老人ホーム 介護施設 検索サイト「LIFULL 介護」ペットと入れる老人ホームに関する意識調査 認知率は4割未満 費用 条件 入居者逝去後の方針など確認を LIFULL senior

2026-02-20 19:41

もはや誰も止めることができない超高齢社会の波。

人が超高齢化すれば、同じくペットも高齢化・長寿化しているのも事実。

ペットと飼い主が末長く暮らせるようになった反面、近年は「飼い主である高齢者の病変、逝去によるペットの飼育放棄」が課題に。

―――飼い主が高齢になり、身体が衰えてもペットと暮らし続ける方法のひとつとして、「ペットと入れる老人ホーム」が注目を集めている。

2026年1月時点で「LIFULL 介護」に掲載されている老人ホーム全体のうち、ペットと入れる老人ホームの割合は約9%とまだ少ないけど、ペットの長寿化や高齢者のライフスタイルの多様化を背景に、今後増えていくと見込んでいる。

LIFULL 介護「ペットと入れる老人ホームに関する意識調査」

業界最大級の老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」(https://kaigo.homes.co.jp/)は、2月22日「猫の日」にあわせ、ペットを現在飼育している50歳以上の男女550人を対象に、「ペットと入れる老人ホームに関する意識調査」を実施。

その調査結果とそこからみえてくる最新トレンドを、ここからチェックしていこう↓↓↓

可能な限りペットと長く暮らしたい人はおよそ8割
いっぽう約2割は年齢を理由にペットを手放すことを検討

ペットといつまで暮らしたいかを尋ねたところ「自分が死ぬまで可能な限りペットと過ごしたい」は23.6%、「自分で世話ができる間はペットと過ごしたい」は51.8%と、合わせて75.4%が可能な限りペットと長く暮らしたいと考えていた。

いっぽうで、「将来を考えある程度の年齢でペットの飼育を終えたい」も17.8%と約2割を占めた。

高齢期の心身の不調は突然訪れるもののため、ある日突然介護が必要になり、自分でペットの世話ができなくなることもある。

そうした急変に備えて、ほんとうはペットといっしょに長く暮らしたいと思いながらも、諦めている人も一定数いると推測できる。

多くがペットと長く暮らすことを望みながらも ペットと入れる老人ホームがあることを6割以上が「知らない」

ペットと入れる老人ホームがあることについて、「知っている」が35.5%、「知らない」が64.5%と、ペットを飼っている人でもその認知率は4割未満だった。

可能な限りペットと長く暮らしたいと考える人が約8割であるいっぽうで、それを実現する「ペットといっしょに入れる老人ホーム」という選択肢についてはまだあまり知られていなかったり、考えられていなかったりする可能性がある。

老人ホーム選びで「ペットと入れる」を重視 6割にのぼる

自身が入居する老人ホームを選ぶにあたって、「ペットと入れる」ことをどの程度重視したいかを尋ねたところ、「最も重視したい」が17.3%、「できれば重視したい」が47.6%と、合わせて6割以上の人が重視したいと考えていた。

ペットといっしょに生活ができることは、小さな命を守らなければいけないという思いから日々に意欲が生まれ、生活リズムが安定し、運動不足も解消できることから、入居者本人の生活の質の向上が期待できる。

また、老人ホーム側にとっても入居者の生活意欲や日常の活動性が保たれれば、自立した生活が比較的長く維持されることから、介護負担の急激な増加を防ぐことにもつながる。

結果として、スタッフのケアが安定し、施設全体の落ち着いた生活環境を保ちやすくなる点でメリットがある。

ペットと入れる老人ホームを選ぶとき気になる点
1位「ペットに他の入居者からの理解があるか」
「自身の死後のペットの行き先」も関心高

ペットと入れることを老人ホーム選びで「最も重視したい」「できれば重視したい」という人に、入居する上での不安や気になる点について聞いたところ、最も多かったのは「他の入居者もペットとの暮らしに理解があるか」(65.0%)。

老人ホームは、食事やレクリエーション等で入居者同士が顔を合わせる機会が多い共同生活の場。

ペットと暮らすライフスタイルに他の入居者からどれだけの理解が得られるかは、入居を継続できるかどうかに関わってくる。

施設によっては、ペット可のフロアとそうでないフロアとがエリア分けされているなど、共同生活を営む他の入居者への配慮がルール化されてるところもあるため、見学時にペットとの生活ルールを確認することで他の入居者とのトラブルを避けられる可能性もある。

