久保凛、卒業式当日も朝4時50分から「10キロ走りました(笑)」2回の日本記録など「大切な高校3年間」

陸上女子800mの日本記録保持者、久保凛(18、東大阪大敬愛高)が21日、高校を卒業した。
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春からは実業団の強豪・積水化学に入社し、男子800mの元日本記録保持者である横田真人氏が代表を務めるトラッククラブ「TWOLAPS TRACK CLUB」で高みを目指す久保。式典では女子800mで日本女子初の1分台と2回の日本記録(1分59秒52)、去年9月の東京世界陸上出場、インターハイ三連覇などの功績が認められ「学園長賞」を受賞した。
濃密な3年間を振り返り、久保は「この高校3年間でたくさんの方に支えていただいて、記録も向上することができて自分にとって大切な高校3年間だった。支えてていただいた方々に感謝の気持ちを持って、(今後も)取り組んでいきたいなと思っています」と話した。
卒業式には父・建二郎さん、母・恵美さんが駆け付け「今日も朝から走っていました」と明かした。「4時50分に起きて、怪我明けだったので、ちょっと体も絞っていかないといけないなというところで10キロ走りました」と久保。高校3年間でしみついたこのストイックさが、日本記録を更新するまで成長した彼女の強さだ。怪我も回復に向かい、徐々に練習の強度も上げていくという。
久保の担任を務めた三好高志先生は日本記録保持者となっても「決して自慢をしない」と久保の人柄を褒める。卒業後も「自分の道を突き進んでいってほしい」とエールを送った。
日本記録保持者に育てあげた陸上部の野口雅嗣先生は「これから大変な道はたくさんあると思う。常に優しい気持ちで、ありがとうという感謝の気持ちを忘れず、誰からも応援されるアスリートになってほしい」とこれからはいちファンとして教え子を見守る。
「高校から成長することができて、たくさんの方に応援していただけるようにもなりました。だからこそもっと応援していただける選手になりたいと思いますし、引退してからもいい人だねというか、いい選手だったよねと言ってもらえるように人としても成長していきたいなと思っています」
高校3年間の成長を糧に、800mよりももっと先にある未来に向かい久保凛は走り続ける。