です。私たちはWHOと協力し、そのグローバルなリーダーシップを活用して大きな変化を生み出し、乾癬患者さんが自ら望む人生を選択し、歩めるようになることを嬉しく思います。現在、特に低・中所得国では、多くの人々が適切な診断やケアを受けられないまま暮らしています。乾癬患者さんの80%以上が偏見や差別に直面しており、半数近くが不安を抱え、3人に1人が健康状態を理由にキャリアや就学の機会を避けていると報告されています。私たちは、この現状を変えるために共に取り組むことを約束します。」と、IFPAの事務局長であるFrida Dungerは述べています。

WHO財団の最高経営責任者であるAnil Soniは次のように述べています。「乾癬は、皮膚の健康がいかに広範な非感染性疾患やメンタルヘルス、およびケアへのアクセスに関連しているかを示す好例です。エビデンス、政策指針、ケアへのアクセスを強化するWHO主導の取り組みに対し、支援を結集できるようIFPAと協力していくことを楽しみにしています。より強固なデータが得られることで、各国はより適切な意思決定を行い、乾癬を保健システムに統合し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の実現に向けた前進を加速させることができるでしょう。」

この提携の主要分野の一つは、2014年に採択された乾癬に関する決議と、2016年に発表された乾癬に関するグローバルレポート(Global Report on Psoriasis)に基づいています。これらは、乾癬を初めてグローバルヘルスのアジェンダに位置づけた画期的な文書です。

これらの重要文書の採択・発表から10年以上が経過しており、内容の更新は必要かつ急務となっています。本協定に基づき、IFPAとWHOは協力してGlobal Report on Psoriasisを改訂し、最新の有病率データ、近年の科学的進歩、治療法の開発状況などを盛り込む予定です。2016年以降、研究によって乾癬の全身疾患としての性質や他の深刻な疾患との関連性がさらに解明される一方で、新たな標的療法の登場により、多くの患者さんの治療成績が大幅に向上しています。

この提携におけるその他の優先事項は以下の通りです:

  • エビデンスに基づいた指針や政策提言を加盟国と共有すること
  • 特に医療資源の乏しい地域において、より早期かつ正確な発見を可能にするAIを活用した診断ツールを開発すること
  • 医療従事者がこの疾患をより効果的に認識・管理できるよう、トレーニングを提供すること

さらに、この取り組みによって、慢性疾患やメンタルヘルスに関するより広い議論の中に乾癬を位置づけ、患者さんが二度と取り残されることのないようにすることが期待されています。

IFPAについて

IFPA(国際乾癬協会連盟)は、1971年に設立され、スウェーデンのストックホルムを拠点とし、乾癬性疾患の影響を受けるすべての人々の権利を代弁する世界的組織です。IFPAの会員には各国の患者会が含まれ、世界中で6,000万人以上の人々を代表しています。世界的な連合、世界乾癬デー(World Psoriasis Day)のキャンペーン、IFPAフォーラム、世界乾癬・乾癬性関節炎会議(World Psoriasis & Psoriatic Arthritis Conference)を通じて、IFPAは、より強固で包括的な保健システムを構築するための重要な視点として、乾癬性疾患を再定義しています。

https://www.ifpa-pso.com/

WHO財団について

WHO財団はスイスのジュネーブに本部を置く独立組織で、世界保健機関(WHO)の使命を支援するために2020年に設立されました。同財団は、慈善資金を動員し、パートナーシップを構築することで、健康の公平性を推進し、緊急の健康課題に対応し、命を救うシステムを強化しています。パートナーや実務家を繋ぐことで、財団は信頼できる解決策の普及、救命活動への資金提供、そして「すべての人に健康を(Health for All)」に向けた永続的な変化の促進を支援しています。

詳細はこちら:https://www.who.foundation/

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The official logo of the WHO Foundation
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