猫が『ごめん寝』の体勢で眠っているときの理由3つ 苦しそうだけど寝れているの?
土下座をするように顔を床につけたまま寝る「ごめん寝」は、何度見てもかわいいもの。物音を立てないように、そっと写真を撮ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。しかし、かわいいのと同時に「息、できてる?」とすこし心配になってしまうこともあります。どうしてこんな寝方をしているのでしょう?
猫が「ごめん寝」の体勢で眠る理由3つ

ここでは、猫が「ごめん寝」の体勢で眠る理由について解説します。
ごめん寝をする理由はいくつか考えられますが、大きく分けると主に3つあります。以下で、それぞれの理由について見ていきましょう。
1.光がまぶしいから
窓際で日向ぼっこをするのが大好きな猫は多いものですが、直射日光が当たる場所では、寝るにはさすがにまぶしいでしょう。照明の真下や窓際など、明るい場所でごめん寝をしていたら、単にまぶしいからという理由が考えられます。
前足で目の部分を隠すこともありますが、香箱座りでリラックスしていてそのまま寝てしまうこともあるでしょう。まぶしいときに顔を隠すのは、人間がアイマスクをするのと同じ効果があり、質の良い睡眠をとることができるのは、猫も同じなのです。
もし、明るすぎる場所でごめん寝をしていたら、光をさえぎってまぶしくないよう対策してあげましょう。
2.安心できるから
ごめん寝をしているときの猫は、顔を下に向けているので、外の変化にすぐ反応しにくい状態になります。それでも眠れているということは、猫自身が周囲に危険がなく、安心だと判断している環境だからです。
一方、ごめん寝には、子猫時代の経験が影響しているという説もあります。子猫は、母猫のおなかに顔をうずめて眠ることが多く、その間は外敵から守られる安心感に包まれています。そのため、「顔をうずめて眠るのは安全な状態」という感覚が残り、成長後も安心できる環境では似た姿勢を取ることがある、という解釈です。
3.寒さをやわらげたいから
猫の体は被毛に覆われているため、気温の変化は鼻や肉球など被毛のない部分で感じやすいといわれています。特に猫は基本的に鼻呼吸しかしないので、冷たい空気を受けやすく、寒さを感じやすい場所です。
そのため、気温が低いときや床がひんやりしている環境では、香箱座りをしたまま鼻を隠す姿勢を取ることがあります。その姿勢のまま眠ってしまうことで、「ごめん寝」の形になるのです。香箱座りの猫は、内側に曲げた前足の間に鼻を入れて、鼻先の露出を減らそうとしているのです。
もし、愛猫が眠っている場所が寒そうなときは、暖房をつけたり、起こして暖かい場所へ誘導したりするなど、体が冷えすぎないようにしてあげてください。
ごめん寝の体勢の猫は眠れているの?

人間としては、土下座のような姿勢でよく眠れているのかと疑問に思いますが、多くの場合で、問題なくよく眠れています。
ごめん寝は見た目こそ苦しそうに見えますが、柔軟な猫にとっては必ずしも無理な姿勢ではありません。猫は首や背中の可動域が広いので、下を向いた状態でも筋肉や関節に負担が集中しにくくなっているのです。
もし、猫に少しでも苦しさがあるなら、すぐに体勢を変えます。ごめん寝のまま眠り続けている場合は、その姿勢でも猫にとって問題なく休めている状態だと考えられます。
ただし、長時間まったく動かない、呼吸が荒い、体勢を変えられず固まっているように見える場合は、体調不良の可能性も考えられます。異変を感じたら一旦起こして様子を見て、異常があればすぐに動物病院を受診してください。
まとめ

ごめん寝は、まぶしさや寒さ、安心感など、さまざまな要因によって見られる寝姿です。見た目こそ苦しそうに感じられますが、無理をしているケースは多くありません。むしろ、猫が安心して暮らせる落ち着いた環境だからこそしていると捉えてもよいでしょう。
ただし、写真映えするからといってカメラを近づけすぎたり、フラッシュを使ったりすると、猫の睡眠を妨げてしまうことがあります。猫が寝ているときは、できるだけ静かにしておいてあげましょう。
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