また、「自身の死後にペットの行き先を確保できるか」を気にしている人は60.5%。

多くの施設では入居者本人の逝去後、ペットは保証人などに引き取られるケースが多いなか、施設で飼育し続けてくれるケースもあるため、事前に家族など、保証人となる人と話し合えるといい。

「アニマルセラピーがある老人ホーム」もペット飼育者の6割は「探すさいに重視したい」と回答

自分が入居する老人ホームを選ぶにあたって「アニマルセラピーがある」ことを「最も重視したい」が13.5%、「できれば重視したい」が51.3%と、あわせて6割以上が老人ホーム探しの条件として重視したいと考えていることがわかった。

入居者によるペット飼育とは別に、犬や猫、小動物と触れ合える「アニマルセラピー」を実施している老人ホームも近年みられるようになった。

アニマルセラピーでは、動物による癒しが得られるほか、入居者同士のコミュニケーションの促進や、散歩やお世話によって身体を動かすきっかけができ、人気のレクリエーションに。

世話の手間や本人が逝去した後のペットの処遇などを気にすることなく、暮らしのなかで動物に癒されるため、動物が好きな人にとってはおすすめの条件といえる。

「ペット可かどうかだけではなく費用や条件、入居者の逝去後の方針についても確認を」
LIFULL 介護 小菅 編集長

「今回の調査では、ペットと長く暮らしたいと考える人が約8割にのぼるいっぽうで、「ペットと入れる老人ホーム」があることを知っている人は4割未満にとどまり、強い需要があるにもかかわらず、情報が十分に届いていない実態が明らかになりました。

ペットと入れる老人ホームがあることの認知率が高まることで、年齢を理由にペットと暮らすことを自ら諦める、またはやむを得ずペットを手放してしまうことの抑止にもなりうると考えられます。

また、ペットと入れる老人ホームはまだ多いとはいえず、その希少性に注目されがちです。

しかし検討の際は、入居後の暮らしを具体的に確認し、行き違いを防ぐ視点が欠かせません。

まず費用面です。ペットを飼っていない入居者と比べ、入居一時金や敷金が上乗せされるのが一般的です。

また清掃強化や臭気対策などにより、ペット用管理費が設定され、月額で数千円から数万円程度上乗せされるケースがあります。

次に飼育できるペットの条件です。対象は犬や猫が基本で、熱帯魚や小鳥、爬虫類などは認められない場合があります。

犬や猫についても中型までとされ、体重制限や頭数制限が設けられているのが一般的です。

さらに確認したいのが日常生活の様子です。

散歩はどこで行うのか、共用部では抱きかかえやケージが必要なのか。食事や来客時にペットはどのように過ごすのかといったことについても確認できると良いでしょう。

こうした確認の積み重ねが、入居後の満足度にも影響します。

そしてとくに重要なのが、飼い主の身体機能が低下したときや、逝去した後にペットをどうするのかという点です。

多くの場合は身元引受人が引き取ることになりますが、なかには施設で飼育を継続するケースもあります。

ペットは家族の一員であるいっぽう、老人ホームは共同生活の場でもあります。

ペットと入れるという条件だけで判断せず、他の入居者との関係性や、介護サービス・生活援助も含めた支援体制まで具体的に確認することが、後悔しにくい選び方につながります。

――― LIFULL 介護 小菅 編集長

「老後の不安をゼロにする」LIFULL senior

LIFULL senior は、「老後の不安をゼロにする」をビジョンに掲げ、ヒトとテクノロジーの力で、超高齢社会の課題を解決するさまざまな事業を展開中。

おもな事業として、老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」、遺品整理業者検索サービス「みんなの遺品整理」、介護施設向け買い物代行業務支援サービス「買い物コネクト」があり、今後も高齢者や関わる人々が抱える不安や課題に向き合って事業を拡大していくという。

老人ホーム検索サイト『LIFULL 介護』
https://kaigo.homes.co.jp/

遺品整理業者検索サイト『みんなの遺品整理』
https://m-ihinseiri.jp/

介護施設向け買い物代行支援サービス『買い物コネクト』
https://lp.kaimonoc.jp/

自治体向け買い物弱者支援ツール『買い物コネクト』
https://lp-g.kaimonoc.jp/

介護当事者一歩手前の世代に向け、介護や老後に関する最新情報や体験談を発信するウェブメディア『tayorini』(たよりに)
https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/

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