【約150年で初】ひな祭りの夜に「皆既月食」 あいにくの天気予報も・・・あなたの町ではいつ何時から観察可能? 次回は2029年の元旦

2026年3月3日、ひな祭りの夜に日本全国で観測される「皆既月食」。月が地球の影にすっぽり隠れ、幻想的な「赤銅色(しゃくどういろ)」に染まる姿が期待されています。
【写真で見る】前回の「皆既月食」 約82分間の「赤銅色の月」
TBSテレビでは、天体観測用の専門機材「赤道儀」を使って月を追いかけ、ライブ配信でお届けする予定でしたが、あいにくの広範囲な悪天候により、今回は断念することとなりました。
次回、日本で月食が観測できるのは2029年1月1日(月)0時7分。新年の幕開けと同時に月が欠け始める、極めて稀なタイミングでの観測となります。
広い範囲であいにくの天気も…「皆既月食」が見られるチャンスあり 何時から見られる?
残念ながら、全国的に雨の予想。早い時間に雨があがる九州や四国などでは、ひな祭りの夜、「皆既月食」が見られるチャンスがありそうです。(2日午後6時現在)。
国立天文台によると、日本が今の暦を1873年に使い始めてから約150年、3月3日のひな祭りに「皆既月食」が重なるのは初めてとのことだといいます。
月が見られる場所では、東の空で午後6時50分ごろから欠け始め、午後8時4分に皆既食となります。皆既食は約1時間続き、月は「赤銅色(しゃくどういろ)」と呼ばれる、幻想的な赤黒い色に染まります。
皆既月食が起こる仕組みとは?ポイントは「満月」の夜
(1)「月食の正体」
地球が太陽の光を遮ってできる「影」に、月が入り込む現象
(2)チャンスは「満月」
太陽・地球・月が一直線に並ぶ、「満月」の夜のみに起こる
(3)皆既月食が見られる日が少ない理由
普段は地球によって出来る影と月の通り道が重なっておらず、北や南にズレて通りすぎるため、満月として観測出来ます。一直線に並ぶという条件が揃う日が限られているためです。
「赤銅色(しゃくどういろ)」の月の理由は?
太陽の光が地球の大気を通過する際に、青い光は散乱しやすく、散乱しにくい赤い光だけが屈折して月に届きます。そのため、皆既月食中の月は「赤銅色(しゃくどういろ)」に見えます。
「皆既月食」の観察ポイントは?
▼準備・道具
特別な機材は不要です。肉眼で十分楽しめます。月の模様をじっくり見たいなら双眼鏡がおすすめ!スマホを控え暗闇に目を慣らすと、より美しく見えます。
▼見どころ
月が「赤銅色(しゃくどういろ)」に変わる瞬間は必見です。月が暗くなることで、普段は見えない周りの星々も観察できます。
▼安全とマナー
「暗い場所での一人歩き」や「私有地への立ち入り」は厳禁です。
だんだん暖かくなってきましたが、3月初旬の夜は冷え込みます。長時間立ち止まっての観察になるため、厚手のコートやカイロ、温かい飲み物を用意して寒さ対策も忘れずに!